2023-05-24 15:00:00
あってよかった!お薬手帳 事例紹介 Vol. 1
あってよかった!お薬手帳 事例紹介 Vol. 1
「薬の間違いに気づけた」
私たち医療従事者にとっては、皆様がお薬手帳を持ってきてくださることで助かっていることは、日々たくさんあるのですが、お伝えできていないんだろうな、と思い、少しずつ、事例を紹介したいと思います。
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「薬の間違いに気づけた事例」
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A 病院からの処方せんに書かれていたのは
「ランタス注ソロスター」
お薬手帳に書かれていたのは、
B 病院から処方されていた
「ランタス XR 注ソロスター」
よく聞いてみると、B病院から、A病院に治療が引き継がれた時に、内容が正しく伝わっていなかったことが原因でした。
名前はよく似ており、どちらも糖尿病に使う薬ですが、効き方の特徴は異なります。
糖尿病の方に使う薬だ、という点では正しいので、処方せんだけだと、間違いに気づくことが難しいです。
お薬手帳を持ってきていただいていたので、『前の薬とは違う薬だ』ということに気づくことができ、
『あなたの治療のためには、適切ではない薬』ということに気づけました。
お薬手帳を見せていただいたからこそ、気づけた事例です。
どちらも糖尿病のお薬ですが、いつもと違う薬にしてしまうと、効き方が変わってしまうため、
その薬を使っていたら、低血糖症状を起こして、倒れてしまっていた、という事態もあり得た事例です。
ーいつも、お薬手帳をご活用いただきありがとうございます!ー