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2026-06-28 21:00:00

血圧の見方


血圧の見方

健診や家庭血圧で数字を見ると、「これは高いのかな」「すぐ受診した方がよいのかな」と不安になることがあるかもしれません。

血圧は、その時の体調や緊張、寒さ、測定条件でも変わります。まずは数字の意味を知り、落ち着いて記録を見ていきましょう。

このページでは、血圧の基本、上の血圧・下の血圧、健診で使われる値の目安をまとめています。

血圧とは?

血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管の壁を押す力のことです。

血圧の数値は、通常「上の血圧」と「下の血圧」で表されます。

上の血圧
収縮期血圧
心臓が縮んで、血液を全身へ送り出す時の血圧です。
下の血圧
拡張期血圧
心臓が広がって、次に送り出す血液をためている時の血圧です。

血圧の単位は「mmHg(ミリメートル水銀柱)」です。たとえば「130/80mmHg」は、上の血圧が130、下の血圧が80という意味です。

健診で見る血圧の目安

特定健診では、血圧の値から生活習慣の見直しや受診の必要性を確認します。

項目 目安となる値 考え方
保健指導判定値 収縮期130mmHg以上
または拡張期85mmHg以上
生活習慣を見直すきっかけとして確認される値です。
受診勧奨判定値 収縮期140mmHg以上
または拡張期90mmHg以上
医療機関への相談がすすめられる目安です。

健診で高めの値が出た時は、結果をそのままにせず、家庭血圧を測って記録したり、医療機関や薬局で相談したりすることが大切です。

診察室血圧と家庭血圧の違い

病院や健診会場で測る血圧と、家庭で測る血圧では、目安となる値が少し異なります。

測る場所 高血圧の目安 ポイント
診察室血圧 140/90mmHg以上 医療機関で測った血圧です。緊張などで高めに出ることもあります。
家庭血圧 135/85mmHg以上 普段の生活の中での血圧を確認しやすく、診断や治療の参考になります。

病院では高く、家庭では低い場合もあります。反対に、病院では正常でも家庭で高い場合もあります。そのため、家庭血圧の記録はとても大切です。

治療で目指す血圧

高血圧の「診断の目安」と、治療で「目指す血圧」は、少し意味が違います。

高血圧と診断された後は、血管や心臓、腎臓への負担を減らし、将来の脳卒中や心臓病を防ぐために、より低めの目標を目指すことがあります。

下の表は、主に診察室血圧で見た場合の目安です。

治療で目指す血圧 目安 大切なこと
降圧目標
診察室血圧
上の血圧130mmHg未満
下の血圧80mmHg未満
多くの場合の目標ですが、年齢、持病、ふらつきや転倒のリスクなどによって調整されます。

治療目標は、人によって異なります。家庭血圧でどのくらいを目指すかも含めて、「自分はどのくらいの血圧を目指せばよいか」は主治医に確認しておくと安心です。

1回だけ高い時はどう考える?

血圧は、運動直後、緊張、睡眠不足、寒さ、痛み、ストレス、飲酒、塩分の多い食事などでも上がることがあります。

1回だけ高い値が出た時は、慌てすぎず、少し安静にしてから測り直してみましょう。

大切なのは、1回の数字だけでなく、数日間の傾向を見ることです。高い値が続く場合は、記録を持って医療機関へ相談しましょう。

記録する時のポイント

  • 測った日付と時間を記録する
  • 朝・夜など、できるだけ同じ条件で測る
  • 上の血圧、下の血圧、脈拍を記録する
  • 体調不良、飲酒、寝不足、薬の飲み忘れなどがあればメモする
  • 受診時や薬局で相談する時に記録を持参する

きれいに記録できなくても大丈夫です。手帳、紙、スマートフォンのメモなど、続けやすい方法を選びましょう。

こんな時は早めに相談を

  • 強い頭痛、胸の痛み、息苦しさ、手足の麻痺、ろれつが回らない、意識がぼんやりする
  • 家庭血圧が高い状態で何日も続いている
  • 健診で受診をすすめられた
  • 血圧が高いと言われたが、何から始めればよいか分からない
  • 薬を飲んでいるのに、家庭血圧が高い日が多い

心配な時は、記録を持って相談してください。数字だけでなく、体調や生活の状況も一緒に確認することが大切です。

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参考:厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム」、日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」「高血圧の10のファクト」

※このページは一般的な情報です。治療中の方は、主治医の指示に従ってください。