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貼付薬|入浴時はどうする?
お風呂に入るとき、貼付薬はどうしたらよい?
貼付薬を使っていると、 「お風呂の前にはがした方がよいの?」 「貼ったまま入っても大丈夫?」 と迷うことがあります。
貼付薬は、種類によって入浴時の対応が異なります。
まずは、ご自身の貼付薬が 「湿布・痛み止めの貼り薬」なのか、 「全身に作用する貼付薬」なのかを確認しましょう。
まず確認しましょう
| 貼付薬の種類 | お風呂に入るとき |
|---|---|
| 湿布・痛み止めの貼り薬 | 基本的に入浴前にはがし、 入浴後に必要に応じて新しいものへ貼り替えることが一般的です。 |
| 全身に作用する貼付薬 |
自己判断ではがさず、薬袋や説明書を確認しましょう。 薬によって対応が異なります。 |
全身に作用する貼付薬の例
- ホクナリンテープ®
- リバスタッチ®
- ニトロダーム®
- ニコチネルTTS®
- フェンタニル貼付剤 など
※薬の名前だけでは判断しにくいことがあります。分からない場合は薬剤師へ確認してください。
自宅で入浴するとき
湿布・痛み止めの貼り薬は、 入浴前にはがし、入浴後に貼り替えることが一般的です。
一方、全身に作用する貼付薬は、 決められた時間貼り続けることで、十分な効果が得られるよう作られています。
自己判断ではがしたり、新しい薬へ交換したりしないようにしましょう。
- 貼付薬をタオルやスポンジで強くこすらない
- 貼付部位へ強いシャワーを当て続けない
- 貼付薬の端を引っかけない
- 入浴後に、ずれやはがれがないか確認する
入浴後に新しい湿布を貼る場合は、 水分や汗をよく拭き取り、皮膚が十分に乾いてから貼りましょう。
温泉・銭湯など公共の入浴施設では
温泉や銭湯など、多くの人が利用する場所では、 周りの方への安全にも配慮する必要があります。
入浴中にはがれた貼付薬が浴槽や脱衣所に残ると、 他の利用者が触れてしまうおそれがあります。
湿布は、入浴前にはがしましょう。
全身に作用する貼付薬を使用している方は、 自己判断ではがさず、事前に医師または薬剤師へ相談してください。
施設ごとにルールが決められている場合もあります。 利用前に確認しておくと安心です。
熱いお風呂・サウナは注意
貼付薬の中には、貼っている場所が温まることで、 薬の吸収量が増えるものがあります。
次のような高温環境を利用する予定がある場合は、 事前に医師または薬剤師へ確認してください。
- 熱いお風呂
- 長時間の入浴
- サウナ
- 岩盤浴
- 電気毛布
- 湯たんぽ
- 使い捨てカイロ
高温を避ける必要がある貼付薬もあります。
使用している貼付薬について、事前に確認しましょう。
特に注意が必要な薬
フェンタニル貼付剤は、 強い痛みを和らげるために使う特別な鎮痛薬です。
貼っている場所が高温になると、 薬が通常より多く吸収されるおそれがあります。
フェンタニル貼付剤を使用している方は、 熱いお風呂、サウナ、岩盤浴、電気毛布、湯たんぽ、カイロなどに特に注意が必要です。
高温環境を利用する前には、 必ず医師または薬剤師へ相談してください。
次のような変化に注意してください
- いつもより強い眠気がある
- 呼びかけても目を覚ましにくい
- 呼吸が遅い、浅い
- 意識がぼんやりしている
呼びかけへの反応が悪い、呼吸の様子がおかしい場合は、 すぐに救急要請してください。
こんなときは薬剤師へ相談してください
- 自分の貼付薬がどちらの種類か分からない
- 貼ったまま入浴してよいか分からない
- 温泉や銭湯へ行く予定がある
- サウナや岩盤浴を利用したい
- 貼付薬が入浴中にはがれた
- 貼り替えるタイミングが分からない
- 電気毛布、湯たんぽ、カイロを使いたい
- フェンタニル貼付剤を使用している
貼付薬によって、入浴時の扱いや、はがれたときの対応は異なります。 気になることがあれば、お気軽に薬剤師へご相談ください。
まとめ
- 湿布は入浴前にはがすことが一般的
- 全身に作用する貼付薬は、自己判断ではがさない
- 入浴中は貼付薬を強くこすらない
- 公共の入浴施設では、施設のルールも確認する
- 高温を避ける必要がある貼付薬もある
- フェンタニル貼付剤は特に熱へ注意する
貼付薬は、薬によって入浴時の使い方が異なります。
迷った場合は、入浴前に医師または薬剤師へご相談ください。
貼付薬|いつ貼り替える?
