2017/10/01 09:00
処方せん調剤/保険調剤明細書
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処方せん調剤にかかる費用は、調剤技術料、薬学管理料、薬剤料、医療材料費からなります。保険調剤明細書には、実際にかかった費用の内訳が記載されています。保険調剤明細書をご覧いただくと、かかった費用の詳細をご確認いただけます。
これは、ご自身が受けられた医療の内容を「見える化」して、患者さんご自身に知っていただくためのものです。
ですが、専門用語を含むため、内容は複雑でわかりにくい部分があるかもしれません。ご不明な点は、医療機関に尋ねてください。患者さんの疑問を解決できることは、医療機関にとって喜びです。
【制度の解説】
〇 領収書
(これまでのながれ)
(1)平成18年から、医療費の内容がわかる領収書を「無償交付」することが、医療機関の義務とされました
関連する規則:「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」(昭和32年厚生省令第16号)
〇 保険調剤明細書
(これまでのながれ)
(1)以前、「患者さんの求めに応じて発行に努める」ように、と定められていました
(2)平成22年4月1日から、「無償交付」が医療機関に義務付けられました(正当な理由がない限り)
(3)平成26年4月1日から、保険薬局では、自己負担がある患者さんに対しては無償交付するように、公費負担医療を受けていて自己負担がない患者さんに対しては可能な限り発行に努めるように、と定められました
(4)平成28年4月1日から、保険薬局では、公費負担医療を受けていて自己負担がない方にも、患者さんの求めに応じて無償交付するように義務付けられました
(5)平成30年4月1日から、保険薬局では、公費負担医療に係る自己負担がない方にも、無償交付するように義務付けられました