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2026-10-20 00:21:00

第2回|子どものインフルエンザワクチン、こんなときはどうする?

子どものインフルエンザワクチン
こんなときはどうする?

「2回目の接種が遅れてしまった」
「1回目の後にインフルエンザになった」
「子どもは、なぜ2回接種するの?」

お子さんのインフルエンザワクチンについて、 保護者の方が迷いやすい5つの疑問を わかりやすく解説します。

このページでわかること
📅
2回目の接種が
遅れたとき
💉
接種回数と
ワクチンの効果
👨‍👩‍👧
赤ちゃんを守る
家族の予防

子どものワクチンについてよくある質問

Q

2回目の接種が遅れてしまいました。 最初からやり直す必要がありますか?

通常は、最初からやり直す必要はありません。

日本では、13歳未満のお子さんが 注射のインフルエンザワクチンを受ける場合、 通常は2〜4週間の間隔で2回接種します。

免疫のつき方を考えると、 4週間程度の間隔が望ましいとされています。

体調不良や予定の都合などで、 2回目の接種が遅れてしまうこともあります。

その場合も、 通常は1回目から接種し直すのではなく、 残りの1回を受けることを検討します。

1回目の接種日を確認し、 医療機関へ相談してください。

流行状況や接種できる時期なども踏まえて、 2回目の接種を検討します。

Q

1回目の接種後にインフルエンザになりました。 2回目は必要ですか?

感染したからといって、 必ずしも2回目が不要になるわけではありません。

インフルエンザにはA型・B型などがあり、 同じシーズンに複数の種類が 流行することもあります。

一度インフルエンザに感染しても、 ほかの種類のインフルエンザまで 十分に予防できるとは限りません。

そのため、1回目の接種後に インフルエンザになった場合でも、 体調が回復してから 2回目の接種を検討することがあります。

まずは体調の回復を優先しましょう。

発熱などで体調が悪い間は、 ワクチンを接種できません。

回復後、1回目の接種日や インフルエンザにかかった時期を伝えて、 医療機関へ相談してください。

Q

赤ちゃんはまだワクチンを受けられません。 家族が接種する意味はありますか?

はい。家族が接種することにも意味があります。

注射のインフルエンザワクチンは、 生後6か月から接種できます。

そのため、 生後6か月未満の赤ちゃんは、 インフルエンザワクチンを受けられません。

赤ちゃん自身が接種できない時期には、 家族がインフルエンザにかかるリスクを 減らすことも大切です。

家族がワクチンを受けることで、 家庭内にインフルエンザを持ち込む機会を 減らすことが期待されます。

ただし、 家族が接種していても、 感染を完全に防げるわけではありません。

家族のワクチン接種と、 毎日の感染対策を組み合わせましょう。

  • 帰宅後や赤ちゃんのお世話の前に手を洗う
  • 室内の換気を行う
  • 咳や発熱などがあるときは、赤ちゃんとの密接な接触をできるだけ控える
  • 体調が悪い場合は、無理をせず休む
Q

子どもは2回接種すると、 1回より効果が高くなるのですか?

2回接種することで、 より十分な免疫反応が期待されます。

日本では、13歳未満のお子さんに対して、 注射のインフルエンザワクチンを 原則2回接種します。

これは、年齢や過去の感染・接種歴によって 免疫のつき方が異なり、 2回接種することで、 より十分な抗体の上昇が期待できるためです。

ただし、 すべてのお子さんで、 2回接種の方が1回接種より 明らかに高い発病予防効果を示すとは限りません。

海外では、9歳以上のお子さんは 原則1回接種とする考え方もあります。 また、9歳未満でも、 過去の接種歴によっては1回接種となる場合があります。

2回接種できない場合は?

日本ワクチン学会は、 何らかの事情で2回接種する機会が得られない場合でも、 少なくとも1回は接種して、 未接種のまま流行期を迎えないこと を推奨しています。

2回接種できないからといって、 1回目の接種まであきらめる必要はありません。

なお、鼻から接種するフルミストは、 国内では1シーズン1回の接種です。

注射のワクチンとは接種回数が異なります。

Q

インフルエンザワクチンで、 インフルエンザ脳症も予防できますか?

脳症そのものをどの程度予防できるかは、 まだ十分にわかっていません。

インフルエンザ脳症は、 インフルエンザに伴って起こることがある 重い合併症です。

ワクチンには、 インフルエンザの発病を減らす効果があり、 入院などのリスクを下げることも期待されています。

一方、日本小児科学会は、 インフルエンザ脳症を直接予防する効果については、 十分な根拠が明らかになっていない と説明しています。

そのため、 「ワクチンを受ければ脳症を防げる」 と断定することはできません。

ワクチンを受けていても、 インフルエンザにかかった際には注意が必要です。

意識や反応がいつもと違う、 けいれんが起こる、 呼びかけに反応しにくいなどの症状がある場合は、 直ちに医療機関を受診してください。

意識障害やけいれんが続いているなど、 緊急性が高い場合は119番に連絡してください。

接種について迷ったときは
  • 2回目の接種が予定より遅れてしまった
  • 1回目の接種後にインフルエンザになった
  • 子どもの接種回数について迷っている
  • 赤ちゃんがいる家庭での予防方法を知りたい
  • 持病があり、接種してよいか心配

接種歴や体調、持病などによって 判断が異なることがあります。 医療機関へご相談ください。

まとめ

子どものインフルエンザワクチンは、 年齢やワクチンの種類によって 接種回数が異なります。

注射のワクチンでは、 13歳未満は原則2回接種ですが、 予定どおりに2回接種できなかった場合も、 最初からやり直す必要があるとは限りません。

また、ワクチンは感染や重症化のリスクを減らす 大切な予防方法のひとつですが、 すべての合併症を完全に防げるわけではありません。

お子さんの接種について迷った場合は、 医師・薬剤師へご相談ください。