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2026-06-12 09:30:00

気管支喘息の薬物治療

喘息治療で大切なのは、発作が起きてから対処することだけではなく、
発作を起こしにくい状態を保つことです。

喘息治療の目標

喘息は、適切に治療を続けることで、症状をコントロールしながら生活できる病気です。

治療の目標は、「健康な人と変わらない日常生活を送ること」です。 仕事、学校、運動、睡眠など、普段の生活を安心して続けられる状態を目指します。

喘息治療薬の2つの役割

喘息の薬は、大きく分けて2つの役割があります。

毎日使う薬

症状がない時も使い、気道の炎症を抑えて発作を予防する薬です。 長期管理薬またはコントローラーと呼ばれます。

苦しい時に使う薬

発作が起きた時に、狭くなった気道を広げて症状をやわらげる薬です。 発作治療薬またはリリーバーと呼ばれます。

主な喘息治療薬

吸入ステロイド薬(ICS)

喘息治療の基本となる薬です。 気道の炎症を抑え、発作を起こしにくくします。

吸入薬は気道に直接薬を届けるため、内服薬に比べて全身への影響が少ないことが特徴です。

長時間作用性β2刺激薬(LABA)

気管支を長時間広げ、呼吸を楽にする薬です。 多くの場合、吸入ステロイド薬と組み合わせた配合剤として使われます。

ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)

アレルギーに関わる反応を抑え、気道の炎症や収縮をやわらげる飲み薬です。 アレルギー性鼻炎を合併している方に使われることもあります。

長時間作用性抗コリン薬(LAMA)

気道が狭くなるのを抑える吸入薬です。 吸入ステロイド薬などで十分にコントロールできない場合に追加されることがあります。

生物学的製剤

重症喘息の方に使われる注射薬です。 喘息の炎症に関わる特定の物質をねらって働く薬で、医師が必要性を判断します。

吸入薬を正しく使うことが大切です

吸入薬は、薬を気道に届けることが大切です。 そのため、薬の種類だけでなく、吸入の方法がとても重要です。

  • 吸う前に、無理のない範囲で息を吐く
  • 薬に合わせた吸い方でしっかり吸い込む
  • 吸入後は少し息を止める
  • 吸入ステロイド薬の後は、うがいをする
  • 自己判断で中止しない

吸入後のうがいは、口の中に残った薬を洗い流し、口内炎や声がれを防ぐために大切です。
うがいが難しい場合は、口をすすぐ、飲み物を飲むなどの方法を相談しましょう。

自己判断で薬をやめないでください

喘息の症状が落ち着くと、「もう治った」と感じることがあります。 しかし、気道の炎症が完全に落ち着いていない場合もあります。

自己判断で薬を中止すると、発作が再び起こりやすくなることがあります。 薬を減らしたい、やめたいと思った時は、必ず医師や薬剤師に相談してください。