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2026-07-15 11:00:00

貼付薬|貼付薬(貼り薬)の正しい使い方


貼付薬(貼り薬)の正しい使い方
~貼る前の準備と貼る場所~

貼付薬は、皮膚に貼って使うお薬です。

正しく貼ることで、十分な効果が期待でき、皮膚のかぶれや薬のはがれを防ぐことにもつながります。

このページでは、貼る前の準備から貼る場所、貼り替えのポイントまで、順番にご紹介します。

貼付薬は「どこに貼ってもよい薬」ではありません

貼付薬には、大きく分けて2つの種類があります。

痛い場所に貼る薬

湿布や消炎鎮痛薬など、痛みや炎症のある場所に貼って使う薬です。

患部に作用します

決められた場所に貼る薬

ニトロ製剤、ホルモン製剤、認知症治療薬など、皮膚から吸収されて全身に作用する薬です。

皮膚から吸収され、全身へ作用します

貼る場所・貼り替える時間・貼る枚数は、薬によって異なります。
使用する前に、薬袋や説明書の指示を確認しましょう。

貼付薬の種類。痛いところに貼る湿布薬と、全身に作用する貼付剤の2種類がある

貼る前に確認すること

貼付薬は、皮膚の状態によって貼り付きやすさや、かぶれの起こりやすさが変わります。

  • 前に貼っていた薬をはがす
  • 汗や水分を拭き取る
  • 汚れを落とす
  • 保湿剤を塗った直後は避ける
  • 傷・湿疹・赤み・かぶれがないか確認する
  • 手を洗ってから貼る

貼る場所は、「清潔・乾燥・傷がない状態」が理想です。

貼付薬を貼る前の準備。前の薬をはがし、皮膚の状態を確認して、水分を拭き取る手順

貼る場所を確認しましょう

貼付薬は、薬によって貼る場所が決められています。

貼る場所の例

  • 背中
  • 上腕
  • お腹

避けることがある場所

  • 傷がある場所
  • 湿疹やかぶれがある場所
  • 衣類やベルトで強くこすれる場所
  • 汗をかきやすい場所
  • 毛が多く、貼りにくい場所

「前回ここだったから今回も同じ」とは限りません。
貼る場所は、薬ごとの説明を確認してください。

貼付薬を貼る場所を確認しましょう。傷や湿疹などがある場所には貼らないように
薬を開発するときに、この場所にはれば、薬の成分が吸収されて効果を発揮する、ということを事前に調べています。
薬ごとに、事前に確認している場所に、貼ってください、とご説明しています。

正しい貼り方

貼付薬は、次の順番で貼ると、しわになりにくく、しっかり密着しやすくなります。

  1. フィルムをゆっくりはがす
  2. 薬の粘着面にできるだけ触れないようにする
  3. しわにならないように貼る
  4. 手のひらで20~30秒ほど押さえる

貼った後は、端が浮いていないか、全体がしっかり貼れているか確認しましょう。

正しい貼り方。貼った後は、しっかり押さえる

同じ場所に貼り続けないようにしましょう

毎回同じ場所に貼ると、次のような皮膚トラブルが起こりやすくなります。

  • 赤み
  • かゆみ
  • かぶれ
  • ヒリヒリした痛み

貼り替えるときは、前回貼った場所から少しずらしましょう。

毎日貼り替える薬とは限りません。
貼り替える時間や間隔は、薬袋や説明書の指示に従ってください。

貼付薬を貼る場所のローテーション例

こんなときは薬剤師へ相談してください

次のような場合は、自己判断せずご相談ください。

  • 皮膚が赤くなった
  • かゆみや痛みがある
  • 何度もはがれてしまう
  • 貼る場所がわからない
  • 複数枚貼ってよいかわからない
  • 子どもやペットが触る心配がある
  • MRI検査を受ける予定がある
  • 薬を貼り忘れた、またははがれた
貼付薬で困ったときは薬剤師へ相談

まとめ

貼付薬は、薬によって貼る場所や使い方が異なります。

  • 薬袋や説明書を確認する
  • 清潔で乾いた皮膚に貼る
  • 傷や湿疹のある場所は避ける
  • 同じ場所に貼り続けない
  • 貼った後は手のひらでしっかり押さえる

貼る場所や使い方に迷った場合は、お気軽に薬剤師へご相談ください。