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2026-10-07 12:00:00

骨粗鬆症の薬


骨粗鬆症

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、 骨の強さが低下して、骨折しやすくなる病気です。

骨粗鬆症になっても、 初めのうちは痛みなどの症状がないことも少なくありません。

そのため、 「特に困っていないから大丈夫」と思っているうちに、 転倒などをきっかけに骨折して初めて気づくことがあります。

骨粗鬆症の治療で大切なのは、 骨密度の数字だけではなく、これから起こる骨折を防ぐことです。

なぜ骨折を防ぐことが大切?

骨粗鬆症では、 背骨、太ももの付け根、手首などが骨折しやすくなります。

特に高齢になってからの骨折は、 骨そのものの問題だけでなく、 その後の生活にも影響することがあります。

  • 歩くことが難しくなる
  • 外出する機会が減る
  • 筋力が低下する
  • 日常生活で介助が必要になる

骨粗鬆症の治療は、 「今ある痛みをとるため」だけの治療ではありません。
これから先も自分らしく生活できるよう、 将来の骨折をできるだけ防ぐことが大切です。

自覚症状がないこともあります

骨粗鬆症そのものは、 痛みなどの症状がないまま進んでいることがあります。

また、背骨の骨折は、 必ずしも強い痛みを伴うとは限りません。

こんな変化はありませんか?

  • 以前より身長が低くなった
  • 背中や腰が曲がってきた
  • 軽い転倒や、ちょっとした衝撃で骨折したことがある

このような変化がある場合は、 一度、骨の状態について医療機関へ相談してみましょう。

骨粗鬆症になりやすいのは?

骨粗鬆症は、 年齢だけで決まる病気ではありません。 さまざまな要因が関係します。

  • 閉経後の女性
  • 高齢の方
  • 以前に骨折したことがある
  • ご家族に大腿骨近位部骨折をした方がいる
  • 長期間ステロイド薬を使用している
  • 体重が少ない
  • 喫煙習慣がある
  • 飲酒量が多い

当てはまるからといって、 必ず骨粗鬆症というわけではありません。

気になる場合は、 骨密度検査などについて医療機関へ相談してみましょう。

骨粗鬆症はどのように調べる?

骨粗鬆症は、骨密度の数字だけで判断するわけではありません。

これまでに軽い転倒などで骨折したことがないか、 背骨に骨折がないか、 骨密度がどのくらいかなどを確認して、 総合的に判断します。

骨密度を調べる

骨の状態を調べるために、 DXA(デキサ)法などによる骨密度測定が行われます。

腰の骨や太ももの付け根などを測定します。

骨折がないか確認する

背骨の骨折は、 強い痛みが出ないこともあります。

「身長が縮んできた」 「背中が曲がってきた」 といった変化がきっかけで見つかることもあります。

骨折を防ぐためにできること

骨粗鬆症の治療は、 薬だけで完結するものではありません。

「薬」「運動」「食事」 を、その人の状態に合わせて組み合わせながら、 骨折を防いでいきます。

全部を一度に完璧にしなくても大丈夫です。
治療を続けながら、 できそうなことから少しずつ取り入れていきましょう。

薬を使っている方へ

骨粗鬆症の薬は、 症状がない状態でも、 将来の骨折を防ぐために使われることがあります。

そのため、 「痛くないから」 「骨密度がよくなったから」 と自己判断で薬を中止しないことが大切です。

薬によっては、 中止や注射の延期に注意が必要なものもあります。

薬の飲み方や注射の予定、 歯科治療との関係などで気になることがあれば、 医師・薬剤師へご相談ください。

よくある質問

Q. 骨粗鬆症になると必ず痛みが出ますか?

いいえ。 骨粗鬆症そのものでは、 自覚症状がないことも少なくありません。

骨折して初めて気づくこともあります。

Q. 骨密度が低いと必ず骨粗鬆症ですか?

骨密度はとても大切な検査ですが、 骨粗鬆症の診断は骨密度だけで決めるものではありません。

これまでの骨折や背骨の状態なども含めて、 医師が総合的に判断します。

Q. カルシウムをとれば治りますか?

カルシウムは骨の健康に必要な栄養素ですが、 カルシウムだけをとればよいわけではありません。

食事全体を整えることに加えて、 骨折の危険が高い場合は、 薬による治療が必要になることがあります。

→ 骨粗鬆症の食事について詳しく見る

Q. 運動した方がよいですか?

体を動かすことは、 骨の健康だけでなく、 筋力やバランス能力を保ち、 転倒を防ぐことにもつながります。

ただし、 すでに骨折している方や、 強い腰痛がある方では、 運動内容に注意が必要です。

→ 骨粗鬆症の運動について詳しく見る

Q. 骨粗鬆症の薬はずっと続けるのですか?

すべての薬を、 一生同じように続けるわけではありません。

薬の種類や骨密度、 これまでの骨折、 治療経過などを確認しながら、 治療を続けるか、変更するかなどを判断します。

自己判断で中止せず、 気になる場合は医師・薬剤師へ相談してください。

→ 骨粗鬆症の薬について詳しく見る

まとめ

  • 骨粗鬆症は、骨の強さが低下して骨折しやすくなる病気です
  • 自覚症状がないまま進むこともあります
  • 骨密度だけでなく、骨折の有無なども含めて診断します
  • 治療の大きな目的は、これから起こる骨折を防ぐことです
  • 薬・運動・食事を、その人の状態に合わせて組み合わせます

骨粗鬆症の薬や、 日常生活で気になることがあれば、 薬剤師へお気軽にご相談ください。

参考情報

・骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン
・厚生労働省 e-ヘルスネット