ブログ
第5回:脈が乱れるってどういうこと?心房細動のキホン
脈が乱れるってどういうこと?心房細動のキホン
こはく堂薬局|知っておきたい!循環器のはなし Vol.5
急に胸がドキドキする。脈をとると、リズムがバラバラ。なんだか息苦しい、フワッとする——。
もしかしたら、それは「不整脈」のサインかもしれません。
今回は、不整脈の中でも特に注意したい「心房細動」についてお話しします。

不整脈ってなに?
不整脈 = 心臓のリズムが乱れることです。
正常な心臓は、1分間に約60〜100回規則正しいリズムで拍動しています。不整脈には大きく3つのタイプがあります。
-
⏩ 頻脈:速すぎる(ドキドキ)
-
⏪ 徐脈:遅すぎる(フラフラ)
-
🔀 期外収縮:リズムが飛ぶ(脈がとぶ)

特に注意したい「心房細動」
心房細動とは、心臓の心房(上の部屋)が細かく震えて、規則正しく収縮できなくなった状態です。
-
脈が不規則でバラバラになる
-
自覚症状がない人も多い(無症状型)
-
高齢になるほど増える(80歳以上では約10人に1人)
心房細動で一番怖いのは「脳梗塞」
心房が震えると、血液がよどみ、心臓の中に血のかたまり(血栓)ができやすくなります。
この血栓が血流に乗って脳の血管をつまらせると、脳梗塞(心原性脳塞栓症)を引き起こします。
心房細動がある人は、ない人に比べて脳梗塞のリスクが約5倍に!

心房細動は、見つけて・治して・予防する
🔍 見つける
-
定期的な健康診断
-
自分で脈をとる習慣(手首で15秒 × 4)
-
最近はスマートウォッチでも検知できるものも
💊 治す・予防する
-
抗凝固薬(血をサラサラにする薬)で脳梗塞を予防
-
薬やカテーテル治療でリズムを整える
-
生活習慣の改善(禁酒・減量・血圧管理)

まとめ:今日のポイント
-
不整脈 = 心臓のリズムが乱れること
-
特に注意したいのは心房細動
-
心房細動があると脳梗塞リスクが約5倍
-
自覚症状がないことも多い → 脈のチェックが大切
-
抗凝固薬で脳梗塞を予防できる
治療を続けているあなたへ
抗凝固薬を続けて飲んでいる方は、予防のためにとても大切なことです。
継続していただきありがとうございます。今後も、継続をお願いします。
自覚症状が少ないと継続するのは、とても難しいことですが、自己判断でやめないよう、お願いします。
脈をとる習慣、始めてみませんか?
手首に指をあてて15秒数えるだけです。
気になることは、薬局でもご相談ください。

次回は 🧠「脳卒中は時間との勝負!知っておきたいサインと対応」をお届けします。お楽しみに!
シリーズ「知っておきたい!循環器のはなし」
発信:こはく堂薬局(薬剤師)
参照:日本循環器協会認定「循環器病アドバイザー」 eラーニング
※ 診断・治療については、必ず医療機関にご相談ください




