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兄弟に同じ薬を使ってもいいの?
兄弟に同じ薬を使ってもいいの?
「上の子にもらった薬が残っているから、下の子にも使っていいですか?」 という質問を受けることがあります。
しかし、薬は診察時の症状や年齢、体重などをもとに処方されています。
処方された薬は、そのお子さん本人のための薬です。 兄弟姉妹での使い回しは避けましょう。
同じ症状でも原因が違うことがあります
例えば「熱」「咳」「鼻水」でも、 原因は一人ひとり異なります。
- かぜ
- インフルエンザ
- アレルギー
- 副鼻腔炎
- 中耳炎
見た目が似ていても、必要な薬が違うことがあります。
体重や年齢によって量が違います
子どもの薬は、年齢や体重を参考に量が決められています。
- 3歳 15kg
- 7歳 25kg
兄弟でも必要な量が異なることがあります。
抗菌薬は特に注意
以前処方された抗菌薬(抗生物質)が残っていても、 自己判断で使わないようにしましょう。
- 病気が違うかもしれない
- 必要ない場合もある
- 適切な量が違うことがある
残った抗菌薬を兄弟に使うことはおすすめできません。
塗り薬や目薬も注意
塗り薬や目薬も、 病気によって使い分けが必要です。
- とびひ
- 湿疹
- 虫刺され
- 結膜炎
同じように見えても原因が異なることがあります。
保湿剤はどうですか?
保湿剤は比較的相談を受けることが多い薬です。
ただし、処方内容や使用状況によって考え方が異なるため、 使用前に薬局へ相談してください。
- 病気が違うかもしれない
- 必要ない場合もある
- 適切な量が違うことがある
ご確認ください
処方薬は診察時の症状や体重などをもとに処方されています。 兄弟姉妹での使い回しは避けましょう。
まとめ
- 処方薬は本人のための薬です
- 兄弟でも症状や原因が違うことがあります
- 年齢や体重によって量が異なります
- 抗菌薬の使い回しは避けましょう
- 塗り薬や目薬も自己判断で使わないようにしましょう
- 迷ったら薬剤師へ相談しましょう
子どもの薬はなぜ大人と違うの?
子どもは大人を小さくしただけではありません
「大人の薬を半分にすれば子どもにも使えるのでは?」 と思うことがあるかもしれません。
しかし、子どもは大人を小さくしただけではありません。 体の大きさだけでなく、薬の効き方や体の中での処理のされ方も異なります。
子どもの薬は、年齢・体重・症状に合わせて選ばれています。
体の大きさが違います
薬の量は体重や年齢を参考に決められます。
同じ薬でも、 大人と子どもでは必要な量が異なります。
- 体重10kgの子ども
- 体重60kgの大人
体の大きさが違うため、必要な薬の量も変わります。
体の働きも成長途中です
薬は体の中で分解され、 その後、体の外へ排出されます。
この働きには主に肝臓や腎臓が関係しています。
- 肝臓の働き
- 腎臓の働き
子どもでは大人と同じように働かないことがあります。
大人の薬を使ってはいけないこともあります
薬の中には、 子どもには使用できないものや、 年齢によって注意が必要なものがあります。
市販薬でも対象年齢が決められていることがあります。
- 兄弟の薬を使わない
- 大人の薬を自己判断で使わない
- 量を勝手に調整しない
飲みやすさも大切です
子どもの薬では、 効果だけでなく「飲めること」も大切です。
年齢や症状に合わせて、 さまざまな剤形が使われます。
- 粉薬
- シロップ
- 坐薬
- 吸入薬
- 塗り薬
ご確認ください
同じ症状に見えても、 年齢や体重によって適した薬は異なります。
大人の薬や兄弟の薬を自己判断で使用せず、 気になることは医師・薬剤師へ相談してください。
まとめ
- 子どもは大人を小さくしただけではありません
- 体重によって薬の量が変わります
- 肝臓や腎臓の働きも成長途中です
- 年齢によって使えない薬があります
- 大人の薬や兄弟の薬を自己判断で使わないようにしましょう
- 迷ったら医師・薬剤師へ相談しましょう
子どもの薬|誤飲事故に注意!
子どもの誤飲事故に注意しましょう
小さなお子さんは、身の回りのものを口に入れて確認することがあります。 薬も例外ではなく、誤って飲んでしまう事故が起こることがあります。
薬は正しく使えば治療に役立ちますが、子どもが間違って飲むと、体に影響が出ることがあります。 ご家庭での保管方法を見直しておくことが大切です。
どのような事故が起こるの?