貼付薬はいつ貼り替える?
貼付薬は、薬によって貼り替えるタイミングが異なります。
毎日貼り替える薬もあれば、数日ごと、1週間ごとに貼り替える薬もあります。
まずは薬袋や説明書に書かれた使用間隔を確認しましょう。
貼り替える間隔は薬によって違います
毎日貼り替える薬
1日1回、決められた時間を目安に貼り替えます。
数日ごとに貼り替える薬
2日ごと、3日ごとなど、決められた間隔で貼り替えます。
1週間ごとに貼り替える薬
曜日を決めて貼り替えると、忘れにくくなります。
「貼り薬は毎日替えるもの」とは限りません。
薬ごとの指示に従ってください。
貼り替えるときの3つのポイント
新しい薬を貼る前に、古い貼付薬を必ずはがしましょう。
古い薬が残ったまま新しい薬を貼ると、薬が必要以上に吸収されるおそれがあります。
できるだけ同じ時間に貼りましょう
毎日貼り替える薬は、朝食後や入浴後など、生活の中で決まった時間に貼ると忘れにくくなります。
数日ごと、1週間ごとに貼り替える薬は、カレンダーやスマートフォンの予定表に記録しておく方法もあります。
入浴後に貼る場合は、汗や水分をよく拭き取り、皮膚が乾いてから貼りましょう。
貼り忘れたときは?
貼り忘れたときの対応は、薬の種類や気づいた時間によって異なります。
自己判断で2枚貼ったり、貼り替え時間を大きく変えたりしないでください。
薬袋や説明書を確認し、対応がわからない場合は薬剤師へ相談してください。
予定より早くはがれたときは?
貼付薬が途中ではがれた場合に、貼り直すか、新しい薬へ交換するかは薬によって異なります。
はがれた薬をテープで固定してよい薬もあれば、貼り直さない方がよい薬もあります。
薬袋や説明書を確認し、わからない場合は薬剤師へご相談ください。
まとめ
- 貼り替える間隔は薬によって異なる
- 新しい薬を貼る前に、古い薬をはがす
- 前回とは少し違う場所へ貼る
- できるだけ決まった時間に貼る
- 貼り忘れや途中ではがれた場合は自己判断しない
貼り替える時間や対応に迷った場合は、お気軽に薬剤師へご相談ください。
貼付薬|貼付薬(貼り薬)の正しい使い方
貼付薬(貼り薬)の正しい使い方
~貼る前の準備と貼る場所~
貼付薬は、皮膚に貼って使うお薬です。
正しく貼ることで、十分な効果が期待でき、皮膚のかぶれや薬のはがれを防ぐことにもつながります。
このページでは、貼る前の準備から貼る場所、貼り替えのポイントまで、順番にご紹介します。
貼付薬は「どこに貼ってもよい薬」ではありません
貼付薬には、大きく分けて2つの種類があります。
痛い場所に貼る薬
湿布や消炎鎮痛薬など、痛みや炎症のある場所に貼って使う薬です。
患部に作用します
決められた場所に貼る薬
ニトロ製剤、ホルモン製剤、認知症治療薬など、皮膚から吸収されて全身に作用する薬です。
皮膚から吸収され、全身へ作用します
貼る場所・貼り替える時間・貼る枚数は、薬によって異なります。
使用する前に、薬袋や説明書の指示を確認しましょう。
貼る前に確認すること
貼付薬は、皮膚の状態によって貼り付きやすさや、かぶれの起こりやすさが変わります。
- 前に貼っていた薬をはがす
- 汗や水分を拭き取る
- 汚れを落とす
- 保湿剤を塗った直後は避ける
- 傷・湿疹・赤み・かぶれがないか確認する
- 手を洗ってから貼る
貼る場所は、「清潔・乾燥・傷がない状態」が理想です。
貼る場所を確認しましょう
貼付薬は、薬によって貼る場所が決められています。
貼る場所の例
- 胸
- 背中
- 上腕
- お腹
- 腰
避けることがある場所
- 傷がある場所
- 湿疹やかぶれがある場所
- 衣類やベルトで強くこすれる場所
- 汗をかきやすい場所
- 毛が多く、貼りにくい場所
「前回ここだったから今回も同じ」とは限りません。
貼る場所は、薬ごとの説明を確認してください。
薬ごとに、事前に確認している場所に、貼ってください、とご説明しています。
正しい貼り方
貼付薬は、次の順番で貼ると、しわになりにくく、しっかり密着しやすくなります。
- フィルムをゆっくりはがす
- 薬の粘着面にできるだけ触れないようにする
- しわにならないように貼る
- 手のひらで20~30秒ほど押さえる
貼った後は、端が浮いていないか、全体がしっかり貼れているか確認しましょう。
同じ場所に貼り続けないようにしましょう
