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Q&A|ベタベタ耳垢は毎日掃除した方がいい?
ベタベタ耳垢は毎日掃除した方がいい?
「耳垢がベタベタしているから、 毎日掃除しないといけないのでは?」 と心配される方もいます。
実は、 ベタベタした耳垢でも 毎日の耳掃除は必要ありません。
むしろ耳を触りすぎることで、 耳のトラブルにつながることがあります。
ベタベタ耳垢は体質によるものです
ベタベタした耳垢は 「湿性耳垢(しっせいじこう)」と呼ばれます。
特徴として、
- 黄色っぽい
- しっとりしている
- 粘り気がある
といったものがあります。
湿性耳垢は ABCC11という遺伝子の影響を受けることが 知られています。
病気ではなく、 生まれつきの体質です。
日本人では乾いた耳垢の方が多く、 欧米では湿性耳垢の方が多いとされています。
耳掃除は入口だけで十分です
耳垢には、 ほこりや細菌から耳を守る役割があります。
そのため、 無理にすべて取り除く必要はありません。
耳掃除をするときは、
- 入浴後に行う
- 耳の外側を拭く
- 耳の入口付近をやさしく拭く
程度で十分です。
耳には、 耳垢を自然に外へ運び出す働きがあります。
通常は 耳の奥まで掃除する必要はありません。
やりすぎには注意しましょう
耳掃除のやりすぎは、 かえって耳のトラブルの原因になることがあります。
- 耳かきを奥まで入れる
- 綿棒を深く入れる
- 耳垢が取れるまで続ける
こうした行為は、
- 耳の皮膚を傷つける
- 外耳炎の原因になる
- 耳垢を奥へ押し込んでしまう
ことがあります。
こんなときは耳鼻科へ相談しましょう
次のような症状がある場合は、 耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
- 耳がつまった感じがする
- 聞こえにくい
- 耳が痛い
- 耳がかゆい
- 耳垢が取れない
- 耳垢が大量にたまっている
まとめ
ベタベタ耳垢は 病気ではなく体質によるものです。
- ベタベタ耳垢は異常ではない
- 耳掃除は入口だけで十分
- 無理に全部取らなくてよい
- 症状があるときは耳鼻科へ相談する
耳垢には 耳を守る大切な役割があります。
「完全にきれいにしなければ」 と考えなくても大丈夫です。
やさしいケアを心がけましょう。
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外耳炎と原因、予防についてまとめています
目的別の耳栓の選び方
耳栓の選び方|目的に合わせて使い分けましょう
耳栓は、騒音から耳を守ったり、静かな環境を作ったりするための便利なアイテムです。
一方で、耳栓にはさまざまな種類があり、用途によって適した製品が異なります。
睡眠・ライブ・作業・飛行機など、目的に合わせて選びましょう。
① 一般的な耳栓|睡眠・集中
周囲の生活音をやわらげ、静かな環境を作るための耳栓です。
- 睡眠時
- 勉強や読書
- 仕事への集中
- 旅行中の騒音対策
スポンジタイプやシリコンタイプが多く、比較的手に入りやすい耳栓です。
② ライブ用耳栓|音楽を楽しみながら耳を守る
ライブ用耳栓は、音楽の聞こえ方をできるだけ保ちながら、音量を下げるように作られています。
- ライブやコンサート
- 音楽フェス
- 吹奏楽やバンド活動
- 音楽を楽しみながら耳を守りたい方
「音を遮断する」のではなく、「耳にやさしい音量にする」ことが目的です。
③ 作業用耳栓|大きな音から耳を守る
作業用耳栓は、強い騒音から耳を守るための耳栓です。
- 工事現場
- 草刈機やチェーンソー
- 工場や機械設備
- バイク走行時の風切り音対策
音質よりも遮音性を重視しているため、会話が聞き取りにくくなることがあります。
騒音性難聴を予防するために
長期間にわたり大きな音にさらされると、騒音性難聴の原因になることがあります。
大きな音にさらされる機会が多い方は、耳栓を上手に活用しましょう。
林業などでチェーンソーを使用する場合
林業などで使用されるチェーンソーなど、振動する機械を手に持って作業する場合、外耳道経由で空気の振動と、機械の振動が腕から頭部に骨の振動の両方が、内耳に負荷をかけます。
振動の影響が大きい作業の場合、耳栓をすると骨の振動の逃げ道がなくなるため、耳栓よりもイヤーマフを使用することが推奨されています。
参考:「騒音性難聴による生活の質と労働生産性の低下を防ぐ予防から発症後まで俯瞰したデータ収集と現場の支援に関する研究」、平成 29 年度~令和元年度 総合研究報告書.
