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第5回|ワクチン接種後の体調変化と副反応
インフルエンザワクチン接種後の
体調変化と副反応
「ワクチンを受けた後に熱が出た」
「接種した腕が腫れている」
「じんましんが出たけれど、来年も接種できる?」
インフルエンザワクチン接種後の 体調変化について、 よくある4つの疑問を解説します。
副反応の多くは一時的ですが、 医療機関への相談が必要な症状もあります。
感染症の違い
過ごし方
腫れへの対応
次回の接種
接種後の体調変化についてよくある質問
接種後に熱が出ました。 副反応ですか? それとも感染症ですか?
発熱した時期や症状だけで、 確実に見分けることはできません。
インフルエンザワクチンの接種後には、 発熱や頭痛、だるさなどの 副反応がみられることがあります。
注射のワクチンでは、 発熱などの全身症状が約5〜10%の方にみられ、 多くは2〜3日で改善します。
一方、 ワクチンを受けた前後に、 インフルエンザやほかの感染症に かかっている可能性もあります。
特に、咳や鼻水が強い場合、 熱が長く続く場合、 いったんよくなってから再び悪化した場合などは、 感染症も考える必要があります。
「ワクチンを受けた後だから、副反応だろう」 と決めつけないことが大切です。
症状が強い場合や長引く場合は、 医療機関へご相談ください。
鼻から接種するフルミストでは、 鼻水や鼻づまりなども副反応としてみられます。 ただし、同じ症状が感染症でも起こるため、 症状だけで区別することはできません。
ワクチン接種後、 どのくらい医療機関で様子を見ればいいですか?
接種後30分間は、 急な体調の変化に注意してください。
ワクチン接種後には、 まれにアナフィラキシーという 強いアレルギー反応が起こることがあります。
アナフィラキシーは、 接種後、比較的早い時間に起こることが多いため、 厚生労働省では 接種後30分間は、 接種した医療機関内で安静にする よう案内しています。
また、注射による緊張や痛みなどがきっかけとなって、 気分が悪くなったり、 失神したりすることもあります。
接種後の待機場所や過ごし方は、 医療機関の指示に従ってください。
待機中に息苦しさ、じんましん、 強いふらつきなどが現れた場合は、 すぐに医療スタッフへ伝えてください。
接種した腕が腫れたり痛んだりしたら、 冷やしてもいいですか?
はい。軽く冷やすことで、 痛みや不快感が楽になることがあります。
注射のインフルエンザワクチンでは、 接種したところの赤み、腫れ、痛みなどが 約10〜20%の方にみられます。
多くは一時的な反応で、 通常2〜3日程度で改善します。
痛みや腫れが気になる場合は、 冷たいタオルなどを使って、 無理のない範囲で軽く冷やしてもかまいません。
冷やすときのポイント
- 保冷剤や氷を直接肌に当てないようにしましょう。
- 接種したところを強くこすったり、 もんだりしないようにしましょう。
- 冷やしていて痛みや不快感が増す場合は、 無理をせず中止しましょう。
腫れや痛みが強い場合、 赤みが広がっていく場合、 数日経っても改善しない場合などは、 医療機関にご相談ください。
接種後にじんましんが出ました。 来年もワクチンを受けられますか?
じんましんが出たからといって、 必ず次回も接種できないとは限りません。
ただし、 じんましんがワクチンによる アレルギー反応だった可能性について、 確認が必要です。
特に、じんましんとともに、 息苦しさ、顔やのどの腫れ、 強いふらつきなどが現れた場合は、 アナフィラキシーが疑われます。
過去にワクチンによる アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応を 起こしたことがある場合は、 接種できるワクチンの種類や 接種方法について慎重な判断が必要です。
- どのワクチンを受けたか
- 接種から何分・何時間後に症状が出たか
- じんましん以外の症状があったか
- 医療機関でどのような治療を受けたか
接種したワクチンの名前がわかる記録や、 受診時の情報があれば、 次回の接種時に役立ちます。
次回接種の可否は、 自己判断せず医師に相談してください。
なお、現在じんましんが出ている場合は、 次回の接種を考える前に、 まず現在の症状について医療機関に相談してください。
接種後に次のような症状が現れた場合は、 速やかな対応が必要です。
- 息苦しい、呼吸が苦しい
- 顔やのどが急に腫れる
- じんましんとともに強いふらつきや息苦しさがある
- 意識や反応がいつもと違う
- けいれんが続く
接種した医療機関にいる場合は、 すぐにスタッフへ伝えてください。
帰宅後に強い呼吸困難や意識障害などが現れた場合は、 119番に連絡してください。
- 発熱が続いている、または症状が悪化している
- 接種したところの腫れや痛みが強い
- 副反応なのか感染症なのかわからない
- 接種後にじんましんが出た
- 以前の副反応が心配で、次回の接種を迷っている
症状や接種したワクチンの種類などを伝えて、 医療機関へご相談ください。 薬の使用について迷う場合は、 薬剤師にもご相談ください。
インフルエンザワクチン接種後には、 発熱、だるさ、接種したところの痛みなどが みられることがあります。
多くは一時的な反応ですが、 接種後の体調不良がすべて副反応とは限りません。
また、じんましんなどのアレルギー症状が出た場合は、 症状の内容に応じて対応し、 次回の接種についても医師に相談することが大切です。
気になる症状がある場合は、 無理をせず医療機関へご相談ください。
参考情報
- 厚生労働省 「令和8年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」
- 厚生労働省 「インフルエンザワクチン(季節性)」
- CDC 「Influenza (Flu) Vaccine Safety」
- CDC 「Clinical Guidance for Seasonal Influenza Vaccine Safety」
※このページは一般的な情報をまとめたものです。 接種後の症状や体の状態によって 対応が異なる場合があります。
情報確認:2026年10月





