2023-04-10 10:00:00

自分に合う、抗ヒスタミン薬

前回、花粉症の薬の眠気は、我慢しないといけないものではないことをお伝えしました。

 

では、自分に合う薬を見つけるには、どうしたら良いのでしょうか?

 

一つの方法として、「薬の形」から考える方法があります。

ここでいう形とは、丸い錠剤・だ円形の錠剤などという形ではなく、

成分の化学構造式のことです。

 

前回示した、1994年以降に販売された、第二世代抗ヒスタミン薬をあげます。

大きく分けると、三環系、ピペリジン骨格、ピペラジン骨格という、3つに分類することができます。

スライド27.jpeg

 

薬が効かない場合、副作用と思われる症状が出た場合、

違う系統の薬を使う、という方法が提唱されています。

 

三環系の薬剤が効かなかった・副作用疑いがある場合は、

ピペリジン系か、ピペラジン系に変更してみる、というものです。

 

このように、薬の構造から、考えることも、一つの方法です。

 

市販薬を選ぶときなどに、参考にしていただけると幸いです。

 

“あなた”にあった薬を選ぶ

薬剤師にも、そのお手伝いをさせてください。

 

ご不明な点は、お気軽にご相談ください。

 

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(関連記事)

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#副作用 #花粉症