ブログ
おくすり Q&A|点眼薬の容器にマジックで書き込まないようにしましょう
点眼薬の本体に油性マジックで直接書き込まないようにしましょう
点眼薬の開封日を記録するために、 容器本体へ油性マジックで直接書き込むことがあります。
しかし、 点眼薬では、 油性マジックの成分が容器を通して内部へ影響する可能性が完全には否定できないため、 本体への直接記載は避けた方が安心です。
特に油性マジックには、 有機溶剤などが含まれる場合があります。
また、 薬品名や使用期限表示が見えにくくなる原因にもなります。
特に点眼薬は、 眼に直接入る薬であり、 無菌性や微量成分の管理が重要です。
そのため、 できるだけ慎重に扱うことが大切です。
おすすめの方法
- 外箱に開封日を書く
- ラベルシールを貼る
- お薬手帳やメモに記録する
点眼薬は清潔に扱い、 保管方法にも注意しましょう。
エナジードリンクって?
エナジードリンクって何?
エナジードリンクは、 「眠気を減らしたい」 「元気を出したい」 「集中したい」 ときに飲まれることが多い飲み物です。
カフェインや糖分、 アミノ酸などが含まれており、 一時的に“元気になったように感じる”ことがあります。
エナジードリンクは、 「疲れを治している」 わけではありません。
一時的に眠気や疲労感を感じにくくしている状態です。
「元気の前借り」と言われることがあります
エナジードリンクは、 無理をしている体を “動けるように感じさせる” 飲み物です。
そのため、 「元気になった」と思っても、 実際には疲労が回復していないことがあります。
- 睡眠不足をごまかしてしまう
- 疲れているのに無理をしてしまう
- 飲む量が増えてしまう
- 夜眠れなくなる
- 生活リズムが崩れる
そのため、 常用(毎日のように飲み続けること)はおすすめできません。
無理しなくても良いように、生活リズムを工夫できますように
カフェインに弱い人は注意
エナジードリンクには、 比較的多くのカフェインが含まれていることがあります。
特に、 コーヒーを飲むと 「ドキドキする」 「気分が悪くなる」 「眠れなくなる」 という方は注意が必要です。
こんな症状が出ることがあります
- 動悸(ドキドキする)
- 手のふるえ
- 不安感
- 頭痛
- 吐き気
- 眠れない
カフェインへの強さには個人差があります。
「自分はカフェインに弱いかも」 と思う方は、 無理に飲まないようにしましょう。
子供にはおすすめできません
子供は、 大人よりもカフェインの影響を受けやすいとされています。
- 眠れなくなる
- イライラする
- 落ち着かなくなる
- 動悸が出る
- 体調不良につながる
また、 甘く飲みやすいため、 知らないうちにカフェインを多く摂ってしまうことがあります。
そのため、 子供にはエナジードリンクを与えないことがすすめられます。
日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会の障害速報では、エナジードリンクによるカフェイン中毒疑いの事例が報告されています。
こんな飲み方は避けましょう
- 短時間に何本も飲む
- コーヒーや眠気覚まし薬と一緒に飲む
- 寝不足のまま頼り続ける
- 運動前後に大量に飲む
- 毎日続けて飲む
まとめ
エナジードリンクは、 一時的に眠気や疲労感を感じにくくする飲み物です。
しかし、 「疲れが治っている」わけではなく、 無理をしてしまう原因になることがあります。
- 常用はおすすめできません
- カフェインに弱い人は注意が必要です
- 子供には与えないようにしましょう
眠気や疲労感が続く場合は、 無理を続けるのではなく、 休養や生活リズムの見直しも大切です。
エナジードリンクに頼りたい!という辛い状況が、なんとか解決できますよう。
カフェインや健康食品について気になることがある場合は、 薬剤師へお気軽にご相談ください。
参考資料)
1. 食品中のカフェインについて https://www.fsc.go.jp/visual/kikanshi/k_index.data/vol51_P2_3.pdf
3. 日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会の障害速報 No. 120 https://www.jpeds.or.jp/
おくすり Q&A/相互作用って何?
薬の相互作用とは?
