【薬局活用】手術や入院の前には、ご相談ください
こんにちは。
みなさんの中には、処方せんを持っているときしか、
調剤薬局に行ってはいけないのではないか?とお思いの方はいらっしゃいませんか。
それは、ちがいます!
手ぶらで、いつでも気軽に相談に来て欲しいと思っています。
そのことをお伝えすべく、
今回から、こんな時にも薬局を活用してください!という事例をご紹介していこうと思います。
「手術や入院の前には、ご相談ください」
手術や入院の前は、とてもご不安だと思います。
入院準備や術前の説明を聞きに行ったり。。。
実は、普段飲んでいる薬にも注意が必要です。
一部の薬では、
出血を伴う手術や、造影剤検査の前など、
休薬が必要なものがあります。
例えば、
①血液が固まりにくくなる薬:抗凝固薬や抗血小板薬(いわゆる、”血液サラサラの薬”と説明される薬です)
出血を伴う手術をする場合、薬の影響で止血が困難になることがあります。
侵襲度が高い手術の場合は、事前に休薬が必要になります。
ただし、手術によって出血のリスクが異なりますし、休薬することのデメリットも考えられますので、個別に、対応が必要です。
②経口糖尿病治療薬:ビグアナイド薬
造影剤を使った検査をするときに注意が必要です。
ビグアナイド薬も、造影剤も、それぞれに、腎臓に負担をかける可能性がある薬です。
そのため、同時期に使用すると、腎臓への負担が大きくなります。
そこで、事前に休薬などの対応がとられることがあります。
このように、普段、服用している薬やサプリメントにも注意が必要になります。
そこで、手術や入院の前には、ぜひ、薬局にご相談ください。
薬局では、
①現在服用中の薬
②過去にあった副作用の記録
③使用中のサプリメント名
④服薬において注意すべき点(例えば、錠剤が苦手や一包化のルールなど)
上記の他、服薬において注意すべき点をまとめた書面を作成します。
これがあると、少しは入院先の確認作業のお役に立てるのではないかな、と思います。
少しでもお役に立てると嬉しいです。
ぜひ、健康づくりのお手伝いに、薬局を活用してください。
(こはく堂薬局のホームページに投稿した内容ですが、こちらにも再掲します)