④ 気圧調整用耳栓|飛行機・高所移動
飛行機の離着陸時などでは、急な気圧変化によって耳が痛くなったり、耳が詰まったように感じたりすることがあります。
気圧調整用耳栓は、耳の中と外の圧力差をゆっくり変化させ、耳への負担を軽減することを目的としています。
- 飛行機に乗ると耳が痛くなる方
- 耳抜きが苦手な方
- 高所へ移動する機会が多い方
- 気圧変化に敏感な方
風邪や副鼻腔炎、中耳炎などで鼻や耳の通りが悪い場合は、十分な効果が得られないことがあります。
医学論文では、効果を証明する十分なエビデンスはないとされていますが、あなたの状況に合わせて、医師から紹介された場合には、検討されると良いと思います。
Ryan P, Otol Neurotol. 2018 [PMID: 29595579].
- みみ・はなの病気の治療
- 耳抜き
- ツバを飲む、飴をなめる、ガムを噛む
航空性中耳炎の対策には、気圧調節式耳栓の他にも注意点がありますので、耳鼻科にご相談されてください
どの耳栓を選べばいい?
| 目的 | おすすめの耳栓 |
|---|---|
| 睡眠・勉強・集中 | 一般的な耳栓 |
| ライブ・音楽フェス | ライブ用耳栓 |
| 工事現場・機械作業 | 作業用耳栓 |
| 飛行機・高所移動 | 気圧調整用耳栓 |
まとめ
耳栓は、目的に合わせて選ぶことが大切です。
- 睡眠や集中には、一般的な耳栓
- 音楽を楽しみながら耳を守るには、ライブ用耳栓
- 大きな音から耳を守るには、作業用耳栓
- 飛行機や高所移動には、気圧調整用耳栓
耳の痛み、聞こえにくさ、耳鳴りなどが続く場合は、耳鼻咽喉科へ相談しましょう。
なお、自動車や自転車の運転中に耳栓を使用すること自体は法令で直接禁止されていませんが、周囲の音が聞こえない状態で運転した場合、道路交通法の安全運転義務違反とみなされる可能性が高いこともご注意ください。
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Q&A|鼻血が出た時はどうしたらいい?
Q&A|鼻血が出た時はどうしたらいい?
突然鼻血が出ると、びっくりしてしまいますよね。
まずは慌てず、少し前かがみになって、小鼻を押さえましょう。
結論:
鼻血が出た時は、上を向かずに、鼻のやわらかい部分を5〜10分ほど押さえ続けます。
鼻血が出た時の止め方
① 少し前かがみになります
上を向かず、少し前かがみになります。 血がのどへ流れ込むのを防ぐためです。
② 小鼻を押さえます
鼻のやわらかい部分、小鼻を親指と人差し指でしっかり押さえます。
③ 5〜10分ほど押さえ続けます
途中で何度も確認せず、そのまま押さえ続けましょう。
やってしまいがちなNG行動
- 上を向く
- すぐに鼻を離して確認する
- 強く鼻をかむ
- 鼻にティッシュを奥まで詰め込む
特に「上を向く」はよく知られていますが、血がのどへ流れてしまうことがあります。
また、強く鼻をかむと、再び出血しやすくなることがあります。
鼻血のよくある原因
- 鼻を触る・ほじる
- 強く鼻をかむ
- 鼻炎や花粉症
- 空気の乾燥
- 風邪
鼻の入り口近くの血管は浅い場所にあり、刺激で出血しやすいことがあります。
子どもの鼻血で大切なこと
子どもは、鼻を触るクセや、鼻炎・乾燥などで鼻血が出やすいことがあります。
叱るよりも、 「鼻はやさしく触ろうね」 「強くかまないようにしようね」 と声をかけてあげましょう。
こんな時は受診を
- 20分以上止まらない
- 何度も鼻血をくり返す
- 大量に出血している
- 顔をぶつけた後に鼻血が出た
- ふらつきや息苦しさがある
- 血液をサラサラにする薬を飲んでいる
特に、何度も繰り返す場合や止まりにくい場合は、耳鼻科などへ相談しましょう。
まとめ
- 鼻血が出た時は、少し前かがみになります
- 小鼻を5〜10分押さえ続けましょう
- 上を向いたり、強く鼻をかんだりしないようにしましょう
- 繰り返す鼻血や止まりにくい鼻血は受診しましょう
気になる症状や、お薬との関係が心配な場合は、医師・薬剤師へご相談ください。
鼻をかむ時のポイント
鼻は強くかんだ方がいいですか?
