2023-11-27 12:00:00

笑顔で支える認知症ケア

こんにちは、こはく堂薬局です。

このまえ、認知症の研修会で学んだ内容から、お伝えします。

 

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65歳以上の4人に1人は、認知機能が低下します。

物忘れの低下など認知機能が低下したことで、日常生活に支障をきたし、本人や家族が“困った”と感じるときに、「認知症」と診断されます。

認知症とは、物忘れを引き起こす病気の総称で、原因はいろんな病気があります。

 

認知症を起こす代表的な病気には、4つあります。

・アルツハイマー型認知症

・レビー小体型認知症

・脳血管性認知症

・前頭側頭葉型認知症

 

中でもアルツハイマー型認知症でお困りの方が半数以上を占めています。

 

人の記憶は、脳で、記憶の引き出しの中に整理されています。

記憶する時には、引き出しの中に、情報をしまいます。

思い出す時には、引き出しの中から、適切な情報を取り出します。

 

アルツハイマー型認知症では、「情報をしまう」ことに障害が出ることが特徴的です。

つまり、新しく記憶することが、だんだん苦手になっていきます。

しかし、以前に覚えた記憶はあるので、昔の話題をすると、記憶を取り出して、お話することはできます。

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認知機能が低下したとき、多くの人は、

自分をもどかしく感じ、他の人に迷惑をかけたくない!と思います。

でも、そこで、「早くして」「なんでできないの?」とせかしたり、怒られたりすると、

一層「がんばりたい」という気持ちが大きくなります。

「がんばりたい」気持ちが大きくなりすぎると、他のことを邪魔して、他のいろんなことを忘れさせてしまいます

 

ご本人の「頑張りたい」気持ちを理解せずに、他の人が否定してしまうことは、

ご本人にとって嬉しいことではありませんし、症状を悪くさせてしまいます。

 

家族の笑顔が一番の支えとなります。

 

でも、介護する家族の方は、もちろん、毎日、必死に支えていらっしゃいます。

大変な中で、「笑顔になりなさい!」というのは、大変なことです。

そこで、どうしたら良いのか。

 

「共有ノート」を提案しています、というお話でした。

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共有ノートの中には、

ご本人が、どのような時に笑顔になったかを書いておきましょう

それを、ご家族で共有しましょう

 

人の笑顔を見ると、相手も嬉しくなります。

 

笑顔を見つけるヒント

アルツハイマー型認知症では、昔の記憶は残っていることが特徴的です。

ご本人の記憶を取り出してあげましょう。

 

「好きなものは何ですか?」

好きなものの話をすると、人は笑顔になります。

・食べ物

・季節

・好きなこと

・好きな場所

 

「秋では、どんなことが好きですか?」

 

いろんな好きなことを聞いてみましょう。

その「好き」を、共有ノートに書いておきましょう。

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もちろん、家族の方も大変なことや悩みもあると思います。

そんな時には、思いを相談できると良いですね。

 

家族の会なども各地で開かれています。そのようなところに参加してみたり、

もちろん、薬局でも、お話伺います(守秘義務がありますので、ご安心ください)。