子どもの誤飲事故では、次のようなケースがあります。
- 机の上に置いていた薬を飲んでしまった
- バッグの中の薬を見つけて飲んでしまった
- 祖父母の薬をお菓子と間違えて飲んだ
- 兄弟姉妹の薬を飲んでしまった
- シロップを全部飲んでしまった
- 床に落ちた薬を拾って口に入れた
シロップの一気飲みに注意
シロップ剤は甘く飲みやすい味になっていることがあり、子どもがジュースのように飲んでしまうことがあります。
飲ませた後にテーブルへ置いたままにしたり、冷蔵庫の手が届く場所に置いたりすると、 保護者が目を離した間に飲んでしまうことがあります。
- 飲ませた後はすぐに片付ける
- 計量カップやスポイトを出したままにしない
- 冷蔵庫でも子どもの手が届かない場所に置く
- 薬をジュースやお菓子のように説明しない
誤飲事故を防ぐポイント
手の届かない場所に保管する
薬は、高い場所や鍵のかかる場所など、子どもが自分で取り出せない場所に保管しましょう。
見ていない時に
保管場所からの薬の取り出しは、子どもが見れないようにしましょう。
飲む直前に取り出す
「あとで飲ませよう」と机の上に置いたままにすると、誤飲につながることがあります。 薬は飲む直前に取り出し、飲ませた後はすぐに片付けましょう。
薬を「お菓子」と言わない
薬を飲ませるために「お菓子だよ」「ラムネだよ」と説明すると、 子どもが自分で探して飲んでしまう原因になることがあります。
祖父母の薬にも注意する
帰省先や祖父母宅では、大人の薬が手の届く場所に置かれていることがあります。 高血圧や糖尿病などの薬は、子どもが少量飲んだだけでも注意が必要な場合があります。帰省前に、薬の保管場所を必ず確認しておきましょう。
もし誤って飲んでしまったら
無理に吐かせようとせず、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。
- 薬の名前
- 飲んだ量
- 飲んだ時間
- 現在の様子
薬の袋や容器を手元に準備して、医療機関、薬局、または中毒相談窓口へ相談してください。
ぐったりしている、呼びかけへの反応が悪い、けいれんしている、呼吸が苦しそうなどの場合は、 すぐに救急受診を検討してください。
🚨 薬を誤って飲んでしまったとき
お子さんが薬や家庭用品などを誤って飲んでしまった場合は、 無理に吐かせようとせず、まずは専門機関へ相談してください。
公益財団法人 日本中毒情報センター
☎ 大阪中毒110番
072-727-2499
(365日・24時間対応)
☎ つくば中毒110番
029-852-9999
(365日・24時間対応)
医薬品、家庭用品、農薬、植物などによる急性中毒について相談できます。
ご家庭で確認しておきたいこと
- 薬を置いている場所は安全か
- バッグの中に薬を入れっぱなしにしていないか
- 祖父母宅の薬の保管場所を確認しているか
- 兄弟姉妹の薬と分けて管理しているか
- シロップ剤を子どもが開けられる場所に置いていないか
まとめ
- 薬は子どもの手が届かない場所に保管する
- 飲む直前に取り出し、飲ませた後はすぐに片付ける
- シロップの一気飲みに注意する
- 薬を「お菓子」と説明しない
- 祖父母の薬やバッグの中の薬にも注意する
- 誤飲した場合は、薬の情報を確認して早めに相談する
薬は、お子さんの健康を守るためのものです。 安全に使うために、ご家庭でも保管方法を見直してみましょう。 気になることがあれば、薬剤師へ相談してください。
消費者庁 >子供による医薬品誤飲事故 https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_007
子どもの薬|学校
学校に薬を持って行くときは?
