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塗り薬|どこに塗る?
塗り薬はどこに塗るの?
塗り薬は、症状がある場所に塗るのが基本です。
しかし、 薬によっては「塗る場所」が決められていることがあります。
同じ皮膚でも、 部位によって薬の吸収されやすさが異なるためです。
皮膚の場所によって吸収が違います
皮膚の厚さは全身で同じではありません。
例えば、 顔や陰部は皮膚が薄く、 薬が吸収されやすい部位です。
一方で、 手のひらや足の裏は皮膚が厚く、 薬が吸収されにくい部位です。
薬の吸収の目安
- 顔:吸収されやすい
- 首:吸収されやすい
- 陰部:吸収されやすい
- 腕や脚:中程度
- 手のひら・足の裏:吸収されにくい
つまり、 同じ薬でも塗る場所によって効き方が変わることがあります。
ステロイド外用薬は強さを使い分けます
ステロイド外用薬には、 強さの違いがあります。
そのため、 処方される薬ごとに、塗る場所を指定されることがあります。
一般的な使い分けの例
- 顔 → 弱めのステロイド
- 腕や脚 → 中程度〜強めのステロイド
- 手のひら・足の裏 → 強めのステロイド
顔に使う薬を手のひらに塗ると、 十分な効果が得られないことがあります。
反対に、 体用の強いステロイドを顔に使うと、 副作用のリスクが高くなることがあります。
免疫抑制剤にも使用部位があります
アトピー性皮膚炎などで使われる 免疫抑制剤の塗り薬も、 使用する部位を考慮して処方されます。
代表的な薬として、 タクロリムス軟膏(プロトピック®)があります。
びらんがある部位には使用しない、など、皮膚の状態によっても、その薬剤が適する部位/使用しない方が良い部位があり、使用部位が説明されます。
顔や首など、 ステロイドの長期使用を避けたい部位で使われることがあります。
塗り始めにヒリヒリ感や熱感が出ることがあります。
使用方法は医師・薬剤師の説明に従いましょう。
他の部位に使ってもいい?
自己判断で別の部位に使うことはおすすめできません。
同じ湿疹のように見えても、 部位によって適した薬が異なることがあります。
- 顔用を体に使う → 効きにくいことがある
- 体用を顔に使う → 副作用のリスクが高まることがある
- 家族の薬を使う → 原因が異なることがある
まとめ
- 塗り薬は症状のある場所に塗ります
- 部位によって薬の吸収は異なります
- ステロイドは部位ごとに強さを使い分けます
- 免疫抑制剤にも使用部位があります
- 自己判断で別の部位へ使わないようにしましょう
塗る場所や薬の種類について迷った場合は、 お気軽に薬剤師へご相談ください。
塗る部位の指定には意味があります
軟膏は「体のしわの方向」に塗りましょう
軟膏は「体のしわの方向」に塗りましょう
軟膏や保湿剤は、皮膚の細かなラインに沿って、やさしく広げるように塗ります。
強くすり込む必要はありません。 皮膚になじませるように、手のひらでやさしく塗りましょう。
体のしわの向きに塗ると、軟膏の伸びが良いので、手早く塗れます。
皮溝とは?
