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2026-06-14 20:00:00

子どもの薬|目薬


子どもの目薬の使い方

目薬が苦手なお子さんへ。
怖がらないように、 やさしく点眼するための工夫を紹介します。

点眼薬が苦手なお子さんへ

子どもに目薬をさすのは、 意外と大変です。

「怖がる」
「目を閉じてしまう」
「逃げてしまう」

そんな悩みを持つ保護者の方もいます。

無理に押さえつけると、 ますます苦手になってしまうこともあります。

まずは、安心してできる方法から 試してみましょう。

子どもの目薬のさし方を紹介するイラスト

上を向いて点眼する

保護者のひざに頭をのせたり、 椅子に座って上を向いたりして点眼します。

まずは手を石けんで洗いましょう。

下まぶたを軽く引いて、 指示された滴数を点眼します。

多くの処方点眼薬では、 1回1滴で十分です。

ポイント

「すぐ終わるよ」
「ひざの上でする? 横になってする?」

短い言葉で説明したり、 できそうな姿勢を選んでもらったり するのもよい方法です。

容器の先が目やまつ毛、 まぶたに触れないように注意しましょう。

上を向いて目薬をさす方法

目を閉じても大丈夫

目薬が近づくと、 ぎゅっと目を閉じてしまうお子さんもいます。

そんなときは、 無理に目を開けさせずに 点眼する方法もあります。

目を閉じたままの点眼方法

  1. 仰向けに寝てもらいます。
  2. 目の周りを清潔なガーゼなどで軽く拭きます。
  3. 目を閉じた状態で、目頭付近に1滴落とします。
  4. そのあと、ゆっくり目を開けてもらいます。

目を開けることで、 目頭付近にたまった薬液が 目の中に入っていきます。

ポイント

「目をつぶったままでいいよ」
「終わったら、ゆっくり開けようね」

容器の先は皮膚にも触れないようにしましょう。

目を閉じたままでは、 薬液が十分に入らないこともあります。

うまく入らない場合は、 別の方法を試したり、 薬剤師に相談したりしましょう。

寝ている間に点眼する

起きているときに泣いてしまい、 点眼が難しい場合は、 眠っている間に点眼する方法もあります。

下まぶたをやさしく引いて 点眼する方法などがあります。

ただし、眠っているときも 急に顔を動かすことがあります。

容器の先が目に当たらないように 注意しましょう。

また、目を閉じたままでは 薬液が十分に入らない場合があります。

こんなときは確認を

薬によって点眼回数や 使用する時間が決まっています。

寝ている間に使用してよいか迷う場合は、 医師・薬剤師に確認しましょう。

寝ている子どもに目薬をさす方法

どうしても難しいとき

どうしても点眼が難しい場合は、 お子さんの頭や身体を安全に支えながら 行う方法 もあります。

「馬乗り法」「プロレス法」と 呼ばれることもある方法です。

子どもが急に頭を動かすと、 点眼容器の先が目に当たる危険があります。

このため、保護者がひざや脚を使って 頭の位置を安定させたり、 もう一人の大人に手伝ってもらったりする 方法が紹介されています。

安全に行うための注意
  • 身体を強く押さえつけない
  • 首・胸・お腹を圧迫しない
  • 呼吸を妨げない姿勢にする
  • 頭が急に動かないように注意する
  • 容器の先が目に触れないようにする
  • 強く抵抗する場合は無理に続けない
馬乗り法・プロレス法と呼ばれる子どもの点眼方法
大切なのは安全に点眼できること

これらの方法は、 すべてのお子さんに必要なわけではありません。

まずは負担の少ない方法を試し、 どうしても難しいときの選択肢として 考えましょう。

具体的な姿勢や支え方がわからない場合は、 医療機関や薬局で教えてもらいましょう。

泣いているときは?

泣いているときは、 涙によって目薬が流れてしまいやすくなります。

また、激しく動いていると、 容器の先が目に当たるおそれもあります。

そのため、 できるだけ泣き止んで落ち着いてから 点眼しましょう。

こんな工夫も
  • 抱っこして落ち着くのを待つ
  • お気に入りのぬいぐるみを持ってもらう
  • 保護者が先に点眼するふりを見せる
  • お子さんが選んだ姿勢で行う

点眼がうまくできない状態が続く場合は、 医師・薬剤師に相談しましょう。

目薬をさしたあとは?

点眼後は、できれば しばらく目を閉じましょう。

強くまばたきを繰り返す必要はありません。

目頭の鼻に近い部分を やさしく押さえる方法もあります。

点眼後のポイント
  • しばらく目を閉じる
  • 目を強くこすらない
  • あふれた薬液は清潔なティッシュなどで拭く
  • 使用後は容器のキャップを閉める

点眼後に強い痛みや腫れ、 赤みが現れた場合は、 医師・薬剤師に相談してください。

できたら、たくさんほめよう

目薬ができたら、 お子さんができたことを 具体的にほめてみましょう。

こんな声かけがおすすめ
  • 「上を向けたね!」
  • 「目をつぶって待てたね!」
  • 「じっとしてくれて助かったよ」
  • 「自分で姿勢を選べたね!」

うまく目薬が入らなかった場合も、 協力できた部分を認めてあげましょう。

「ひざに座れたね」
「やってみようとしてくれたね」

そんな小さな一歩も大切です。

目薬が2種類以上あるときは?

複数の目薬を続けてさすと、 先に入れた薬が流れてしまうことがあります。

基本の目安

2種類以上の目薬を使うときは、 原則5分以上間隔をあけましょう。

ただし、薬によって点眼する順番や 間隔が指定される場合があります。

医師・薬剤師の指示を優先してください。

こんなときは相談を

  • 何度試してもうまく点眼できない
  • お子さんが強く嫌がってしまう
  • 目薬を極端に怖がる
  • 点眼後に目の赤みや痛みが強くなる
  • 容器の先が目に当たってしまった

強い痛み、急な見え方の変化、 目の周囲の強い腫れなどがある場合は、 速やかに医療機関を受診してください。

ご確認ください

このページでは、 子どもの目薬の使い方について 一般的な考え方を紹介しています。

お子さんの年齢、病気、薬の種類によって 使い方が異なることがあります。

かかりつけの医療機関や薬局で 説明を受けた場合は、 その指示を優先してください。

まとめ

  • まずは安心できる姿勢で点眼しましょう
  • 目を閉じて点眼する方法もあります
  • 眠っている間に点眼する方法もあります
  • 身体を支える方法では安全に十分注意しましょう
  • できたことを具体的にほめましょう
  • 困ったときは薬剤師へご相談ください

参考資料

一般社団法人 日本眼科用剤協会
目薬の使い方

日東メディック株式会社
めぐすりハンドブック