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2026-10-20 01:08:00

第1回|ワクチンの効果はいつから? どのくらい続く?

インフルエンザワクチンの効果は
いつから? どのくらい続く?

「ワクチンを受けた直後にインフルエンザになる?」
「効果は何か月くらい続く?」
「予防効果が40%とは、どういう意味?」

インフルエンザワクチンの効果について、 気になる5つの疑問をわかりやすく解説します。

このページでわかること
💉
接種直後の
インフルエンザ感染
📅
予防効果が
出るまでの期間
⏳
効果が続く
期間
📊
効果の数字と
家族への影響

ワクチンの効果についてよくある質問

Q

ワクチンを受けた直後でも、 インフルエンザになることはありますか?

はい。接種した直後でも、 インフルエンザにかかることはあります。

インフルエンザワクチンを受けても、 すぐに十分な予防効果が得られるわけではありません。

ワクチンを受けると、 体の免疫がインフルエンザウイルスに備える 準備を始めますが、 免疫ができるまでには時間がかかります。

一般に、予防効果が期待できるようになるまでには、 接種後約2週間かかるとされています。

そのため、接種後間もない時期に感染したり、 接種前にすでに感染していたりすることがあります。

ワクチンを受けた後でも、 発熱や咳などの症状が出た場合は、 インフルエンザなどの感染症の可能性があります。

「ワクチンを受けたから大丈夫」 と決めつけず、 症状に応じて医療機関へご相談ください。

Q

インフルエンザワクチンの予防効果は、 いつから期待できますか?

一般に、接種から約2週間が目安です。

ワクチンを受けると、 インフルエンザウイルスに対する抗体など、 体を守る免疫の働きが準備されていきます。

この免疫が十分に働くまでには、 ある程度の時間が必要です。

ただし、 2週間を過ぎれば必ずインフルエンザを 防げるようになる、という意味ではありません。

免疫のつき方には個人差があり、 年齢や健康状態などによっても異なります。

流行が本格化する前に、 余裕をもって接種しておくことが大切です。

ただし、すでに流行が始まっていても、 接種の意味がなくなるわけではありません。

また、2回接種が必要な場合には、 2回目までの予定も考えておきましょう。

Q

ワクチンの効果は、 どのくらい続きますか?

時間とともに効果が弱まることがあります。

ワクチンを受けて得られた免疫は、 ずっと同じ強さで続くわけではありません。

一般に、接種後数か月にわたって 予防効果が期待されますが、 時間が経つにつれて 効果が弱まることがあります。

効果が続く期間は、 年齢や体の状態、 流行するインフルエンザウイルスの種類などによっても 異なります。

「5か月で効果が切れる」ということ?

インフルエンザワクチンについて、 「効果は約5か月」と説明されることがあります。

しかし、 5か月が経過した日に、 突然効果がなくなるわけではありません。

予防効果は時間とともに変化するため、 全員に共通する明確な有効期限があるわけではありません。

また、インフルエンザウイルス自体も 少しずつ変化しています。

そのため、毎シーズンのワクチン接種が 推奨されています。

Q

インフルエンザワクチンの効果は、 何%くらいありますか?

ワクチンの効果は、 毎年同じではありません。

流行するウイルスの種類や、 ワクチンに含まれる株との一致度、 接種する方の年齢や健康状態などによって変わります。

また、ワクチンの効果を考えるときには、 「発病を防ぐ効果」 「外来受診を減らす効果」 「入院を減らす効果」 などを区別する必要があります。

研究結果の一例|米国2025/26シーズン

米国CDCの研究では、 18歳未満の子ども・若者について、 次のような結果が報告されています。

38〜41% インフルエンザによる
外来受診のリスク低下
41% インフルエンザによる
入院のリスク低下

※2025/26シーズンの米国における暫定推定値です。 2026/27シーズンの日本でのワクチン効果を 示したものではありません。
※外来受診の推定値は複数の研究ネットワークによるものです。

「効果40%」は、 接種した人の40%しか守られない、 という意味ではありません。

例えば、仮にワクチンを受けていない人の 100人中10人がインフルエンザで受診する状況で、 ワクチンがその受診リスクを40%下げるとすると、 接種した人では100人中約6人が受診する計算になります。

つまり、 接種した集団と接種していない集団で、 病気や受診などが起こるリスクを比較した数字 です。

※100人中10人・6人という数字は説明用の仮定であり、 実際の発病率や研究結果そのものを示していません。

このようにワクチンの効果を評価する研究では、 「何をどのくらい減らしたか」が重要です。

また、ワクチンを接種しても インフルエンザにかかることはありますが、 入院などの重い結果を減らす効果も期待されています。

Q

ワクチンを受けると、 家族など周囲の人への感染も減らせますか?

周囲へ感染を広げる機会を 減らせる可能性があります。

インフルエンザワクチンには、 インフルエンザの発病を減らす効果があります。

自分がインフルエンザにかかるリスクを減らせれば、 家族など周囲の人に感染を広げる機会も 減らせる可能性があります。

ただし、 ワクチンを受けた人が ほかの人にウイルスをうつさなくなる、 というわけではありません。

実際に周囲の人への感染をどの程度減らせるかは、 流行状況や研究条件によって異なり、 効果を一律の数字で示すことはできません。

ワクチン接種と、 日頃の感染対策を組み合わせることが大切です。

  • こまめに手を洗う
  • 室内を換気する
  • 咳エチケットを心がける
  • 体調が悪いときは無理をせず休む
  • 発熱や咳などがあるときは、周囲との接触をできるだけ控える

特に、小さな赤ちゃんや高齢者、 持病のある方が家族にいる場合は、 周囲の人も感染予防を心がけることが大切です。

まとめ

インフルエンザワクチンは、 一般に接種から約2週間で 予防効果が期待できるようになります。

効果は時間とともに変化し、 流行するウイルスや年齢などによっても異なります。

ワクチンは、感染や発病を完全に防ぐものではありませんが、 発病や入院などのリスクを減らすための 大切な予防方法のひとつです。

接種後も、手洗いや換気などの 感染対策を続けましょう。