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6歳以上の薬の飲み方
6歳以上の薬の飲み方
6歳以上になると、少しずつ自分で薬を飲む練習ができるようになります。
ただし、飲む量やタイミングは大人が確認しながら進めましょう。
6歳以上のお子さんに薬を飲ませるときのポイント
この時期は、「自分でできる」という気持ちが育つ時期です。
薬を飲む理由やタイミングを一緒に確認しながら、少しずつ習慣にしていきましょう。
- 薬の名前や飲むタイミングを一緒に確認する
- 飲んだかどうかを大人が確認する
- 自己判断で量を増やしたり減らしたりしない
- 飲みにくいときは早めに相談する
錠剤・カプセルの飲み方
錠剤やカプセルは、コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲みましょう。
水の量が少ないと、のどや食道に薬が残ってしまうことがあります。
錠剤やカプセルは、薬によっては割ったり、つぶしたり、カプセルを開けたりしてはいけないものがあります。
飲みにくい場合は、自己判断で形を変えず、薬剤師へご相談ください。
普段、飴やラムネを噛んで飲んでいる子の場合、「お薬は噛まないでゴックンしようね」と教えてあげましょう。
飲み忘れを防ぐ工夫
学校や習い事が始まると、薬のタイミングを忘れやすくなることがあります。
- 朝食後・夕食後など、生活の流れに合わせる
- お薬カレンダーを使う
- 家族で声をかけ合う
- 学校で飲む薬は、事前に先生へ相談する
- 学校で飲まずに、家で飲めるように、医師・薬剤師に相談する
特に学校で薬を飲む必要がある場合は、保護者の方から学校へ伝えておくと安心です。
学校で飲まず、家で飲めるように、飲む時間を調節できるように、病院・薬局で相談することも大切です。
6歳以上のお子さんに薬を飲ませるときのポイント
6歳以上になると、「自分でできた」という気持ちが自信につながります。 薬を飲めたときは、結果だけでなく、がんばったことを認めてあげましょう。
おすすめの声かけ
- 薬飲めたの?かっこいい!
- 自分でできたね!
- すごいね!
- 続けられているね!
粉薬しか飲めない場合、薬によっては1回に飲む薬の量が多くなることがあります。
錠剤の種類が多いため、錠剤が飲めると、大人になった時に選べる薬が増えることがあります。
無理に練習する必要はありませんが、お子さんのペースに合わせて、少しずつ進めていきましょう。 飲みにくいときは、薬剤師へご相談ください。
自分だけで判断しないことも大切です
症状がよくなったからといって、自己判断で薬をやめてしまうと、症状がぶり返すことがあります。
また、家族や友だちの薬を使うことはできません。
- 勝手に薬をやめる
- 量を増やして飲む
- 友だちや兄弟姉妹の薬を使う
- 水以外の飲み物で何となく飲む
こんなときは薬剤師へ相談
- 錠剤やカプセルが飲みにくい
- 粉薬やシロップに変更できるか知りたい
- 学校で飲む薬の扱いに迷う
- 飲み忘れたときの対応がわからない
- 副作用が心配
お子さんの年齢や生活リズムによって、飲みやすい方法は異なります。
困ったときは、お気軽に薬剤師へご相談ください。
まとめ
6歳以上のお子さんは、少しずつ自分で薬を管理する練習ができる時期です。
ただし、飲む量・タイミング・飲み忘れの対応は、大人が一緒に確認することが大切です。
薬が飲みにくいときや、学校での服薬に迷うときは、薬剤師へご相談ください。
2〜5歳の薬の飲ませ方
2〜5歳の薬の飲ませ方
2〜5歳頃になると、自分の意思がはっきりしてきて、 薬を嫌がることも増えてきます。 無理に飲ませようとするよりも、 少し工夫しながら進めることが大切です。
2〜5歳のお子さんに薬を飲ませるときのポイント
この時期のお子さんは、 「なぜ飲まなければならないのか」 が少しずつ理解できるようになります。
- 短い言葉で理由を伝える
- 飲めたらたくさん褒める
- 無理に叱らない
- 保護者の方も落ち着いて対応する
「お薬を飲むと早く元気になるよ」など、 年齢に合わせた言葉で説明してあげましょう。
粉薬の飲ませ方
粉薬をそのまま飲むのが難しい場合は、 少量の食べ物に混ぜる方法があります。
- ヨーグルト
- アイスクリーム
- ジャム
- プリン
混ぜるときは必ず少量にしましょう。 食べ残してしまうと、 薬を十分に飲めないことがあります。
薬によっては、 混ぜることで苦味が強くなることがあります。 飲みにくい場合は薬剤師へご相談ください。
シロップや粉薬を嫌がるとき
無理に口へ入れようとすると、 さらに薬が嫌いになってしまうことがあります。
- 経口用シリンジを使う
- 少量ずつ飲ませる
- 好きな飲み物で口直しする
- シールやスタンプで達成感を作る
毎回同じ方法にこだわらず、 お子さんに合った方法を見つけていきましょう。
飲めたらたくさん褒めましょう
この時期のお子さんは、 「できた!」という達成感が大切です。
- がんばったね!