毎回同じ場所に貼ると、次のような皮膚トラブルが起こりやすくなります。
- 赤み
- かゆみ
- かぶれ
- ヒリヒリした痛み
貼り替えるときは、前回貼った場所から少しずらしましょう。
毎日貼り替える薬とは限りません。
貼り替える時間や間隔は、薬袋や説明書の指示に従ってください。
こんなときは薬剤師へ相談してください
次のような場合は、自己判断せずご相談ください。
- 皮膚が赤くなった
- かゆみや痛みがある
- 何度もはがれてしまう
- 貼る場所がわからない
- 複数枚貼ってよいかわからない
- 子どもやペットが触る心配がある
- MRI検査を受ける予定がある
- 薬を貼り忘れた、またははがれた
まとめ
貼付薬は、薬によって貼る場所や使い方が異なります。
- 薬袋や説明書を確認する
- 清潔で乾いた皮膚に貼る
- 傷や湿疹のある場所は避ける
- 同じ場所に貼り続けない
- 貼った後は手のひらでしっかり押さえる
貼る場所や使い方に迷った場合は、お気軽に薬剤師へご相談ください。
高血圧セルフケア
高血圧のセルフケア
血圧は、体調や生活習慣、緊張、寒さ、睡眠不足などで変動します。
1回の数値だけで一喜一憂しすぎず、家庭で測った血圧を記録しながら、 できることから少しずつ整えていくことが大切です。
このページでは、家庭血圧の測り方と、 毎日の生活の中でできるセルフケアをまとめています。
強い頭痛、胸の痛み、息苦しさ、手足の麻痺、 ろれつが回らない、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、 早めに医療機関へ相談してください。
なぜセルフケアが大切なの?
高血圧は、自覚症状が少ないことも多い一方で、 血管や心臓、腎臓に少しずつ負担をかけることがあります。
血圧を適切に管理することは、 将来の脳卒中、心臓病、腎臓病などのリスクを下げることにつながります。
薬が必要な方もいますが、生活習慣の見直しは薬物治療と並んで大切です。 小さな工夫でも、続けることで血圧管理の助けになります。
| 取り組み | 血圧との関係 | 続けるコツ |
|---|---|---|
| 減塩 | 塩分のとりすぎは、血圧を上げる大きな要因の一つです。 | まずは汁物、麺類、調味料、加工食品から見直しましょう。 |
| 体重管理 | 体重が増えると血圧が上がりやすくなります。 無理のない減量が血圧改善に役立つことがあります。 | 急に大きく変えるより、 間食や夜遅い食事を少し整えるところから始めましょう。 |
| 運動 | 有酸素運動を続けることは、血圧管理に役立つとされています。 | ウォーキングや体操など、 息が上がりすぎない運動を無理なく続けましょう。 |
| 節酒 | 飲酒量が多いと血圧が上がりやすくなります。 | 量を決める、休肝日を作るなど、 続けやすい方法を選びましょう。 |
全部を一度に完璧にする必要はありません。 まずは「これなら続けられそう」と思えることを1つ選び、 家庭血圧を見ながら続けていきましょう。
家庭血圧を測るタイミング
家庭血圧は、普段の生活の中での血圧を知るために大切です。 できる範囲で、同じ条件で続けることを意識しましょう。
- 朝: 起床後1時間以内、トイレを済ませた後、 朝食や服薬の前に測ることが多いです
- 夜: 就寝前に、できるだけ落ち着いた状態で測ります
- 座って1〜2分安静にしてから測る
- 腕帯は心臓の高さに合わせる
- 測った値は、日付・時間と一緒に記録する
毎日きちんと測れない日があっても大丈夫です。 続けやすい方法で記録し、 受診時や薬局で相談する時に見せられるようにしておきましょう。
自宅でできるセルフケア
減塩を少しずつ
塩分のとりすぎは血圧を上げる要因になります。 汁物の汁を残す、調味料は「かける」より「つける」など、 続けやすい工夫から始めましょう。
減塩のポイントを見る →体重を無理なく整える
体重が増えると血圧が上がりやすくなります。 急な減量ではなく、食事量や間食、 夜遅い食事を見直しながら整えていきましょう。
体を動かす
ウォーキングや体操など、 無理のない範囲で体を動かすことは血圧管理に役立ちます。 まずは今より少し動くところから始めましょう。
運動の目安を見る →お酒を飲みすぎない
