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第2回|子どものインフルエンザワクチン、こんなときはどうする?
子どものインフルエンザワクチン
こんなときはどうする?
「2回目の接種が遅れてしまった」
「1回目の後にインフルエンザになった」
「子どもは、なぜ2回接種するの?」
お子さんのインフルエンザワクチンについて、 保護者の方が迷いやすい5つの疑問を わかりやすく解説します。
遅れたとき
ワクチンの効果
家族の予防
子どものワクチンについてよくある質問
2回目の接種が遅れてしまいました。 最初からやり直す必要がありますか?
通常は、最初からやり直す必要はありません。
日本では、13歳未満のお子さんが 注射のインフルエンザワクチンを受ける場合、 通常は2〜4週間の間隔で2回接種します。
免疫のつき方を考えると、 4週間程度の間隔が望ましいとされています。
体調不良や予定の都合などで、 2回目の接種が遅れてしまうこともあります。
その場合も、 通常は1回目から接種し直すのではなく、 残りの1回を受けることを検討します。
1回目の接種日を確認し、 医療機関へ相談してください。
流行状況や接種できる時期なども踏まえて、 2回目の接種を検討します。
1回目の接種後にインフルエンザになりました。 2回目は必要ですか?
感染したからといって、 必ずしも2回目が不要になるわけではありません。
インフルエンザにはA型・B型などがあり、 同じシーズンに複数の種類が 流行することもあります。
一度インフルエンザに感染しても、 ほかの種類のインフルエンザまで 十分に予防できるとは限りません。
そのため、1回目の接種後に インフルエンザになった場合でも、 体調が回復してから 2回目の接種を検討することがあります。
まずは体調の回復を優先しましょう。
発熱などで体調が悪い間は、 ワクチンを接種できません。
回復後、1回目の接種日や インフルエンザにかかった時期を伝えて、 医療機関へ相談してください。
赤ちゃんはまだワクチンを受けられません。 家族が接種する意味はありますか?
はい。家族が接種することにも意味があります。
注射のインフルエンザワクチンは、 生後6か月から接種できます。
そのため、 生後6か月未満の赤ちゃんは、 インフルエンザワクチンを受けられません。
赤ちゃん自身が接種できない時期には、 家族がインフルエンザにかかるリスクを 減らすことも大切です。
家族がワクチンを受けることで、 家庭内にインフルエンザを持ち込む機会を 減らすことが期待されます。
ただし、 家族が接種していても、 感染を完全に防げるわけではありません。
家族のワクチン接種と、 毎日の感染対策を組み合わせましょう。
- 帰宅後や赤ちゃんのお世話の前に手を洗う
- 室内の換気を行う
- 咳や発熱などがあるときは、赤ちゃんとの密接な接触をできるだけ控える
- 体調が悪い場合は、無理をせず休む
子どもは2回接種すると、 1回より効果が高くなるのですか?
2回接種することで、 より十分な免疫反応が期待されます。
日本では、13歳未満のお子さんに対して、 注射のインフルエンザワクチンを 原則2回接種します。
これは、年齢や過去の感染・接種歴によって 免疫のつき方が異なり、 2回接種することで、 より十分な抗体の上昇が期待できるためです。
ただし、 すべてのお子さんで、 2回接種の方が1回接種より 明らかに高い発病予防効果を示すとは限りません。
海外では、9歳以上のお子さんは 原則1回接種とする考え方もあります。 また、9歳未満でも、 過去の接種歴によっては1回接種となる場合があります。
日本ワクチン学会は、 何らかの事情で2回接種する機会が得られない場合でも、 少なくとも1回は接種して、 未接種のまま流行期を迎えないこと を推奨しています。
2回接種できないからといって、 1回目の接種まであきらめる必要はありません。
なお、鼻から接種するフルミストは、 国内では1シーズン1回の接種です。
注射のワクチンとは接種回数が異なります。
インフルエンザワクチンで、 インフルエンザ脳症も予防できますか?
脳症そのものをどの程度予防できるかは、 まだ十分にわかっていません。
インフルエンザ脳症は、 インフルエンザに伴って起こることがある 重い合併症です。
ワクチンには、 インフルエンザの発病を減らす効果があり、 入院などのリスクを下げることも期待されています。
一方、日本小児科学会は、 インフルエンザ脳症を直接予防する効果については、 十分な根拠が明らかになっていない と説明しています。
そのため、 「ワクチンを受ければ脳症を防げる」 と断定することはできません。
ワクチンを受けていても、 インフルエンザにかかった際には注意が必要です。
意識や反応がいつもと違う、 けいれんが起こる、 呼びかけに反応しにくいなどの症状がある場合は、 直ちに医療機関を受診してください。
意識障害やけいれんが続いているなど、 緊急性が高い場合は119番に連絡してください。
- 2回目の接種が予定より遅れてしまった
- 1回目の接種後にインフルエンザになった
- 子どもの接種回数について迷っている
- 赤ちゃんがいる家庭での予防方法を知りたい
- 持病があり、接種してよいか心配
接種歴や体調、持病などによって 判断が異なることがあります。 医療機関へご相談ください。
子どものインフルエンザワクチンは、 年齢やワクチンの種類によって 接種回数が異なります。
注射のワクチンでは、 13歳未満は原則2回接種ですが、 予定どおりに2回接種できなかった場合も、 最初からやり直す必要があるとは限りません。
また、ワクチンは感染や重症化のリスクを減らす 大切な予防方法のひとつですが、 すべての合併症を完全に防げるわけではありません。
お子さんの接種について迷った場合は、 医師・薬剤師へご相談ください。
参考情報
- 日本ワクチン学会 「2026-27期の季節性インフルエンザワクチンの接種に関する見解」
- 厚生労働省 「令和8年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」
- 日本小児科学会 「インフルエンザ脳症に関する注意喚起」
- 日本小児科学会 「推奨する予防接種スケジュール」
- CDC 「季節性インフルエンザワクチン接種に関する臨床的考慮事項」
※このページは一般的な情報をまとめたものです。 実際の接種方法や接種の可否については、 年齢、体調、接種歴、治療中の病気などを踏まえて、 医師が判断します。
情報確認:2026年10月





