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第4回|フルミストを受ける前に知っておきたいこと
フルミスト接種前のQ&A
鼻づまりや薬の影響は?
鼻から接種するインフルエンザワクチン 「フルミスト」。
「鼻水や鼻づまりがあっても受けられる?」
「タミフルなどの薬を使っていても大丈夫?」
「普段飲んでいる薬は?」
接種前に知っておきたい3つの疑問について、 わかりやすく解説します。
接種
との関係
接種前の確認
フルミスト接種前によくある質問
鼻水や鼻づまりがあっても、 フルミストを受けられる?
軽い鼻水があるだけで、 必ず接種できないわけではありません。
ただし、鼻づまりが強い場合には注意が必要です。
フルミストは、鼻の中にワクチンを噴霧して、 鼻の粘膜に免疫の働きを引き出すワクチンです。
鼻が強くつまっていると、 ワクチンが鼻の粘膜に十分届かない可能性があります。
そのため、鼻づまりが改善するまで 接種を延期したり、 注射のインフルエンザワクチンを選んだりすることがあります。
また、明らかな発熱がある場合や、 重い急性の病気にかかっている場合は、 接種を受けられません。
接種当日は、鼻水や鼻づまりの程度、 発熱などの体調について医師に伝えてください。
軽い症状だけで一律に接種できないと決まるわけではありません。
フルミストの接種前後に、 タミフルやゾフルーザを使ってもいい?
フルミストの効果が弱くなる可能性があるため、 注意が必要です。
フルミストは、 病原性を弱めたインフルエンザウイルスを使う 生ワクチンです。
一方、タミフルやゾフルーザなどの 抗インフルエンザ薬は、 ウイルスの増殖を抑える薬です。
そのため、フルミストの接種前後に 抗インフルエンザ薬を使うと、 ワクチンに含まれるウイルスの増殖も抑えられ、 十分な予防効果が得られない可能性があります。
注意が必要な期間は、 使った薬の種類によって異なります。
抗インフルエンザ薬を使った場合は、 薬の名前と使用した日を医師に伝えてください。
接種日を調整したり、 注射のワクチンを検討したりする場合があります。
実際にインフルエンザにかかった場合は、 フルミストへの影響を心配して、 必要な治療を控えないでください。
接種後に抗インフルエンザ薬を使用した場合も、 治療を優先し、必要に応じて 追加のワクチン接種について医師に相談してください。
風邪薬や抗アレルギー薬を飲んでいても、 フルミストを受けられる?
薬を飲んでいるという理由だけで、 必ず接種できないわけではありません。
一般的な風邪薬や抗アレルギー薬を 使用していても、接種できる場合があります。
ただし、薬の種類や治療中の病気によっては、 フルミストを受けられない場合があります。
特に注意が必要なのは、 免疫の働きを抑える薬を使用している場合です。
国内のフルミストの添付文書では、 次のような薬が併用禁忌とされています。
- 飲み薬や注射の副腎皮質ホルモン薬 (プレドニゾロンなど)
- 免疫抑制薬 (タクロリムス、シクロスポリンなど)
また、アスピリンなどの一部の解熱鎮痛薬も 併用注意とされています。
これらの薬を使用している場合は、 接種前に必ず医師へ伝えてください。
なお、ステロイドを含む薬であっても、 塗り薬や吸入薬などは、 飲み薬・注射薬と同じ扱いとは限りません。
薬の種類や使用量、治療内容に応じて 接種できるか判断されます。
ワクチンを受けるために、 普段の薬を自己判断で中止しないでください。
接種時にはお薬手帳を持参するなどして、 現在使用している薬を医師へ伝えましょう。
- 鼻づまりが強く、鼻からの接種ができるか心配
- 最近、タミフルやゾフルーザなどを使用した
- ステロイド薬や免疫抑制薬を使用している
- 持病やアレルギーがあり、 フルミストが適しているかわからない
これらに当てはまる場合は、 接種前に医師へ相談してください。 お薬について不安なことは、 薬剤師にもご相談ください。
フルミストは、 鼻の粘膜にワクチンを届けることで インフルエンザを予防するワクチンです。
鼻づまりの程度や、 使用している薬の種類などによっては、 接種方法や時期を検討する必要があります。
風邪薬を飲んでいるから必ず接種できない、 というわけではありません。
一方、免疫を抑える薬や抗インフルエンザ薬など、 特に注意が必要な薬もあります。
接種前には体調や使用中の薬を伝え、 自分に適したワクチンを選びましょう。
参考情報
- PMDA 「フルミスト点鼻液 添付文書 (2026年8月改訂)」
- CDC 「Live Attenuated Influenza Vaccine (The Nasal Spray Flu Vaccine)」
- CDC 「Influenza Antiviral Medications: Summary for Clinicians」
- 日本小児科学会 「経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方」
※このページは一般的な情報をまとめたものです。 実際の接種の可否は、 年齢、体調、基礎疾患、使用中の薬などを踏まえて 医師が判断します。
情報確認:2026年10月