鼻水が多い時は、つい強く鼻をかみたくなることがあります。
しかし、強く何度も鼻をかむと、鼻や耳に負担がかかることがあります。
結論:
鼻は、強く一気にかむよりも、片方ずつやさしくかむのがおすすめです。
強くかみすぎるとどうなる?
鼻を強くかみすぎると、鼻の中の粘膜に負担がかかります。
また、鼻と耳は奥でつながっているため、強い圧が耳に伝わることがあります。
- 耳がつまった感じがする
- 耳が痛くなる
- 鼻血が出やすくなる
- 子どもでは中耳炎につながることがある
鼻をかむ時のポイント
- 片方の鼻を押さえて、片方ずつかむ
- 一気に強くかまず、やさしくかむ
- 出にくい時は、何回かに分ける
- 鼻をかんだ後は、鼻まわりをやさしく拭く
鼻水を無理に出し切ろうとせず、鼻や耳に負担をかけないことが大切です。
鼻まわりのケアも大切です
鼻を何度もかむと、鼻の下が赤くなったり、ヒリヒリしたりすることがあります。
- やわらかいティッシュを使う
- こすらず、押さえるように拭く
- 乾燥が気になる時は、保湿をする
子どもでは特に注意しましょう
子どもは鼻と耳の距離が近く、鼻を強くかむことで耳に負担がかかりやすいことがあります。
「強くかんで」と声をかけるよりも、 「片方ずつ、やさしくフーッと出そうね」 と伝えるとよいでしょう。
「鼻すすり」もしないように、教えてあげましょう。
こんな時は相談を
- 耳が痛い
- 耳がつまった感じが続く
- 鼻血をくり返す
- 黄色や緑色の鼻水が続く
- 発熱や強い頭痛がある
このような場合は、耳鼻科など医療機関へ相談しましょう。
まとめ
- 鼻は強く一気にかまず、片方ずつやさしくかみましょう
- 強くかみすぎると、鼻や耳に負担がかかることがあります
- 子どもでは中耳炎にも注意が必要です
- 耳の痛みや鼻血が続く場合は、医療機関へ相談しましょう
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私自身、小さい時に中耳炎を繰り返していました。あのときに、鼻すすりと鼻のかみ方を知っていれば、という思いでお伝えします。
鼻水をかめない子どもに|鼻水スルスル
鼻をかめない子どものサポート
小さなお子さんは、まだ上手に鼻をかむことができません。
鼻水が出ていて苦しそうなのに、 うまく出せず、保護者の方が困ることもあります。
このページでは、子どもの鼻水をやさしく取る工夫について紹介します。
鼻水は無理に出し切らなくて大丈夫
鼻水を全部出そうとして、強くかませたり、何度も無理に拭いたりすると、 鼻や耳に負担がかかることがあります。
大切なのは、 呼吸が少し楽になるように、やさしく手助けすること です。
ティッシュでできる「鼻水するする」
鼻の出口にあるねばねばした鼻水は、 ティッシュを使ってやさしく取れることがあります。
- ティッシュを細長く折ります
- 鼻の穴の入り口に、そっと当てます
- 鼻水にティッシュがくっついたら、ゆっくり引きます
- 鼻水が多い時は、新しいティッシュでくり返します
鼻の奥まで入れたり、強くこすったりしないようにしましょう。
鼻すすりにも注意しましょう
鼻水が気になる時、子どもは鼻をすすってしまうことがあります。
鼻すすりを続けると、鼻や耳に負担がかかることがあります。
「すすらないで」と叱るよりも、 「ティッシュでやさしく取ろうね」 「片方ずつ、ゆっくり出そうね」 と声をかけてあげましょう。
お風呂上がりは取りやすいことがあります