皮膚には、目に見えにくい細かな溝があります。 この皮膚のラインを「皮溝(ひこう)」といいます。
軟膏を皮溝に沿って塗ると、なめらかに広がりやすく、ムラになりにくくなります。
ポイント:
皮溝に沿って塗るとは、かんたんに言うと 「体のしわの方向に塗る」 というイメージです。
上腕では「腕を一周する方向」に塗ります
腕に塗る場合は、肩から手首に向かって縦に塗るのではなく、 腕をぐるっと一周するような向きに広げます。
この向きに塗ると、皮膚のしわの方向に沿いやすく、軟膏がなじみやすくなります。
上腕の塗り方の目安
○ 腕を一周する方向に塗る
× 肩から手首へ向かって縦方向に強く塗り込む

体の部位ごとの塗る向き
部位によって、しわの向きは少しずつ異なります。 おおまかな目安は次の通りです。
- 首:横方向
- 胸・おなか:横方向
- 腕:腕を一周する方向
- 太もも:脚を一周する方向
- すね・ふくらはぎ:脚を一周する方向
手のひらでやさしく
軟膏を塗るときは、指先でゴシゴシこするのではなく、 手のひらを使って広げると塗りやすくなります。
皮膚が赤い、かゆい、ただれているときは、こする刺激で悪化することがあります。 やさしく、薄く、均一に広げることを意識しましょう。
まとめ
- 軟膏は皮膚のライン「皮溝」に沿って塗ります
- わかりやすく言うと「体のしわの方向」です
- 腕や脚は、一周する方向に広げるイメージです
- 強くすり込まず、手のひらでやさしく塗ります
薬の種類や塗る場所によって、塗る量や塗り方が異なる場合があります。 迷う場合は、薬剤師へご相談ください。
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塗り薬|軟膏の塗り方
軟膏の塗り方
軟膏やクリームは、正しく塗ることで効果を十分に発揮できます。
「たくさん塗れば効く」「すり込んだ方がよい」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
基本的な塗り方を知っておきましょう。
塗る前の準備
まずは手をきれいに洗いましょう。
患部に汚れや汗が付いている場合は、やさしく洗い流してから塗ります。
入浴後は皮膚がやわらかくなり、薬がなじみやすいタイミングです。
軟膏はやさしく広げる
軟膏は患部の上に置きやさしく広げるように塗ります。

強くすり込む必要はありません。
特に湿疹やかぶれなどで皮膚が傷んでいる場合は、こすりすぎると刺激になることがあります。
塗る量の目安
皮膚科でよく使われる目安に「FTU(フィンガーチップユニット)」があります。
大人の人差し指の先から第一関節までチューブから出した量(約0.5g)が1FTUです。
1FTUで、おおよそ手のひら2枚分の面積に塗ることができます。
簡単な目安
正確に量を測るのは大変なので、、、
適量の目安は、
塗ったあとに少しベタベタするくらいです。
ティッシュペーパーを軽く当てて、
肌にふわっと張り付くくらいが目安です。
ただし、薬の種類や塗る部位によって適量は変わります。
迷う場合は、薬剤師へご相談ください。
塗った後の注意
塗り終わったら手を洗いましょう。
ただし、手に塗る薬の場合は洗い流さないよう注意してください。
薬によっては塗った後にガーゼや保湿剤との使い分けが必要な場合もあります。
まとめ
軟膏は、
- 塗る前に手を洗う
- やさしく広げる
- こすり込まない
- 適切な量を塗る
- 塗った後の手洗いを忘れない
これらを意識することで、薬の効果を十分に発揮しやすくなります。
塗り方や量に迷う場合は、お気軽に薬剤師へご相談ください。
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Q&A|入浴時に、湿布はどうする?
はじめに
この記事は、ロキソプロフェンテープやケトプロフェンテープなどの一般的な痛み止め(鎮痛消炎薬)の貼り薬について説明しています。
フェンタニル貼付剤など、全身に作用する貼付剤では対応が異なる場合があります。
ご自身のお薬について不明な点があれば、医師・薬剤師にご相談ください。
貼ったまま入浴してもいいですか?
多くの痛み止めの貼り薬は、貼ったまま入浴できます。
シャワーや入浴によって、すぐに効果がなくなるわけではありません。
ただし、長時間お湯に浸かったり、体を強くこすったりすると、剥がれやすくなることがあります。
ほとんどの痛み止めの湿布薬は、貼ったまま入浴すると、悪い影響がある、わけではありません。(例外もあります)
入浴施設では、剥がすよう案内されることがあります
温泉や公衆浴場、デイサービス・デイケアなどでは、
「湿布やテープは剥がしてから入浴してください」
という案内が掲示されていることがあります。
これは、剥がれた貼り薬がお湯に入ることを防ぐためや、衛生面、他の利用者への配慮によるものです。
貼り薬そのものが入浴で危険になるためではありません。
デイサービスやデイケアで入浴する日は?
毎朝貼り替えている方から、
「朝貼ってから入浴すると剥がれそう」
「入浴のたびに貼り替えた方がいいですか?」
という相談を受けることがあります。
なぜ入浴後に貼っても大丈夫なの?
