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Q&A|貼付剤は切っていいの?
Q&A 貼付剤は切って使っても良いの?
「湿布が大きいので半分に切りたい」
「貼る場所が小さいので一部だけ使いたい」
このような相談を受けることがあります。
しかし、貼付剤は種類によって構造が異なり、切って使えるものと切ってはいけないものがあります。
ここでは、貼付剤の仕組みや注意点についてわかりやすく説明します。
① 貼付剤とは?
貼付剤とは、皮膚に貼って薬を体に届ける薬のことです。
代表的なものとして、
・肩や腰などの痛みに使う湿布薬
・気管支を広げる薬
・認知症の薬
・狭心症の薬
・禁煙補助薬
・ホルモン剤
などがあります。
貼付剤は飲み薬と違い、皮膚から少しずつ薬を吸収させることが特徴です。
② 貼付剤には2つのタイプがあります
いわゆる湿布薬(痛み止め)
肩こりや腰痛、関節痛などに使用される貼付剤です。
貼った場所を中心に薬が作用します。
ロキソプロフェンやジクロフェナクなどの痛み止めが代表的です。
全身に作用する貼付剤
皮膚から吸収された薬が血液を通じて全身へ運ばれます。
喘息やCOPDの薬、認知症の薬、狭心症の薬などが代表的です。
見た目は湿布と似ていますが、薬の働き方は大きく異なります。
③ 貼付剤の仕組み
貼付剤は、布のような支持体に薬剤を含む層を重ねて作られています。
構造によって大きく2つのタイプがあります。
マトリックス型
薬が粘着層全体に均一に分散しているタイプです。
理論上は切っても薬の濃さは大きく変わりません。
しかし、
・粘着力が低下する
・品質が保証されない
・添付文書で推奨されていない
などの理由から、自己判断で切ることはおすすめできません。
リザーバー型
薬をためておく層(リザーバー)と、薬の放出を調節する膜を組み合わせた構造です。
薬が一定の速度で放出されるよう設計されています。
切ることで薬の放出量が変化する可能性があるため、切って使用してはいけません。
見た目だけではマトリックス型かリザーバー型か判断できないことがあります。
切ってよいか迷った場合は、必ず薬剤師に確認してください。
切断の可否は、製剤の種類に応じて判断しています。
④ 切ってはいけない薬の場合
では、切ってはいけない製剤の場合は、どのように調節するのでしょうか。
薬によっては、粘着面の一部をテープなどで覆い、薬が皮膚に触れる面積を調整して使用する場合があります。
ただし、この方法はすべての貼付剤で行えるわけではありません。
医師や薬剤師から説明を受けた場合のみ行いましょう。
個別に図のような対処が説明される場合があります。あなたの状況(気になる症状や貼りづらさなど)を伝えて、どうしたら良いか、相談しましょう。
⑤ 貼付剤が大きいと感じる場合
同じ薬でも大きさの異なる規格が用意されている場合があります。
例えば、
・小さいサイズ
・中くらいのサイズ
・大きいサイズ
から選べることがあります。
「貼りにくい」
「はがれやすい」
「大きすぎる」
と感じる場合は、医師や薬剤師へ相談してください。
まとめ
・貼付剤には痛み止めの湿布薬と全身に作用する薬があります
・貼付剤にはマトリックス型とリザーバー型があります
・リザーバー型は切って使用してはいけません
・マトリックス型でも自己判断で切ることはおすすめできません
・サイズが合わない場合は別の規格を選べることがあります
・困ったときは薬剤師へ相談してください




