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2026-10-08 10:00:00

不眠症のセルフケア④|夜の過ごし方と休息モード

夜は少しずつ休息モードに| 眠りを整える7つの工夫

「夜になっても、なかなか眠くならない」
「寝る前までスマホを見てしまう」
「寝つきをよくするために、お酒を飲んでいる」

そんなことはありませんか?

夜の眠りには、夕方から寝る前までの 過ごし方も関係しています。

でも、生活をすべて変える必要はありません。

いつもの習慣を少し工夫しながら、 体と気持ちが休みやすい時間を つくってみましょう。

夜の休息を整える4つの工夫。夕方以降のカフェインを見直す、寝酒はおすすめできない、スマホは明るさや内容を工夫する、照明を少し暗めにする

1.夕方以降のカフェインを見直す

コーヒーやお茶を飲むと、 気分転換になることがあります。

一方、カフェインには 目を覚ます働きがあり、 寝つきや睡眠の質に影響する場合があります。

カフェインの影響が続く時間には 個人差があり、 夕方に飲んだものが夜まで 影響することもあります。

カフェインを含む主な飲み物

  • コーヒー
  • 紅茶
  • 緑茶、ほうじ茶
  • エナジードリンク
  • 一部の栄養ドリンク

取り入れやすい工夫

  • 夕方のコーヒーをカフェインレスに替える
  • 夕食後のお茶を麦茶などに替える
  • エナジードリンクの飲む時間や量を確認する

コーヒーが好きな方へ

すべてのコーヒーを やめる必要はありません。

まずは夕方以降だけ、 カフェインレスに替えてみるのも 一つの方法です。

※カフェインに敏感な方では、 夕方より早い時間の摂取でも 睡眠に影響することがあります。

2.寝酒はおすすめできません

お酒を飲むと眠くなるため、 寝つきがよくなったように 感じることがあります。

しかし、アルコールは 夜中に目が覚めやすくなるなど、 睡眠の質を悪くすることがあります。

また、いびきや睡眠時無呼吸を 悪化させる場合もあります。

こんな工夫から始めてみましょう

  • 眠るためにお酒を飲まない
  • 晩酌の量や頻度を見直す
  • 夕食後はノンアルコールの飲み物を選ぶ

睡眠薬を使っている方へ

アルコールと睡眠薬を一緒に使うと、 眠気やふらつき、判断力の低下などが 強くなるおそれがあります。

睡眠薬との併用は避けましょう。

なお、日常的に大量の飲酒をしている方は、 急にお酒をやめることで 離脱症状が起こる場合があります。

飲酒量が多い方や、 お酒を減らすと体調が悪くなる方は、 医療機関に相談してください。

3.寝る前のスマートフォンと上手に付き合う

スマートフォンやテレビは、 私たちの生活に欠かせないものです。

ただし、寝る前に明るい画面を 長時間見続けると、 体内時計や眠気に影響する場合があります。

また、ゲームや仕事の連絡、 刺激の強い動画などによって、 気持ちが高ぶることもあります。

例えば、こんな工夫

  • 画面の明るさを下げる
  • 寝る前は刺激の強い動画やゲームを控える
  • 通知を減らして、仕事の連絡から少し離れる
  • 寝床で長時間スマホを見続けない

スマホをやめられない方へ

「寝る前は絶対にスマホ禁止」と 厳しく考えすぎる必要はありません。

まずは画面の明るさや、 見る内容、使用する時間を 少し見直してみましょう。

眠れないことへの焦りにつながらないよう、 無理のない方法を選ぶことが大切です。

4.部屋の照明を少し暗めにする

夜に明るい光を浴び続けると、 睡眠と覚醒のリズムに 影響する場合があります。

夕方から夜は、少しずつ照明を落とし、 落ち着いて過ごせる環境を整えましょう。

取り入れやすい方法

  • 寝る前は照明を少し暗くする
  • まぶしい光が直接目に入らないようにする
  • 間接照明や手元の照明を利用する

ただし、暗すぎる環境では、 転倒などの危険があります。

特に高齢の方や、 夜間トイレへ行くことが多い方は、 足元灯などで安全を確保しましょう。

5.入浴のタイミングを工夫する

入浴後、体の深部の温度が 徐々に下がることは、 眠りに入りやすくなる仕組みと関係しています。

そのため、寝る1~2時間ほど前に 入浴することが、 寝つきを助ける場合があります。

ただし、お湯の温度や入浴時間、 体調によって影響は異なります。

試しやすい工夫

  • 就寝の1~2時間前を目安に入浴する
  • 熱すぎるお湯や長湯を避ける
  • 入浴後はゆったり過ごす

入浴時の注意

高齢の方や、心臓・血圧などの病気がある方は、 急激な温度変化や熱い湯への長時間の入浴に 注意が必要です。

無理に入浴時間を変えたり、 長湯をしたりする必要はありません。

持病がある方は、 医師からの入浴に関する指示を優先しましょう。

寝る前のリラックス習慣。入浴は就寝の1〜2時間前を目安に、照明を少し落として過ごす、読書や音楽でゆったり、軽いストレッチや筋弛緩法も

6.自分に合ったリラックス方法を見つける

眠る前には、 気持ちを落ち着ける時間を つくってみましょう。

特別なことをする必要はありません。

例えば、こんな過ごし方

  • 落ち着いた音楽を聴く
  • 軽い読書をする
  • ゆっくり自然な呼吸をする
  • 無理のない範囲で軽くストレッチする
  • 漸進的筋弛緩法を試してみる

漸進的筋弛緩法とは?

