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血圧を治療すると、どんないいことがある?
血圧を治療すると、どんないいことがある?
血圧の治療は、将来の脳卒中や心臓病を減らし、 これからの暮らしを守るためのものです。
血圧の数字だけでなく、その先にある健康を守ることが治療の目的です。
薬を飲んでも体調の変化を感じにくく、 「治療に意味があるのかな」と思うこともあります。 ここでは、血圧を治療することで期待できる効果を紹介します。
脳や心臓の病気が起こる可能性を減らせる
高い血圧が続くと、血管や心臓に負担がかかります。
血圧を適切に下げる治療には、 次の病気が起こる可能性を減らす効果があります。
- 脳卒中: 脳の血管が詰まったり、破れたりする病気
- 心筋梗塞: 心臓の血管が詰まり、心臓の筋肉が傷つく病気
- 心不全: 心臓の働きが低下し、息切れやむくみなどが起こる状態
こうした病気の予防は、 これからも自分らしい生活を続けるために大切です。
「少し下がる」ことにも意味がある
大規模な研究では、薬による治療で、
上の血圧が5mmHg下がると、 脳卒中や心筋梗塞、心不全などを合わせたリスクが、 平均で約10%低くなる
ことが示されています。
「少ししか下がっていない」と感じても、 治療を続けて血圧を整えることには意味があります。
※約10%は、もともとのリスクに対して約1割低くなるという意味です。 研究全体の平均であり、効果には個人差があります。 1回の測定値が5mmHg下がったときの効果を表したものではありません。
体調が変わらなくても、治療には意味がある
高血圧は、自覚症状がないことが多い病気です。 そのため、治療を始めても「体が楽になった」と感じないことがあります。
それでも、血圧を適切に管理することには、 将来の病気を減らす意味があります。
治療や薬について気になることがある場合は、 薬剤師へご相談ください。
参考資料
Blood Pressure Lowering Treatment Trialists’ Collaboration.
Lancet. 2021;397:1625–1636.
48件のランダム化比較試験・344,716人を解析した研究です。
追跡期間の中央値は約4.2年でした。
論文全文(英語・PDFへのリンクあり)