- 上手に飲めたね!
- すごいね!
- お兄さん・お姉さんみたいだね!
飲めたことを認めてあげることで、 次回も挑戦しやすくなります。
こんなときは薬剤師へ相談
- 毎回強く嫌がる
- 吐いてしまう
- 食べ物に混ぜても飲めない
- 苦味が強くて飲めない
- 飲ませ方に不安がある
薬の種類によって飲みやすい工夫は異なります。 困ったときはお気軽に薬剤師へご相談ください。
まとめ
2〜5歳頃は、自分でやりたい気持ちが育つ時期です。 無理に飲ませるよりも、 理由を伝えたり、 工夫したり、 たくさん褒めたりしながら進めることが大切です。
飲ませ方で困ったときは、 薬剤師へご相談ください。
0〜1歳の薬の飲ませ方
0〜1歳の薬の飲ませ方
赤ちゃんに薬を飲ませるときは、少量ずつ、むせないように、ゆっくり進めることが大切です。
0〜1歳のお子さんに薬を飲ませるときのポイント
赤ちゃんは、大人のように「薬だから飲もう」と理解することができません。 そのため、無理に飲ませようとせず、お子さんの様子を見ながら少しずつ飲ませましょう。
- 少量ずつ飲ませる
- 頬の内側からゆっくり入れる
- むせないようにする
- 保護者の方も焦らず、落ち着いて行う
「正しく飲ませなきゃ」と思うほど、保護者の方も緊張してしまいます。 まずは、ふっと息を吐いて、気持ちを楽にしてから始めてみましょう。
服薬しやすい姿勢
赤ちゃんは顔を動かしたり、薬を嫌がったりすることがあります。 横抱きにして、頬の内側へ少量ずつ飲ませると、むせにくく飲ませやすくなります。
スポイトなどを使う時は、赤ちゃんが顔を動かした時は、パッとすぐに口から離すようにしましょう。
0〜1歳のお子さんに薬を飲ませるときのポイント
赤ちゃんは、大人のように「薬だから飲もう」と理解することができません。 そのため、無理に飲ませようとせず、お子さんの様子を見ながら少しずつ飲ませましょう。
服薬用シリンジやスポイトを使う場合も、 一度に流し込まず、少量ずつゆっくり飲ませましょう。
粉薬の飲ませ方
おすすめの方法
- 粉薬を少量の水で練る
- ペースト状にする
- 上あごや頬の内側につける
- その後にミルクや水を飲ませる
少量の水で練ってペースト状にすると、口の中に入れやすくなります。 舌の上にのせると嫌がることがあるため、上あごや頬の内側につけるのがコツです。
哺乳瓶1本分のミルクに薬を混ぜる方法はおすすめできません。 飲み残すと薬の量が不足することがあります。 また、ミルクそのものを嫌いになる原因になることもあります。

シロップの飲ませ方
シロップは、スポイト・経口用シリンジ・スプーンなどを使うと飲ませやすくなります。
- 頬の内側へ少しずつ入れる
- 一気に入れない
- むせないように様子を見ながら飲ませる
口の奥に一気に入れると、むせたり吐いてしまったりすることがあります。 少量ずつ、ゆっくり飲ませましょう。
薬を吐いてしまったら?
薬を飲ませた直後に吐いた場合と、しばらく時間がたってから吐いた場合では、対応が異なります。
自己判断で追加して飲ませる前に、薬局や医療機関へご相談ください。 薬の種類や吐いたタイミングによって対応が変わります。
こんなときは薬剤師へ相談
- 薬を飲んでくれない
- 毎回吐いてしまう
- ミルクや離乳食に混ぜてよいかわからない
- シロップを嫌がる
- 飲ませる量やタイミングが不安
お子さんによって飲みやすい方法は異なります。 困ったときは、お気軽に薬剤師へご相談ください。
まとめ
0〜1歳の赤ちゃんに薬を飲ませるときは、少量ずつ、むせないように進めることが大切です。 粉薬やシロップの飲ませ方で迷うとき、吐いてしまったときは、自己判断せず薬剤師へご相談ください。
Q&A|吸入後の「息止め」は必要ですか?
