くすりの保管にお気を付けください
小さいお子さまがいらっしゃるご家庭での薬の保管、
どのようにしていらっしゃいますか?
厚生労働省から、興味深いデータが発表されました。
平成25年度 家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告 (HTML)
家庭用品などが原因と考えられた健康被害と考えられる事例の情報です。
小児の誤飲事故の発生件数
1位 医薬品・医薬部外品 96件
2位 タバコ 94件
3位 プラスチック玩具 60件
医薬品・医薬部外品に起因する事故件数がタバコを抜いて1位になるのは、報告制度が始まって以来初めて、とのことです。
「うちは大丈夫」ではなく、
もう一度見直してみませんか?
くすりの保管は、
・こどもの手の届かないところへ
・直射日光があたらないところ
・湿度が高くなりすぎないところ
(薬によっては、冷蔵庫の中、などの指示があることがあります)
にお願いします。
もしも、飲み込んでしまった場合は、かかりつけ医にご相談を!
ですが、参考になるウェブサイトをご紹介します。
・こどもの誤飲誤食110番 (HTML) (沖縄県薬剤師会)
緊急度別対応表が掲載されています。
・日本中毒情報センター (HTML)
中毒に関する一般的な情報に加えて、万が一の電話相談先、中毒110番の電話番号も掲載されています。
参照)
厚生労働省 (HTML)
薬局ってどんなところ?
薬局ってどういうところでしょう?
お薬がもらえる所?
病院でお薬くれたらいいのに、別の所に行かないと行けないなんて面倒くさいなぁ。。。
と、思っていらっしゃる方もいることでしょう。
私は、薬局とは、「人」と「もの」と「情報」をつなげるところ、だと考えています。
「人」 患者さんに 「もの」処方せんにしたがったお薬をお渡しし
「情報」飲み方などの説明をする
もちろんそうです。 でも、それだけではありません。
「人」 患者さん、医師・看護師・作業療法士など医療スタッフ
「もの」医薬品、健康食品、化学物質
「情報」医薬品の効能・効果、安全性などにまつわる情報
医薬品という「もの」を通して、人及び人を取り巻く環境を見つめ、健康を目指す、 そんな存在でありたいと思っています。