筋肉に軽く力を入れ、 そのあと力を抜くことで、 体の緊張をゆるめる方法です。

例えば、手を軽く握ってから開く、 肩を少し持ち上げてから緩める、 といった動作を行います。

眠ることを目標にするのではなく、 力が抜けた感覚を味わうことが大切です。

具体的な方法は、 「眠れない夜の過ごし方」のページで 図解付きで紹介しています。

漸進的筋弛緩法について セルフケア一覧から、 眠れない夜の対処法についても確認できます。

7.「早く寝なければ」と頑張りすぎない

眠れないことが続くと、 「今日は早く布団に入ろう」 と思うかもしれません。

しかし、眠くないうちから 長時間寝床で過ごすことで、 かえって眠りにくくなる場合があります。

また、早く眠ろうとするほど、 焦りや緊張が強くなることもあります。

大切にしたい考え方

  • 眠くなってから寝床に入る
  • 眠れないことを気にしすぎない
  • 就寝時刻だけにこだわらない
  • 翌朝の生活リズムも大切にする

眠れないときの具体的な対処法は、 別ページで詳しく紹介しています。

睡眠薬を服用している方へ

薬の種類によっては、 就寝直前に服用する必要があります。

自己判断で服用時刻を変更せず、 医師や薬剤師の指示を守ってください。

8.まずは一つ、試してみましょう

夜の過ごし方をすべて変える必要はありません。

今日からできそうなこと

  • 夕食後のお茶を麦茶に替える
  • 寝る前の照明を少し暗くする
  • スマホの通知を減らす
  • ゆっくり音楽を聴く
  • 無理に早寝しようとしない

自分に合いそうなことを、 一つ選んでみましょう。

よくある質問(Q&A)

Q.カフェインは何時までなら飲んでもいい?

夕方以降は控えることが勧められますが、 影響には個人差があります。

カフェインの量や、 飲む時間によって睡眠への影響は異なります。

カフェインに敏感な方では、 午後の早い時間でも 夜の眠りに影響することがあります。

まずは夕方以降の飲み物を カフェインレスに替えてみましょう。

Q.寝る前のスマホは、何分前までなら大丈夫?

誰にでも当てはまる厳密な時間はありません。

画面の明るさや見る内容、 使用時間などによって影響が異なります。

寝る前は使用を減らし、 明るい画面や刺激の強い内容を 避けることから始めましょう。

Q.寝る前に温かい飲み物を飲むと眠れますか?

温かい飲み物で気持ちが落ち着くことはありますが、 不眠症を改善する効果が 確立しているわけではありません。

カフェインを含まない飲み物を 少量楽しむ方法もあります。

ただし、寝る前に多く飲むと、 夜間の尿意で目が覚めることがあります。

夜間頻尿がある方は、 飲む量や時間を調整しましょう。

Q.入浴は寝る何時間前がいいですか?

就寝の1~2時間ほど前が 一つの目安です。

ただし、熱いお湯での長湯は 体への負担になることがあります。

入浴のタイミングにこだわりすぎず、 体調や持病に合わせて 安全な方法を選びましょう。

Q.リラックスしても眠れないときは?

眠れなくても失敗ではありません。

リラックスする方法は、 必ず眠れるようになる方法ではありません。

自分に合わない場合は、 別の方法を試してもかまいません。

眠れない状態が続き、 日中生活にも支障がある場合は、 医療機関に相談しましょう。

セルフケアだけで改善しないときは

夜の過ごし方を見直すことは、 眠りを整えるための工夫の一つです。

しかし、慢性的な不眠症では、 生活習慣の見直しだけでは 十分に改善しない場合があります。

不眠症の認知行動療法(CBT-I)や 薬物療法など、 専門的な治療が必要になることもあります。

不眠が続き、 日中の生活に支障がある場合は、 医療機関に相談しましょう。

まとめ|夜は、少しずつ休息モードに

  • 夕方以降のカフェインを見直す
  • 寝酒は避ける
  • スマートフォンの明るさや内容を工夫する
  • 夜の照明を少し落とす
  • 入浴やリラックスできる時間を取り入れる
  • 無理に早寝しようとしない

全部を一度に取り入れる必要はありません。

今の生活でできそうなことから、 少しずつ試してみましょう。

睡眠やお薬について気になることがあれば、 こはく堂薬局の薬剤師にも お気軽にご相談ください。

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