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2026-06-14 12:18:00

子どもの薬|粉薬


子どもの粉薬|飲みやすくする工夫

「苦くて飲んでくれない」
「粉っぽいのが苦手」
「食べ物に混ぜてもいい?」

まずは基本の飲み方から。
難しいときには、こんな工夫もあります。

まずは、基本の飲ませ方から

薬によって適した飲み方は異なります。
最初に、医師・薬剤師から説明を受けた方法を確認しましょう。

1
説明を受けた方法で飲む

薬袋や薬局での説明を確認しましょう。

2
水か白湯(湯冷まし)で飲む

水や、十分に冷ました白湯を基本に、 年齢や飲み込む力に合わせて飲ませましょう。

3
仕上げに水をひと口

飲んだあとに水や湯冷ましをひと口飲むと、 口の中に残った薬を流しやすくなります。

乳児など、まだ水をコップから飲めない場合は、 年齢や授乳状況に応じた方法でかまいません。

この方法で飲めれば、 特別な工夫を加える必要はありません。

① 粉のまま飲む方法

粉薬をそのまま飲めるお子さんは、 水や湯冷ましと一緒に飲みましょう。

小さなお子さんの場合には、 少量の粉薬を清潔な指につけて なめてもらう方法もあります。

ただし、むせないように注意し、 お子さんの発達や飲み込む力に合った 方法を選びましょう。

粉薬を粉のまま飲む方法を説明したイラスト

② 少量の水で「お薬団子」にする

粉薬をそのまま飲むのが難しい場合は、 少量の水で練ってペースト状にする 方法があります。

お薬団子の作り方
  1. 1回分の粉薬を清潔な容器に出す
  2. 水や湯冷ましを数滴ずつ加える
  3. 耳たぶくらいのやわらかさに練る
  4. 清潔な指などで頬の内側や上あごにつける
  5. 水や湯冷ましなどで飲み込む

舌の上に広げるよりも、 頬の内側や上あごにつける方が 飲みやすい場合があります。

少量の水で粉薬を練り、お薬団子を作る方法
気をつけたいこと

口の奥に無理に押し込まず、 上体を起こした姿勢で飲ませましょう。

水で練る方法が適さない薬もあるため、 薬ごとの指示を優先してください。

③ 食品に混ぜる工夫

水や湯冷ましではどうしても飲みにくいときは、 少量の食品に混ぜる方法もあります。

例えば、服薬補助ゼリーや、 少量のアイスクリーム、プリン、 チョコレートクリームなどが 使われることがあります。

甘いものが苦手な場合は、 少量のコーンスープが選択肢になることもあります。

ただし、 薬によって食品との相性が異なります。 酸味のある食品や乳製品などで 苦みが強くなったり、 薬の吸収に影響したりする場合もあります。

混ぜる前に、薬剤師に確認しましょう。

少量のアイス、プリン、ヨーグルト、ジャムなどに薬を混ぜる例
※イラストの食品は使用例であり、 すべての薬に適しているわけではありません。 特にヨーグルトやジャムなどは、薬によって 混ぜるのを避けた方がよい場合があります。
食品に混ぜる場合の3つのポイント
  1. 少量に混ぜる
    食べきれる量にしましょう。
  2. 飲ませる直前に準備する
    作り置きは避けましょう。
  3. 残さず飲めたか確認する
    残すと薬の量が不足する場合があります。

④ こんな混ぜ方はおすすめできません

薬を飲みやすくする工夫でも、 飲み残しや食べ残しにつながる方法には注意が必要です。

避けたい方法
  • 哺乳瓶いっぱいのミルクに混ぜる
  • 大量の食品に混ぜる
  • 普段食べている主食に混ぜる
  • 混ぜたまま長時間置いておく

飲み残すと、十分な量の薬を飲めなくなります。

また、ミルクや主食の味が変わることで、 普段の食事自体を嫌がるようになる場合もあります。

哺乳瓶いっぱいのミルクや大量の食べ物に薬を混ぜないことを説明するイラスト

⑤ 飲んだあとは、水をひと口

粉薬を飲んだあとに水や湯冷ましを ひと口飲むことで、 口の中に残った粉や味を流しやすくなります。

最初から水を用意しておくと、 スムーズに進めやすくなります。

ちょっとした工夫

「お薬のあとに、お水をひと口飲もうね」

コップやストローなど、 お子さんが使い慣れた方法を選びましょう。

粉薬を飲んだあとは、水や十分に冷ました白湯を少量飲ませる
白湯は必ず十分に冷ましてから使いましょう。 乳児では無理に水を飲ませず、 年齢に応じた方法で対応しましょう。

⑥ 飲むタイミングも工夫してみよう

眠いときや機嫌が悪いときは、 薬を嫌がりやすくなることがあります。

比較的落ち着いている時間に 飲ませるとうまくいく場合もあります。

ただし、薬には飲む時間や 食事との関係が決められているものもあります。

ポイント

飲むタイミングを変えたい場合は、 医師・薬剤師に確認しましょう。

無理に押さえつけすぎない

薬を嫌がるお子さんに、 無理に繰り返し飲ませようとすると、 薬を飲むことが怖くなる場合があります。

また、泣いていたり、 激しく動いていたりすると、 むせてしまうおそれもあります。

こんな工夫もあります
  • 少し落ち着くのを待つ
  • 飲み方を選んでもらう
  • 少量ずつ飲ませる
  • できたことを具体的にほめる

「ひと口飲めたね」
「スプーンを持てたね」

そんな小さな一歩も認めてあげましょう。

どうしても飲めないときは相談を

薬によっては、飲ませ方を変えたり、 別の剤形に変更できたりすることがあります。

薬剤師に相談できること
  • 食品や服薬補助ゼリーとの相性
  • スポイトやスプーンでの飲ませ方
  • 苦みを感じにくくする工夫
  • 飲むタイミングの調整
  • シロップなど別の剤形への変更

飲み残したり、吐いたりした場合は、 自己判断で追加せず相談してください。

まとめ

  • まずは説明を受けた方法で飲みましょう
  • 基本は水か白湯(湯冷まし)で飲みましょう
  • 仕上げに水をひと口飲むと、薬が口に残りにくくなります
  • 難しい場合は、お薬団子などの工夫もあります
  • 食品に混ぜる場合は、薬との相性を確認しましょう
  • 困ったときは薬剤師へ相談しましょう
ご確認ください

このページでは一般的な粉薬の飲ませ方を紹介しています。 薬の種類やお子さんの年齢によって、 適した方法は異なります。 医師・薬剤師から受けた説明を優先してください。

参考資料

医薬品医療機器総合機構(PMDA)
粉薬の飲ませ方に関する情報

国立成育医療研究センター
粉薬と服薬補助食品の飲み合わせ