薬は、正しく使うことで効果を発揮します。
しかし、 薬同士の組み合わせや、 食べ物・飲み物・健康食品などによって、 薬の効き方が変わってしまうことがあります。
これを 「相互作用(そうごさよう)」 といいます。
相互作用とは、
「ある薬や食品が、別の薬の働きに影響すること」 です。
相互作用で起こること
相互作用が起こると、 薬の効果が強くなりすぎたり、 逆に弱くなったりすることがあります。
効きすぎる場合
- 眠気が強くなる
- 血糖が下がりすぎる
- 出血しやすくなる
- 副作用が増える
効きにくくなる場合
- 血圧が下がらない
- 感染症が治りにくい
- 薬の効果が弱くなる
- 症状が改善しない
薬だけではありません
相互作用は、 薬同士だけで起こるわけではありません。
次のようなものでも、 薬に影響することがあります。
- 市販薬(かぜ薬・痛み止めなど)
- サプリメント
- 健康食品
- グレープフルーツジュース
- アルコール
- 青汁・ハーブ類
「健康に良さそうだから」 と思って使っているものでも、 薬に影響することがあります。
薬の「禁忌」と「注意」とは?
薬には、 安全に使用するための重要な情報が 「添付文書(てんぷぶんしょ)」 に記載されています。
添付文書とは、 薬の効果や使い方、 副作用、 注意点などをまとめた、 医療者向けの説明書です。
その中には、 特に重要な項目として、 「禁忌」 と 「注意」 があります。
禁忌(きんき)
「使ってはいけない」 組み合わせや状態です。
重い副作用や、 危険な状態につながる可能性があるため、 原則として避ける必要があります。
注意
「特に慎重に使う必要がある」 という意味です。
体調や年齢、 他の薬との組み合わせによって、 副作用や効き方に注意が必要になります。
相互作用にも「禁忌」と「注意」があります
薬の飲み合わせにも、 「絶対に避けるべき組み合わせ」と、 「注意して使う組み合わせ」があります。
- 併用禁忌
→ 一緒に使ってはいけない組み合わせ - 併用注意
→ 特に注意して使う必要がある組み合わせ
例えば、 「副作用が強く出る」 「薬が効きすぎる」 「逆に効きにくくなる」 などが問題になることがあります。
薬剤師はどう確認しているの?
薬剤師は、 処方された薬を確認する時に、 添付文書の情報をもとに、 相互作用や注意点をチェックしています。
薬剤師が確認していること
- 飲み合わせに問題がないか(併用禁忌がないか。避けるべき注意ではないか。)
- 同系統の成分が重複していないか
- 副作用が強く出やすい組み合わせではないか
- 高齢者でも安全に使えるか
- 体質(腎臓や肝臓の状態など)に合わせて調整されているか
- 市販薬やサプリメントとの影響がないか
- 過去の副作用歴やアレルギー歴
必要に応じて、 医師へ確認や提案を行い、 安全に使用できるよう調整しています。
お薬手帳が大切な理由
相互作用を防ぐために、 とても大切なのが 「お薬手帳」 です。
病院ごとに別々に薬をもらっている場合、 お薬手帳がないと、 薬の全体像が分からないことがあります。
お薬手帳があると、
「今、どんな薬を使っているか」 をまとめて確認できます。
お薬手帳のメリット
- 飲み合わせの確認がしやすい
- 重複した薬を防ぎやすい
- 副作用歴やアレルギーを共有できる
- 災害時や緊急時にも役立つ
- 他の病院でも情報共有しやすい
こんな時は必ず相談してください
- 市販薬を追加したい
- サプリメントを飲み始めたい
- 健康食品を使っている
- 別の病院で薬をもらった
- 飲み合わせが不安
「こんなこと相談していいのかな?」 と思うことでも、 お気軽にご相談ください。
まとめ
薬の相互作用とは、 薬や食品などが、 別の薬の働きに影響することです。
薬局では、 薬剤師が飲み合わせを確認し、 安全に使えるようチェックしています。
そして、 相互作用を防ぐために大切なのが、 お薬手帳です。
病院・薬局へ行く時は、 できるだけ毎回持参しましょう。
飲み合わせや相互作用について気になることがある場合は、 薬剤師へお気軽にご相談ください。
お薬手帳をご持参いただき、ありがとうございます。そのおかげで、飲み合わせを確認し、安心してお薬をお渡しできます。
薬の相互作用
- 【薬の使い方】その薬、どう飲みますか?
- 【薬の使い方】飲み合わせが悪い薬がある飲料は?
- 【薬と飲み物の相互作用】グレープフルーツ
- 【薬と飲み物の相互作用】アルコール
- 【薬と飲み物の相互作用】炭酸飲料
- 【薬と飲み物の相互作用】青汁
- 【薬と飲み物の相互作用】ミネラルウォーターで飲んではダメな薬?【特別編】
坐薬の切り方
坐薬を「半分」にする時の注意
小児用の坐薬などでは、 「半分にして使ってください」 と指示されることがあります。
しかし、 切り方を間違えると、 薬の量に差が出たり、 入れにくくなったりすることがあります。
今回は、 坐薬を切る時のポイントを紹介します。
どちら向きに切る?