学校生活の中で薬が必要になることがあります。
安心して学校生活を送るために、事前の準備と相談が大切です。
目次
学校に薬を持って行くときは
お子さんが学校で薬を使う必要がある場合があります。
例えば、
- 昼に飲む薬
- 吸入薬
- 点眼薬
- エピペン®
- インスリン
などです。
薬が必要な場合は、自己判断で持たせるのではなく、事前に学校へ相談しましょう。
学校で薬を使うときの基本
学校には、それぞれルールがあります。
薬を持参する場合は、
- 担任の先生
- 養護教諭(保健室の先生)
- 学校
へ事前に相談しましょう。
- 薬の名前
- 使う時間
- 使い方
- 保管方法
- 緊急時の対応
自分で管理する場合
年齢や病状によっては、お子さん自身が薬を持ち、自分で使用することがあります。
- 昼の飲み薬
- 吸入薬
- 点眼薬
などが代表的です。
- 飲み忘れ
- 紛失
- 友達との取り違え
先生のサポートが必要な場合
小さいお子さんや医療的な配慮が必要なお子さんでは、学校のサポートが必要になることがあります。
- 保健室で管理する
- 先生が見守る
- 決まった時間に声かけを行う
対応方法は学校ごとに異なります。 事前に相談しておきましょう。
エピペン®を使っている場合
食物アレルギーなどでエピペン®を使用している場合は、入学前や新年度開始前に学校と情報共有しておくことが大切です。
- 保管場所
- 持ち歩く方法
- 使用するタイミング
- 緊急連絡先
- 救急要請の流れ
保護者・学校・主治医が連携して準備しておくことが大切です。
インスリンを使っている場合
糖尿病のお子さんでは、学校生活の中で血糖測定やインスリン注射が必要になることがあります。
- 血糖測定を行う場所
- インスリン注射を行う場所
- 保管方法
- 体育や遠足での対応
- 低血糖時の対応
- 緊急連絡先
学校・保護者・主治医が連携して準備することが大切です。
学校での服薬が難しいときは
学校生活の中では、
- 昼に薬を飲む時間がとりにくい
- 吸入や点眼が難しい
- 薬を忘れてしまう
- 周囲の目が気になる
などの理由で、薬の使用が難しいことがあります。
そのようなときは、自己判断で薬を中止せず、主治医や薬剤師へ相談しましょう。
- 朝・夕の服用へ変更できないか
- 学校で使いやすい剤形に変更できないか
- 服薬回数を減らせないか
- 学校での管理方法を工夫できないか
薬によっては、学校で使用しなくても済むように調整できる場合があります。
ご確認ください
学校ごとにルールや対応方法は異なります。 必ず学校へ確認してください。
また、エピペン®やインスリンなど緊急時の対応が必要な薬は、入学前や新年度開始前に学校と相談しておきましょう。
まとめ
- 学校へ薬を持参するときは事前に相談する
- 学校ごとにルールが異なる
- エピペン®やインスリンは特に事前準備が重要
- 緊急時の対応を学校と共有しておく
- 学校での服薬が難しい場合は医師・薬剤師へ相談する
- 困ったときは学校・主治医・薬剤師へ相談する
子どもの薬|保管
冷蔵庫に入れた方がいいの?
薬はすべて冷蔵庫に入れた方がよいわけではありません。
薬によって保管方法が異なり、 常温で保管する薬もあれば、 冷蔵庫で保管する薬もあります。
薬袋や説明書に書かれている保管方法を確認しましょう。

常温保存とは?
「常温保存」とは、 室温で保管することを意味します。
直射日光や高温多湿を避け、 涼しい場所で保管しましょう。
- 棚の引き出し
- 戸棚の中
- 日の当たらない部屋

冷蔵庫で保管する薬
一部の薬は、冷蔵庫で保管するよう指示されることがあります。
- 一部のシロップ剤
- 一部の目薬
- 未使用のインスリン製剤など
冷蔵保存が必要な薬は、薬局で説明があります。
冷蔵庫に入れる場合は、凍らせないように注意しましょう。
日中に屋外で持ち運ぶ必要がある場合:
魔法瓶の中に、インスリン注射器と、冷蔵庫で冷やした保冷剤を一緒に入れると良いです(冷凍庫で凍らせた保冷剤ではない)

冷蔵庫に入れない方がよい薬もあります
常温保存の薬を冷蔵庫に入れると、 湿気の影響を受けたり、 薬の状態が変わったりすることがあります。
- 自己判断で冷蔵庫に入れない
- 冷凍しない
- 車の中に置かない
- 窓際に置かない
粉薬は通常、常温で保管します。
冷蔵庫から出したときに温度差で湿気がつき、 粉が固まったり品質に影響したりすることがあります。
薬局から特別な説明がない場合は、 直射日光や高温多湿を避けた場所で保管しましょう。
夏場はどうする?
室温が高くなる季節は心配になりますが、 多くの薬は短時間であれば問題ありません。
ただし、 車内や直射日光が当たる場所は高温になるため避けましょう。
保管方法がわからない場合は、 薬局へお問い合わせください。

ご確認ください
薬によって保管方法は異なります。 病院や薬局で説明を受けた場合は、その説明に従ってください。