鼻水は、お風呂の中やお風呂上がりなど、 鼻の中がうるおっている時に取りやすいことがあります。
無理に取ろうとせず、 タイミングを見ながら、やさしくケアしてあげましょう。
こんな時は受診を
- 耳を痛がる
- 発熱がある
- 黄色や緑色の鼻水が続く
- 咳が強い
- 眠れない、飲みにくいなど生活に支障がある
- いつもより元気がない
このような場合は、小児科や耳鼻科に相談しましょう。
まとめ
- 小さな子どもは、鼻を上手にかめないことがあります
- 鼻水は無理に全部出し切ろうとしなくて大丈夫です
- ティッシュを使って、鼻の入り口の鼻水をやさしく取る方法があります
- 鼻すすりをしないよう、やさしく声をかけてあげましょう
- 耳の痛みや発熱がある時は、医療機関へ相談しましょう
鼻水が続く時や、薬の使い方で迷う時は、薬剤師へご相談ください。
(追記)
鼻をかむ練習は、いつから?
小さな子どもにとって、 「口を閉じて、鼻から息を出す」のは意外と難しい動作です。
「○歳になったら必ずできる」というものではありません。 できそうになってきたら、 遊びのひとつとして少しずつ練習してみましょう。
3〜4歳の子どもを対象にした研究では、 遊びを取り入れて鼻の衛生について練習することで、 鼻から息を出すなどの行動が改善したことが報告されています。
「何歳から」よりも「できそうか」を目安に。
鼻水が出ていない元気なときに、
遊びながら練習してみましょう。
まずは「鼻からフンッ」の練習
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では、 ティッシュペーパーを使った練習方法を紹介しています。
- ティッシュペーパーを細長く切り、短冊を作ります。
- まず口の前に垂らし、「フーッ」と息を出して動かします。
- 次にティッシュを鼻の前へ移します。
- 口を閉じ、片方の鼻を指で押さえます。
- もう片方の鼻からやさしく息を出して、ティッシュを動かしてみましょう。
最初から鼻水を上手に出す必要はありません。 まずは「鼻から息を出すと動く」ことを 体験するところから始めましょう。
鼻かみ練習器を使ってもいい?
市販の「鼻かみ練習器」などを使って、 鼻から息を出す感覚を遊びながら練習する方法もあります。
ただし、 鼻かみ練習器を使った方が早く鼻をかめるようになる、 かぜが早く治る、中耳炎などを予防できる といった効果が十分に確認されているわけではありません。
そのため、特別な器具を必ず用意する必要はありません。 ティッシュを使った遊びでも練習できます。
大切なのは「強くかむ」ことではありません。
鼻からやさしく息を出す感覚を覚えることから始めましょう。
できないときや嫌がるときは、無理に練習する必要はありません。
まだ鼻をかめないときは?
まだ自分で鼻をかめなくても心配はいりません。
鼻づまりで、 「飲みにくい」「眠りにくい」「苦しそう」といったときには、 鼻吸い器を使って鼻水を取る方法もあります。
鼻すいは、かぜを治すためではなく、 鼻づまりによるつらさを一時的に和らげるためのケア です。
まとめ
- 鼻かみを始める年齢には個人差があります
- できそうになったら、遊びながら練習してみましょう
- まずは「鼻からやさしく息を出す」ことから始めます
- 鼻かみ練習器は、練習を楽しくする選択肢のひとつです
- 特別な器具がなくても、ティッシュなどで練習できます
- 嫌がるときや、まだ難しいときは無理に練習する必要はありません


