坐薬は、 ななめ方向 に切るのが基本です。
中心を通るように、斜めに切ります。
横幅が細くなると、肛門に入れた坐薬が外に出てきやすくなるため、横幅が変わらないように、ななめに切るのが一般的です。
あくまでも原則ですので、お薬を受け取った時に、説明された通りにお願いします。
切る時のコツ
- 包装がついたまま、ハサミで切ると切りやすい
- 清潔なハサミやカッターなどで切りましょう
- 少し冷やすと切りやすいことがある
- 柔らかい時は無理に切らない
- 切った後は断面をなるべく触りすぎない
柔らかくなっている場合は、 冷蔵庫で少し冷やすと 切りやすくなることがあります。
切った後の保管は?
切った残りを保管する場合は、 ラップなどで包み、 乾燥や汚れを防ぎましょう。
ただし、 薬によっては 「切った後は早めに使用」 が推奨されることがあります。
詳しくは、 薬剤師へ確認してください。
こんな切り方はNG
- 溶けた状態で無理に切る
- 素手で長時間触る
刃物を使う時は、坐薬が転がって、手を切らないように、お気をつけください。
まとめ
坐薬を半分にする時は、 ななめ方向に切る のが基本です。
切り方によっては、 薬の量に偏りが出たり、 使いにくくなったりすることがあります。
困った時や不安な時は、 お気軽に薬剤師へご相談ください。
この投稿をInstagramで見る
子どもの粉薬|飲みやすくする工夫
子どもの粉薬|飲みやすくする工夫
子どもの粉薬、 「苦くて飲めない」 「毎回イヤがる」 と困ることはありませんか?
粉薬を嫌がるのは、 珍しいことではありません。
薬には独特の苦味やにおいがあり、 口の中に残りやすいものもあります。
「飲めない=わがまま」 ではありません。
お子さんに合った方法を見つけることが大切です。
① 少量の水でペースト状にする
粉薬を少量の水で練って、 ペースト状にする方法があります。
上あごや頬の内側につけると、 飲み込みやすくなることがあります。
その後に、 水やお茶などを飲ませましょう。
大量の水に溶かすと、 全部飲み切れなくなることがあります。
② 食べ物に混ぜる工夫
少量の食べ物に混ぜることで、 飲みやすくなる場合があります。
例えば、
- アイスクリーム
- プリン
- チョコペースト
- ジャム
などが使われることがあります。
ただし注意!
薬によっては、 混ぜることで苦味が強くなることがあります。
特に、 酸味のある飲み物やヨーグルトなどで、 急に苦く感じる薬もあります。
自己判断で混ぜず、 気になる時は薬剤師へ相談してください。
食品に混ぜても悪影響がないかと確認した上で、混合の可否をお答えしています。
薬ごとに、製薬企業の情報を確認するほか、信頼できるところから発信されている情報を確認しています。
1歳未満の乳児には甘み付けとして、ハチミツは与えることはできません!❌
③ 飲み物で流し込む
薬を飲んだ後に、 水やお茶などを飲むと、 口の中に残りにくくなります。
ストローを使うと、 飲みやすくなるお子さんもいます。
④ 飲むタイミングを工夫する
眠い時や機嫌が悪い時は、 薬を嫌がりやすくなることがあります。
比較的落ち着いている時間にすると、 うまくいく場合があります。
飲めた時は、 たくさん褒めてあげることも大切です。
⑤ 無理に押さえつけすぎない
無理に押さえつけて飲ませることで、 薬そのものが怖くなってしまうことがあります。
毎回大変な場合は、 別の方法を一緒に考えることも大切です。
⑥ どうしても難しい時は相談を
薬によっては、
- シロップに変更
- 飲み方の工夫
- 混ぜやすい食品の提案
- 剤形変更
などができる場合があります。
「どうしても飲めない…」 と困った時は、 薬剤師へご相談ください。
まとめ
子どもの粉薬は、 「これが正解!」 という方法が1つではありません。
お子さんによって、 飲みやすい方法は違います。
無理をしすぎず、 お子さんに合った方法を探していきましょう。
困った時は、 お気軽に薬剤師へご相談ください。
参考) 子どものくすり https://ph-info.info/kodomo







