【警戒】インフルエンザにご注意ください
成人式を過ぎて、一気に寒気が厳しくなったように感じますが、いかがお過ごしでしょうか。
2017/2018年シーズンは、インフルエンザが早期から流行していますが(参考:2017年11月12日ブログ「【2017/2018・長崎県】インフルエンザ流行期入り」)、先週末から急激に増えているような実感がありますので、改めてご注意いただきたく、記事にしました。
インフルエンザの流行状況?
インフルエンザは、感染力が強いため、流行時期には適切な予防対策をとることが、非常に大切です。流行状況を知るためには、以下のような方法があります。
・学級閉鎖の状況
(全国) 学校等欠席者・感染症情報システム
・週ごとの患者数集計
(長崎県)長崎県ホームページ >長崎県感染症発生動向調査事業
(諫早市)諫早医師会
(全国) 厚生労働省 >インフルエンザに関する報道発表資料
インフルエンザにかからないために
・流行前のワクチン接種
・外出後の手洗い
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
・適度な保湿
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
のどの保湿のために、こまめに水分をとることもお勧めです。
・十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
・人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
・飛沫感染防止のための咳エチケット
インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。したがって、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。
たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症の例も少なくありません。普段から、咳エチケットを心がけましょう。
咳エチケットとは?
せきやくしゃみをするときは、飛沫に病原体を含んでいるかもしれません。せき・くしゃみが出る時は、咳エチケットのご理解とご配慮をお願いいたします。
◆咳エチケット違反していませんか?
・せきやくしゃみを手でおさえる→×
せきやくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着します。ドアノブなどを介して他の人に病気をうつす可能性があります。
・何もせずにせきやくしゃみをする→×
せきやくしゃみをするとき、しぶき が 2m ほど 飛びます。しぶきには病原体が含まれている可能性があり、他の 人 に病気をうつす可能性があります 。
◆3つの咳エチケット
咳やくしゃみがでるかたは、電車や職場、学校など人が集まるところでは、咳エチケットにご配慮ください。以下の、3つのいずれかのうち、できるものをこころがけましょう。
1.マスクを着用する。 (口・鼻を覆う)
マスクをつけるときは取扱説明書をよく読み、正しくつけましょう。
鼻 からあごまでを覆い、隙間がないようにつけましょう。
2.ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う。
口 と鼻を覆ったティッシュは 、すぐ にゴミ箱に捨てましょう。
3.上着の内側や袖(そで)で覆う。
※ また 、 手 を 洗うこと でも病原体が広がらないようにすることができます 。
参考資料)
[1] 厚生労働省ホームページ >インフルエンザ(総合ページ)
・インフルエンザ Q&A:一般の一般の皆様にご理解いただきたいインフルエンザの基本的な情報がQ&A形式にまとめられています。(平成29年12月28日時点)