2023-04-11 09:00:00
配合錠の落とし穴
配合錠とは、
複数の成分を配合している錠剤のことで、
一般的には、
・飲みやすい!
・・・本来2錠飲むところ、1錠で済むので、数が少なくなって便利
・金額が安くなる
・・・1錠ずつよりも、安価
と言われているのですが、
中には、配合錠の方が高価な薬があるので、注意が必要です。
表は、配合錠の薬価と、その成分の先発品(単剤)の薬価の合計とを比較したものです。
ほとんどは、配合錠の方が安価なのですが、中には、配合錠よりも、単剤を2錠、の方が安価になるものがあります。
(※これは、医薬品の性能の優劣を評価するものではありません。それぞれは、きちんと薬として評価され販売されています。単に、値段のみを話題として扱っています)
もちろん、服用する錠数が少なくて済む、というメリットはありますが、
価格の面では、デメリットになってしまいます。
配合錠は安いと思い込まずに、きちんと、一つずつ確認することが大切ですね。
・・・・・
ということで、これは、私自身に自戒をこめた意味での投稿です。
一つ一つ確認せねば、勉強をしっかりせねば、という。
点数としては同じになるのですが、他の薬が一緒に処方されていた場合、薬価に差が出る可能性もあります。
GE:配合錠の後発医薬品がある
AG:オーソライズドジェネリックがある
単剤の薬価が複数あるのは、併売品に価格差があるため
ーーー(追記)ーーー
降圧剤だけではなく、沢山の薬について、まとめてみました。→DI ニュース 2023.04