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2026-10-09 11:30:00

症状がなくても、治療が必要なのはなぜ?

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症状がなくても、治療が必要なのはなぜ?

高血圧の治療は、今ある症状を楽にするためだけでなく、 将来の脳卒中や心臓病を防ぐために行います。

「体調は悪くないのに、なぜ治療が必要なの?」
「頭痛もないから、まだ大丈夫では?」

そう感じることもあるかもしれません。 高血圧では、体調のよさだけでは判断できないことがあります。

血圧が高くても、気づかないことが多い

高血圧は、自覚症状がほとんどないことが多い病気です。

頭痛やめまいがなくても、 血圧が高い状態が続いていることがあります。

反対に、頭痛やめまいがあっても、 高血圧以外の原因で起こっている場合があります。

血圧の状態を知るには、症状だけで判断せず、 実際に測ることが大切です。

症状がなくても、血管や心臓に負担がかかる

高い血圧が続くと、血管や心臓に負担がかかります。

その状態が長く続くと、脳卒中や心筋梗塞、 心不全などが起こる可能性が高くなります。

症状が出てから治療を始めるのではなく、 病気が起こる前から血圧を整えることが大切です。

治療の目的は「これからの健康を守ること」

血圧を適切に下げる治療には、 脳卒中や心臓病が起こる可能性を減らす効果があります。

治療を始めても、体調が大きく変わらないことがあります。 それでも、将来の病気を防ぐための治療として意味があります。

血圧を治療すると、どんないいことがある? 治療で期待できる効果や、 「少し下がる」ことの意味について紹介します。 詳しく見る →

治療は、薬を飲むことだけではない

高血圧の治療には、減塩や無理のない運動など、 生活習慣の工夫も含まれます。 必要に応じて、薬による治療を組み合わせます。

薬が必要かどうかは、症状の有無だけでは決まりません。

  • 血圧がどのくらい高いか
  • 糖尿病や腎臓病などの持病があるか
  • 脳卒中や心臓病にかかったことがあるか
  • 年齢や体の状態はどうか

こうした点をふまえて、 医師と相談しながら治療を進めます。

家庭血圧の記録を、相談の手がかりに

家庭での血圧測定は、普段の血圧を知り、 診断や治療に役立てるために大切です。

「症状はないけれど、治療したほうがよいのかな」と迷うときは、 測定した血圧の記録を持って相談しましょう。

治療が必要な理由や薬について気になることがある場合は、 薬剤師へご相談ください。

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参考資料

厚生労働省 e-ヘルスネット「高血圧」

日本高血圧学会「家庭で血圧を測定しましょう」

日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン」

Blood Pressure Lowering Treatment Trialists’ Collaboration. Lancet. 2021;397:1625–1636.
論文全文(英語)