ブログ
おくすりQ&A|入浴のために剥がした湿布は、また貼って良い?
入浴のためにはがした湿布は、もう一度貼ってよい?
お風呂に入る前に湿布をはがしたあと、 「まだ使えそうだから、入浴後にもう一度貼ってもよい?」 と迷うことがあります。
一度はがした湿布と、新しい湿布では、考え方が異なります。
一度はがした湿布は、基本的に貼り直さず、処分します。
なぜ貼り直さないの?
湿布は、粘着面が皮膚へしっかり密着した状態で使うように作られています。
一度はがすと、粘着面に汗や皮脂、水分、汚れなどが付き、貼り付きにくくなります。
粘着力が弱くなる
貼り直しても端が浮いたり、すぐにはがれたりすることがあります。
汗や皮脂、水分が付く
はがした湿布の粘着面には、皮膚の汚れなどが付着しています。
しっかり密着しにくい
しわや隙間ができ、安定した状態で使えないことがあります。
まだ粘着力が残っているように見える場合でも、 入浴後に同じ湿布を貼り直さないことが基本です。
はがした湿布はどう捨てる?
温泉、銭湯、デイサービスなどでは、 はがした湿布を浴槽や脱衣所へ置いたままにしないようにしましょう。
入浴後に新しい湿布を貼ってもよい?
新しい湿布を貼ってよいかどうかは、 薬袋に書かれた使用回数や枚数によって異なります。
湿布の使い方の例
- 1日1回貼る薬
- 1日2回貼る薬
- 1回に貼る枚数が決められている薬
朝に1日1回の湿布を貼り、 入浴前にはがしたあとに新しい湿布を追加すると、 指示された使用回数や枚数を超えることがあります。
「一度はがした湿布を貼り直さない」ことと、 「新しい湿布をすぐ追加してよい」ことは、同じ意味ではありません。
新しい湿布を貼る前に、薬袋に書かれた回数・枚数・貼り替え時間を確認してください。
入浴後に新しい湿布を貼るときは
入浴後に新しい湿布を貼るよう指示されている場合は、 皮膚の水分や汗が落ち着いてから貼りましょう。
入浴直後の皮膚は温まり、汗をかきやすい状態です。
すぐに貼らず、皮膚が乾いてから貼りましょう。
温感タイプの湿布では、入浴の前後に特別な注意が必要な製品があります。
薬袋や説明書を確認し、分からない場合は薬剤師へ相談してください。
端が少し浮いたとき、テープで固定してもよい?
貼り薬の端が少し浮いただけの場合は、 医療用テープなどで固定できる薬もあります。
ただし、固定してよいかどうかは薬によって異なります。
半分以上はがれている場合や、粘着面が汚れている場合は、 無理にテープで固定しないようにしましょう。
テープで固定できるか分からない場合は、 薬剤師へ確認してください。
デイサービスで入浴する場合
いつも朝に1日1回の湿布を貼り替えている方では、 デイサービスで入浴する日の使い方を工夫できる場合があります。
医師・薬剤師・デイサービスと事前に確認したうえで、 朝は新しい湿布を貼らず、湿布を1枚持参し、 入浴後に皮膚が乾いてから貼る という方法を選べる場合があります。
この方法なら、朝に貼った湿布を短時間ではがしたり、 入浴後にもう1枚追加したりする混乱を防ぎやすくなります。
この方法が適しているかは、
湿布の種類、貼る回数、痛みの状態、施設での対応によって異なります。
自己判断で変更せず、事前に確認してください。
こんなときは薬剤師へ相談してください
- 入浴後に新しい湿布を貼ってよいか分からない
- 1日何回、何枚使ってよいか分からない
- 朝に貼った湿布を入浴前にはがす予定がある
- デイサービスで入浴する
- 温感タイプの湿布を使用している
- はがした湿布を貼り直してよいか迷っている
- テープで固定してよいか分からない
- 入浴後に皮膚の赤み、かゆみ、痛みがある
湿布の種類や使用回数を確認し、 入浴する日に無理なく続けられる方法を一緒に考えます。
まとめ
- 入浴前にはがした湿布は、基本的に再貼付しない
- 使用済みの湿布は、粘着面を内側に折って処分する
- 新しい湿布を追加してよいかは、薬袋の回数・枚数を確認する
- 入浴後に貼る場合は、皮膚が十分に乾いてから貼る
- テープで固定できるかどうかは薬によって異なる
- デイサービスの日は、事前に貼る時間と方法を相談しておく
「貼り直さない」と「新しい湿布を追加してよい」は、
同じ意味ではありません。
使い方に迷った場合は、お気軽に薬剤師へご相談ください。




