2022-01-04 13:00:00
インフルエンザの発生状況/世界の状況
長崎県における今シーズンのインフルエンザの発生状況をお伝えしています。
次にデータが発表されるのは、1月7日(金)です。
次まで間が空きますので、今回は、世界的な状況をお知らせしようと思います。
これまでにお伝えしたように、今年も、昨年同様、日本ではインフルエンザの患者報告数は、例年に比べて低く抑えられています。
インフルエンザは無くなったのでしょうか。
世界的な流行を見ると、そうではありません。
新型コロナウイルス感染症の流行前と比べると、ピーク時の50分の1〜100分の1程度ではありますが、北半球ではインフルエンザの流行が見られるとのことでした。[1]
記事は11月30日時点(47週)ですが、グラフ [2] を見ると、その後も流行が続いています。
その後、50週、51週には少し減少している傾向はありますが、クリスマス後の53週目以降が気がかりです。
※グラフは北半球におけるインフルエンザ感染症の流行状況。FluNet [2] からグラフを引用。
このように、全世界的にはインフルエンザも流行している中、日本で流行が抑えられているのは、ひとえに、皆様ひとりひとりが、感染予防の行動を徹底しているおかげだと思います。
周りの誰かのために。
これからも、手指消毒、マスク着用、3密の回避、心がけましょう。
参考資料)
1) 国立感染症研究所:2021年の世界のインフルエンザ流行状況について、2021年11月30日.
2) FluNet:https://www.who.int/tools/flunet
3) 厚生労働省:インフルエンザ発生状況