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Q. 糖質はゼロにした方が良いですか?
Q. 糖質はどこまで減らしてよいですか?
「血糖値が高いから、ご飯は食べない方がよい」 「糖質はできるだけ減らした方がよい」 と思っていませんか?
糖質のとりすぎには注意が必要ですが、 糖質を極端に減らす必要があるとは限りません。
大切なのは、糖質をゼロにすることではなく、 自分に合った量に整えることです。
糖質は減らせば減らすほどよい?
ご飯・パン・麺類などに含まれる糖質は、 体を動かしたり、脳が働いたりするための 大切なエネルギー源の一つです。
糖質を減らすことで、 食後の血糖値の上昇を抑えたり、 血糖管理が改善したりする場合があります。
ただし、糖質を少なくすればするほど、 健康によいというわけではありません。
糖質の適切な量は、 年齢・体格・活動量・体重・治療内容などによって 異なります。
糖質を極端に減らすとどうなる?
主食を大幅に減らした結果、 食事全体の量まで減ってしまうと、 次のような問題につながることがあります。
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エネルギー不足
必要なエネルギーが不足すると、 体重が減りすぎたり、 疲れやすくなったりすることがあります。 -
筋肉量の低下
エネルギーやたんぱく質が不足すると、 筋肉が減る原因になることがあります。 特に高齢の方は注意が必要です。 -
食事の偏り
主食や果物などを極端に避けることで、 食物繊維やビタミンなどが不足したり、 脂質の多い食事に偏ったりすることがあります。
糖質を減らすこと自体が、 必ず筋肉量の低下につながるわけではありません。 食事全体のエネルギー量や、 たんぱく質の量、運動習慣なども大切です。
特に注意が必要な人は?
① 高齢の方・体重が減っている方
高齢になると、食べる量や筋肉量が 減りやすくなります。
血糖値を気にするあまり、 食事を減らしすぎないことが大切です。
最近体重が減っている方や、 食事量が少なくなっている方は、 医療者に相談しましょう。
② 糖尿病の薬を使用している方
インスリンや一部の糖尿病治療薬を 使用している方では、 食事量を急に減らすと 低血糖が起こる場合があります。
また、SGLT2阻害薬を使用している方では、 極端な糖質制限や長時間の絶食などによって、 ケトアシドーシスという 危険な状態が起こることがあります。
ケトアシドーシスとは、 血液中に「ケトン体」という物質が増え、 血液が酸性に傾く状態です。
強いだるさ、吐き気、嘔吐、腹痛、 息苦しさなどが現れることがあり、 血糖値がそれほど高くなくても 起こる場合があります。
糖尿病の薬を使用している方へ
自己判断で極端な糖質制限を始めたり、
薬の量を変更したりしないでください。
SGLT2阻害薬の使用中に、
上記のような症状が現れた場合は、
速やかに医療機関を受診してください。
何から見直せばよい?
糖質をすべて減らそうとするよりも、 まずは日頃の食生活を振り返ってみましょう。
① 甘い飲み物を見直す
ジュースや砂糖入りのコーヒーなどは、 気づかないうちに糖質を多くとる 原因になることがあります。
普段の水分補給は、 水やお茶を基本にしましょう。
② 主食は自分に合った量に
ご飯やパンをすべて抜くのではなく、 いつもの量が自分に合っているか、 振り返ってみましょう。
必要な量は人によって異なります。 無理に減らしすぎないことも大切です。
③ 糖質の量だけでなく、質にも注目
野菜・豆類・果物・全粒穀物などには、 食物繊維が含まれています。
糖質の量だけを気にするのではなく、 主食・主菜・副菜を組み合わせ、 食事全体のバランスを整えましょう。
④ 体重の変化にも目を向ける
血糖値だけでなく、 体重が減りすぎていないか、 食事量が足りているかも大切な目安です。
特に意図せず体重が減っている場合は、 医療者に相談しましょう。
まとめ
- 糖質は、減らせば減らすほどよいわけではありません。
- 極端な制限による栄養不足や、 体重・筋肉量の低下に注意しましょう。
- 糖尿病の薬によっては、 低血糖やケトアシドーシスの危険があります。
- 糖質の量だけでなく、 食事全体のバランスを大切にしましょう。
血糖値を整えることと、 体力や筋肉を守ること。 どちらも大切です。
糖質をどのくらい食べればよいか迷う場合は、 医師・管理栄養士・薬剤師にご相談ください。