飲酒量が多いと血圧が上がりやすくなります。 休肝日を作る、量を決めるなど、 できる工夫から始めましょう。
睡眠とストレス
睡眠不足や強いストレスでも血圧は上がることがあります。 生活リズムを整え、休む時間も大切にしましょう。
たばこの煙を避ける
喫煙は血管に負担をかけます。 禁煙を考えている方は、 薬局や医療機関で相談できます。
食事で気をつけたいこと
- みそ汁、ラーメン、うどんなどの汁は、 全部飲み干さない
- 漬物、干物、練り物、ハム・ソーセージなどは 量や頻度を意識する
- しょうゆやソースは、 最初から多くかけず、小皿に出して少量ずつ使う
- 香辛料、酢、だし、香味野菜を使うと、 塩分を減らしても味を感じやすくなります
- 減塩調味料は便利ですが、 使いすぎると塩分が増えることがあります
食塩摂取量の目標は、 一般的な目標と、高血圧の方にすすめられる目標で異なることがあります。 治療中の方は、主治医や管理栄養士から指示された目標を優先してください。
減塩について、 具体的に「どれならできそうか」選びながら確認したい方は、 減塩のポイント もご覧ください。
腎臓病などで食事指導を受けている方は、 野菜・果物、カリウムを含む食品、 減塩調味料の使い方について、 主治医や管理栄養士の指示に従ってください。
運動を始める時のポイント
血圧管理では、ウォーキングなどの有酸素運動を 無理なく続けることがすすめられます。
- いきなり強い運動を始めず、 短い時間から始める
- 少し息が弾む程度で、 無理なく続けられる強さを目安にする
- 暑い日や寒い日は、 脱水や急な温度差に注意する
- 胸の痛み、息苦しさ、強いめまいがある時は 運動を控える
- 心臓病、腎臓病、整形外科の病気がある方は、 始める前に主治医へ確認する
運動が苦手な方は、 散歩、階段を少し使う、家事で体を動かすなど、 日常生活の中で動く時間を増やすことからでも大丈夫です。
「どのくらい歩けばよい?」 「筋トレはした方がよい?」 など、具体的な運動の目安は、 体を動かすポイント にまとめています。
薬局で相談できること
- 家庭血圧計の選び方や測り方
- 血圧記録の見方、受診時に伝えるポイント
- 市販のかぜ薬、鼻炎薬、痛み止めを使ってよいか
- 健康食品、サプリメント、減塩調味料との飲み合わせ
- 薬の飲み忘れ、副作用、飲み続ける不安
血圧の薬を飲んでいる方は、 お薬手帳や家庭血圧の記録をお持ちいただくと、 より具体的に確認できます。
こんな時は早めに相談を
- 強い頭痛、胸の痛み、息苦しさ、 手足の麻痺、ろれつが回らない、 意識がぼんやりする
- 家庭血圧がいつもより大きく高い状態で続いている
- めまい、立ちくらみ、ふらつき、 転びそうになる症状がある
- 薬を飲んでから、むくみ、咳、動悸、 頻尿など気になる症状がある
- 妊娠中、または妊娠の可能性があり、 血圧が高いと言われた
迷う時や心配な時は、我慢しすぎず相談してください。 血圧の記録があると、相談がしやすくなります。
関連ページ
「どれならできそう?」から選べる、 毎日の減塩の工夫をまとめています
ウォーキングや筋トレなど、 高血圧の方の具体的な運動の目安をまとめています
高血圧がどのような病気か、 治療や薬についてまとめています
高血圧の治療や生活でよくある質問をまとめています
身近な病気や症状について、 セルフケアと受診の目安をまとめています
参考:厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム」、 「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」、 日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」
※このページは一般的な情報です。 治療中の方は、主治医の指示に従ってください。
血圧の見方
血圧の見方
健診や家庭血圧で数字を見ると、「これは高いのかな」「すぐ受診した方がよいのかな」と不安になることがあるかもしれません。
血圧は、その時の体調や緊張、寒さ、測定条件でも変わります。まずは数字の意味を知り、落ち着いて記録を見ていきましょう。
このページでは、血圧の基本、上の血圧・下の血圧、健診で使われる値の目安をまとめています。
血圧とは?
