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2026-09-19 12:00:00

Q&A|鼻水は、かむ?すすってもいい?


Q&A|鼻水は、かむ?すすってもいい?

鼻水が出ると、 つい「ズズッ」とすすってしまうことがあります。

「鼻水はすすってもいいの?」
「しっかり強くかんだ方がいい?」

そんな疑問を持つ方も多いと思います。

基本は、鼻水を「片方ずつ、やさしくかむ」のがおすすめです。
ただし、強く一気にかむのも、強くすすり続けるのも避けましょう。

鼻水をすすると、耳に入る?

「鼻水をすすると、そのまま耳に入ってしまう」 と聞いたことがあるかもしれません。

実際には、 すすった鼻水がそのまま耳へ流れ込む、という単純な仕組みではありません。

ただし、鼻の奥と中耳は、 「耳管(じかん)」という細い通り道でつながっています。

鼻の奥

耳管

中耳

強く鼻をすすったときには、 鼻の奥や中耳の圧が変化することがあります。

特に、滲出性中耳炎など耳管の働きに問題がある子どもでは、 習慣的な強い鼻すすりが、中耳の陰圧に関係することが報告されています。

※健康な方が一度鼻をすすっただけで中耳炎になる、という意味ではありません。


では、鼻水はどうしたらいい?

鼻水が出たときは、 無理にすすり込まず、外へやさしく出すのが基本です。

  • 片方の鼻を軽く押さえる
  • 反対側の鼻から、やさしくかむ
  • 左右を交代する
  • 一度で出そうとせず、何回かに分ける

詳しい鼻のかみ方は、 こちらのページでも紹介しています。

▶ 鼻をかむ時のポイント


強くかめば、よく出る?

鼻がつまっていると、 思いきり「フンッ!」とかみたくなることがあります。

しかし、 強く鼻をかむと、中耳の圧が急に高くなることがあります。

そのため、 「強くかむ」ことよりも、 片方ずつ、やさしく、少しずつを意識しましょう。

鼻水は「強く出し切る」必要はありません。
鼻や耳に負担をかけないことの方が大切です。

子どもの「鼻すすり」はどうする?

小さな子どもは、 まだ上手に鼻をかめないことがあります。

「すすらないで!」と注意するだけでは難しいため、

「片方ずつ、フーッとしてみよう」
「少しずつ出してみよう」

と声をかけながら、 少しずつ鼻をかむ練習をするとよいでしょう。

まだ鼻をかめない年齢では、 鼻吸い器などを使ったケアも選択肢になります。


こんな時は耳鼻咽喉科へ

鼻水だけでなく、次のような症状がある場合は、 耳鼻咽喉科への相談を考えましょう。

  • 耳が痛い
  • 耳がつまった感じが続く
  • 聞こえにくそうにしている
  • 耳だれがある
  • 発熱が続く
  • 鼻水や鼻づまりが長引いている
  • 強い頭痛や顔の痛みがある

特に子どもは、 鼻かぜなどをきっかけに中耳炎を起こすことがあります。


まとめ

  • 鼻水は、基本的にやさしくかむ
  • 片方ずつ、少しずつかむ
  • 強くすすり続けるのは避ける
  • 思いきり強くかむのも避ける

鼻水が続くときは、 鼻の症状だけでなく耳の様子にも気をつけてみてください。

鼻水や鼻づまり、薬の使い方について気になることがあれば、 薬剤師にもお気軽にご相談ください。

参考文献

・Sakikawa Y, Kobayashi H, Nomura Y. Changes in middle ear pressure in daily life. Laryngoscope. 1995;105(12 Pt 1):1353-1357.
・Yaginuma Y, Kobayashi T, Takasaka T. The habit of sniffing in nasal diseases as a cause of secretory otitis media. Am J Otol. 1996;17(1):108-110.
・Falk B. Sniff-induced negative middle ear pressure: study of a consecutive series of children with otitis media with effusion. Am J Otolaryngol. 1982;3(3):155-162.