【2017/2018・長崎県】インフルエンザ流行期入り
平成29年第44週(10月30日~11月5)の定点あたりのインフルエンザの患者報告数(平均患者数)が「1.89」となりました。
この数字は「1」を超えたときに、インフルエンザが流行期に入ったと考えられています。
過去5年間の中で、最も早く流行期に入りました。
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(説明)「定点」とは:感染症の動向を把握するために、無作為に選ばれた医療機関が患者数を行政に報告しています。この指定された医療機関を定点といいます。インフルエンザの場合、長崎県内の70の医療機関が、患者数を報告しています。
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期間 | 長崎県 | 全国 |
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2017/2018シーズン | 第44週 (10.30~11. 5) | |
2016/2017シーズン | 第48週 (11.28~12. 4) | 第46週 (11.14~11.20) |
2015/2016シーズン | 第 1週 ( 1. 4~ 1.10) | 第 1週 ( 1. 4~ 1.10) |
2014/2015シーズン | 第45週 (11. 3~11. 9) | 第48週 (11.24~11.30) |
2013/2014シーズン | 第51週 (12.16~12.22) | 第51週 (12.16~12.22) |
2012/2013シーズン | 第50週 (12.10~12.16) | 第50週 (12.10~12.16) |
〔表〕過去5年間のインフルエンザの流行期入り
インフルエンザの対策は、かからない、うつさない、早期受診
①かからないために
1)外出後は手洗いをしましょう
インフルエンザの感染経路は、飛沫(ひまつ)感染、接触感染があります。手に付着したウイルスを除去するために、手洗いは有効です。また、一般的な感染予防のためにも、外出後は手洗い・うがいをおすすめします。
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〔飛沫感染〕
感染した人が咳をする→ウイルスを含む「飛沫(咳・くしゃみ)」が飛散→健康な人が口や鼻から吸い込む→(感染)
〔接触感染〕
感染した人が口を覆って咳やくしゃみをする(手にウイルスが付着)→手を洗わないままドアノブやスイッチに触る→健康な人が触る→その手を洗わずに、自分の鼻や口や目に触る→(感染)
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2)流行前のワクチン接種
重症化予防のためにインフルエンザワクチン接種は有効だといわれています。持病がある方は、かかりつけ医に相談したうえでできるだけ接種することをおすすめします。
ワクチンの効果があらわれるまでに2週間かかるといわれていますので、早めの接種がのぞましいです。
3)体力が低下しないように、十分な栄養と休養をとりましょう
体の抵抗力を高めるように、普段から十分な栄養補給と休養を心がけましょう。
4)室内を乾燥させないようにし、適度に換気をしましょう
乾燥しているとのど粘膜の防御機構が低下し、ウイルスが付着しやすくなります。冬場の風邪予防のためにも、加湿器を使用するなど、適度な湿度を保つことが大切です。
②うつさない
1)インフルエンザを広げないために、「咳エチケット」をこころがけましょう
・咳やくしゃみがでるときは、できるだけマスクを着用しましょう。
※特に、感染者自身がマスクを着用することは、感染の拡散を防ぐ効果が高いといわれています。
・咳やくしゃみをするときは、他の人の方を向かずに、顔を背けましょう。
・咳やくしゃみをするときは、口や鼻をハンカチやティッシュでおさえましょう。
なければ、手で押さえ、その後、すぐに手を洗いましょう。
もしくは、肘の内側や衣服の袖で押さえましょう。
③早期受診
インフルエンザにかかったなと思ったら早めに医療機関を受診しましょう。
無理をして学校や職場などに行かないようにしましょう。
インフルエンザの症状の目安として、目安として、比較的急速に38℃以上の発熱があり、せきやのどの痛み、全身の倦怠感を伴う場合はインフルエンザに感染している可能性があります。こういった症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
感染予防には、ひとりひとりの心がけが非常に大切です。健康づくりのため、ご留意なさってください。
参考資料)長崎県 >記者発表 >2017年11月10日インフルエンザの流行期入り