血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管の壁を押す力のことです。
血圧の数値は、通常「上の血圧」と「下の血圧」で表されます。
| 上の血圧 収縮期血圧 |
心臓が縮んで、血液を全身へ送り出す時の血圧です。 |
|---|---|
| 下の血圧 拡張期血圧 |
心臓が広がって、次に送り出す血液をためている時の血圧です。 |
血圧の単位は「mmHg(ミリメートル水銀柱)」です。たとえば「130/80mmHg」は、上の血圧が130、下の血圧が80という意味です。
健診で見る血圧の目安
特定健診では、血圧の値から生活習慣の見直しや受診の必要性を確認します。
| 項目 | 目安となる値 | 考え方 |
|---|---|---|
| 保健指導判定値 | 収縮期130mmHg以上 または拡張期85mmHg以上 |
生活習慣を見直すきっかけとして確認される値です。 |
| 受診勧奨判定値 | 収縮期140mmHg以上 または拡張期90mmHg以上 |
医療機関への相談がすすめられる目安です。 |
健診で高めの値が出た時は、結果をそのままにせず、家庭血圧を測って記録したり、医療機関や薬局で相談したりすることが大切です。
診察室血圧と家庭血圧の違い
病院や健診会場で測る血圧と、家庭で測る血圧では、目安となる値が少し異なります。
| 測る場所 | 高血圧の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 診察室血圧 | 140/90mmHg以上 | 医療機関で測った血圧です。緊張などで高めに出ることもあります。 |
| 家庭血圧 | 135/85mmHg以上 | 普段の生活の中での血圧を確認しやすく、診断や治療の参考になります。 |
病院では高く、家庭では低い場合もあります。反対に、病院では正常でも家庭で高い場合もあります。そのため、家庭血圧の記録はとても大切です。
治療で目指す血圧
高血圧の「診断の目安」と、治療で「目指す血圧」は、少し意味が違います。
高血圧と診断された後は、血管や心臓、腎臓への負担を減らし、将来の脳卒中や心臓病を防ぐために、より低めの目標を目指すことがあります。
下の表は、主に診察室血圧で見た場合の目安です。
| 治療で目指す血圧 | 目安 | 大切なこと |
|---|---|---|
| 降圧目標 診察室血圧 |
上の血圧130mmHg未満 下の血圧80mmHg未満 |
多くの場合の目標ですが、年齢、持病、ふらつきや転倒のリスクなどによって調整されます。 |
治療目標は、人によって異なります。家庭血圧でどのくらいを目指すかも含めて、「自分はどのくらいの血圧を目指せばよいか」は主治医に確認しておくと安心です。
1回だけ高い時はどう考える?
血圧は、運動直後、緊張、睡眠不足、寒さ、痛み、ストレス、飲酒、塩分の多い食事などでも上がることがあります。
1回だけ高い値が出た時は、慌てすぎず、少し安静にしてから測り直してみましょう。
大切なのは、1回の数字だけでなく、数日間の傾向を見ることです。高い値が続く場合は、記録を持って医療機関へ相談しましょう。
記録する時のポイント
- 測った日付と時間を記録する
- 朝・夜など、できるだけ同じ条件で測る
- 上の血圧、下の血圧、脈拍を記録する
- 体調不良、飲酒、寝不足、薬の飲み忘れなどがあればメモする
- 受診時や薬局で相談する時に記録を持参する
きれいに記録できなくても大丈夫です。手帳、紙、スマートフォンのメモなど、続けやすい方法を選びましょう。
こんな時は早めに相談を
- 強い頭痛、胸の痛み、息苦しさ、手足の麻痺、ろれつが回らない、意識がぼんやりする
- 家庭血圧が高い状態で何日も続いている
- 健診で受診をすすめられた
- 血圧が高いと言われたが、何から始めればよいか分からない
- 薬を飲んでいるのに、家庭血圧が高い日が多い
心配な時は、記録を持って相談してください。数字だけでなく、体調や生活の状況も一緒に確認することが大切です。
関連ページ
高血圧がどのような病気か、治療や薬についてまとめています
高血圧の治療や生活でよくある質問をまとめています
参考:厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム」、日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」「高血圧の10のファクト」
※このページは一般的な情報です。治療中の方は、主治医の指示に従ってください。