吸入後の「息止め」は必要?
吸入薬を使うときに、 「吸った後は息を止めてください」 と言われたことはありませんか?
吸入後の息止めには、薬を肺の中にとどめるための大切な意味があります。
なぜ息を止めるの?
吸入した薬は、気管支や肺の奥まで届いてはじめて効果を発揮します。
吸入直後にすぐ息を吐いてしまうと、一部の薬が外へ出てしまう可能性があります。
吸入後に少し息を止めることで、薬が肺の中にとどまりやすくなります。
どのくらい息を止めればいいの?
目安は、5〜10秒程度です。
(製剤ごとに書いている秒数は違います)
ただし、苦しい場合は無理をする必要はありません。 できる範囲で、数秒間息を止めるだけでも構いません。
吸入器の種類で違いはある?
吸入薬には、いくつかの種類があります。
- 粉を吸うタイプ(DPI:ドライパウダー吸入器)
- 霧状の薬を吸うタイプ(pMDI:エアゾール製剤)
- やわらかいミストを吸うタイプ(SMI)
吸い方には違いがありますが、いずれのタイプでも、吸入後に息を止めることがすすめられています。
息止めができなかったら失敗?
息止めが短かったからといって、薬がまったく効かなくなるわけではありません。
高齢の方や息苦しさがある方では、長く息を止めることが難しい場合もあります。
そのような場合は、
- できる範囲で息を止める
- 苦しければ無理をしない
- 吸入前にしっかり息を吐く
- 吸入器に合った吸い方をする
ことが大切です。
まとめ
- 吸入後の息止めは、薬を肺にとどめるために行います
- 目安は5〜10秒程度です
- 苦しい場合は無理をせず、できる範囲で行いましょう
- DPI・エアゾール製剤など、吸入器の種類にかかわらず息止めは大切です
- 息止めだけでなく、吸入器に合った吸い方も重要です
吸入後の息止めのポイント
目標は5〜10秒。
難しければ1〜2秒でも構いません。
まずは、吸った直後にすぐ吐かないことを意識しましょう。
塗り薬の量|FTU 【医療・介護従事者向けの解説】
FTUは「塗る量の目安」です
FTU(Finger Tip Unit)は、外用薬の使用量を患者さんにわかりやすく伝えるための目安です。
成人の人差し指の先から第一関節まで、チューブから薬を出した量を 1FTUと呼びます。[1]
1FTUはおよそ0.5gとされ、成人の手のひら約2枚分の面積に塗る量の目安になります。
ただし、実際の量はチューブによって異なります
FTUは、本来、一定の口径の軟膏チューブを前提にした考え方です。 一方で、実際の外用薬では、チューブの口径や材質、薬の硬さなどが異なります。
- チューブの口径が異なる
- 軟膏・クリーム・ゲルなど剤形が異なる
- 金属チューブ・ラミネートチューブなど材質が異なる
- 押し出す力によって量が変わる
そのため、1FTU=必ず0.5gというわけではありません。 FTUは、患者さんが「少なすぎず、適切な量を塗る」ための目安として説明します。
医療者向けの補足
日本で使用される外用薬チューブでは、口径が約3.5mm程度の製品もあり、 海外で示されるFTUの定義と完全には一致しない場合があります。
そのため、FTUは厳密な計量法ではなく、服薬指導・外用指導における 実用的な目安として扱うことが大切です。
特に外用ステロイドでは、「できるだけ薄く塗る」ことが強調されすぎると、 必要量より少なくなり、治療効果が十分に得られないことがあります。
「薄く」よりも、必要な量を、必要な部位に、均一に塗ることを伝えることが重要です。
説明例
FTUは正確に量を測る方法ではなく、塗る量の目安です。
チューブの種類によって出てくる量は変わりますが、少なすぎると効果が出にくいことがあります。
まずはこのくらいの量を目安に、患部全体にやさしく広げてください。
ポイント
FTUは「1FTU=約0.5g」と説明されることが多いですが、
実際の量はチューブ口径や剤形によって変わります。
あくまでも外用量をイメージするための目安として使います。
1. Long CC, Finlay AY. The finger-tip unit--a new practical measure. Clin Exp Dermatol. 1991 Nov;16(6):444-7. doi: 10.1111/j.1365-2230.1991.tb01232.x. PMID: 1806320. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1806320/




