一般的な痛み止めの貼り薬では、薬の成分が皮膚から少しずつ吸収されます。
また、前日に吸収された薬の成分が体内に残っているため、朝貼らなかったからといって、すぐに効果がなくなるわけではありません。
そのため、デイサービスやデイケアで入浴する日は、朝は貼らずに、入浴後に新しい貼り薬を貼る方法が選択肢のひとつになります。
デイケア利用日の例
デイサービス・デイケアで入浴する日
① 朝は貼り替えずに出かける
↓
② 施設で入浴する
↓
③ 入浴後に新しい貼り薬を貼る
もちろん、痛みの程度や使用している貼り薬によって適切な方法は異なります。
ご自身に合った方法については、医師・薬剤師へご相談ください。
注意が必要な貼り薬
貼り薬には、湿布や痛み止めのテープ剤だけでなく、全身に作用する貼付剤もあります。
例えば、
・フェンタニル貼付剤
・認知症治療薬の貼付剤
・狭心症治療薬の貼付剤
・パーキンソン病治療薬の貼付剤
などでは、貼付時間や貼り替え方法が重要になる場合があります。
自己判断で貼り方を変更せず、医師・薬剤師の指示に従ってください。
こんな時はご相談ください
・痛みが強く、貼り替え時間がずれるとつらい場合
・医師から特別な指示を受けている場合
・全身に作用する貼り薬を使用している場合
・貼り替え方法に不安がある場合
このような場合は、自己判断で変更せず、医師・薬剤師にご相談ください。
まとめ
✓ 多くの痛み止めの貼り薬は、貼ったまま入浴できます。
✓ 温泉やデイサービスなどでは、施設のルールで剥がすよう案内されることがあります。
✓ 一般的な鎮痛消炎貼付剤では、入浴前に剥がす、またはその日は朝貼らずに入浴後に貼る方法がよく行われています。
✓ 数時間貼るタイミングがずれても、すぐに効果がなくなるわけではありません。
✓ 貼り薬の種類によって対応が異なるため、不安な場合は医師・薬剤師へご相談ください。
内服薬|飲み方|「食間」とは?
食間とは?
食間とは、 食事と食事の間 に薬を飲むことをいいます。
「食事中に飲む」という意味ではありません。 ここは間違いやすいポイントです。
食間:食後およそ2時間
または、次の食事の約2時間前
なぜ食間に飲むの?
薬によって、食間に飲む理由は異なります。
主な理由として、
・食事の影響を受けにくくするため
・胃の中に食べ物が少ない時に飲むため
・薬の吸収や働きを安定させるため
などがあります。
食間に飲む主な薬
食間に服用する薬には、次のようなものがあります。
漢方薬
葛根湯、補中益気湯、六君子湯、大建中湯 など
漢方薬は、食前または食間で指示されることが多い薬です。
胃の粘膜を守る薬
一部の胃薬では、食間に服用することがあります。
胃の中に食べ物が少ないタイミングで飲むことで、 薬の働きを期待する場合があります。
食間の薬を飲み忘れたら?
飲み忘れた場合の対応は、薬によって異なります。
自己判断で2回分をまとめて飲まないようにしましょう。
気づいた時点で服用してよい場合もありますが、 次の服用時間が近い場合は飲まないこともあります。
飲み忘れた時の対応は、 事前に医師・薬剤師へ確認しておくと安心です。
食事中に飲むという意味ではありません
「食間」と聞くと、 食事をしている途中に飲むと思われることがあります。
しかし、食間は 食事と食事の間 という意味です。
食間薬は、食事中ではなく、 食後しばらく時間をあけて服用しましょう。
よくある質問
Q. 食間とは食事中のことですか?
いいえ。食間は食事中という意味ではありません。 食事と食事の間に飲むという意味です。
Q. 食後何時間くらいに飲めばいいですか?
一般的には食後およそ2時間が目安です。 薬によって異なることがあるため、薬袋や説明書を確認しましょう。
Q. 食間の薬を食後に飲んでもいいですか?
薬によって対応が異なります。 食事の影響を受ける薬もあるため、自己判断せず薬剤師へ相談してください。
Q. 食間の薬を飲み忘れたらどうしたらいいですか?
薬によって対応が異なります。 気づいた時点で服用する場合もありますが、 次の服用時間が近い場合は飲まないこともあります。 2回分をまとめて飲まないようにしましょう。
まとめ
食間とは、食事中ではなく、 食事と食事の間に薬を飲むことです。
一般的には、食後およそ2時間が目安です。
食間に服用する理由は、 食事の影響を受けにくくしたり、 薬の働きを安定させたりするためです。
飲み忘れた場合の対応は薬によって異なります。 不安なことがあれば、お気軽に薬剤師へご相談ください。













