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お薬手帳は「飲んでいる薬の記録だけでなく、症状や予防接種の記録など」として、どんどん活用してください、とお伝えしました。
お薬手帳のサポートアイテムとして、症状の記録をつけやすいような記録表を作成しました。
発熱の状況や症状の有無、解熱剤の使用状況を記録していただいておくと、相談の際に便利だと思います。
よろしければお使いください。
下記の pdf ファイルをダウンロードして使用していただけます(A4 サイズで作成しています)。
熱型表.pdf (0.46MB)
熱型表 記入例.pdf (0.47MB)
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お薬手帳は、健康に関する記録手帳として、どんどん活用してほしいと思っています。
飲んでいる薬の記録だけでなく、症状や予防接種の記録など。
そこで、お薬手帳を活用していただくための方法をご紹介できればと思います。
(1)基本情報の管理
お薬手帳の大切な機能の一つに、「基本情報の管理」があります。これは、治療や服薬の時に注意すべき点などをまとめておくものです。基本的には、画像のような項目があります(お薬手帳の表紙見返しのページにこのような欄が設けられています)。これらは、普段からご記入いただいておくと、必要な時に確認ができるので、非常に重要です。
1. 住所、連絡先、緊急連絡先
・・・お薬服用後の体調変化を伺ったり、医薬品情報の更新時などの緊急時にご連絡することがありますので、お伺いさせていただきます。
2. 副作用・アレルギー歴、体質
・・・これまでの副作用・アレルギーの記録を記入してください。副作用の再発防止に役立ちます。また、眠くなりやすい、便秘がち等の体質も記録していただくことは大切です。
3. 医療機関一覧
・・・現在かかっている病院・診療所・歯科診療所・薬局の名前を記入しておくと連携に役立ちます。
4. かかりつけ薬剤師
・・・かかりつけ薬剤師は、あなたの治療歴を把握しているため、医療機関との連携に努めます。
5. 担当ケアマネ
・・・担当のケアマネージャーの名前を記入しておくと、医療と介護の連携に有用です。
6. 後発医薬品の使用に関する意向
・・・後発医薬品が使用可能な場合には、患者様のご意向を確認した上で薬剤師がお声かけします。後発医薬品を希望する/希望しない旨を、ご遠慮なくお伝えください。
7. ドーピングコントロールの要否
・・・スポーツをしている方で、ドーピングに抵触しないように注意が必要な方は、その旨を必ず伝えてください。競技レベル・競技名・大会名・大会日程を伺った上で、対応します。国体出場する選手も注意が必要です。
参考)下記の pdf ファイルは、A4 サイズに、示した画像を上下に2枚掲載しています。
よろしければ、お薬手帳を持っていない方、お薬手帳がいっぱいになり次の手帳に情報を持ち越すためなどに使用してください。
初回質問/お薬手帳.pdf (0.07MB)
(2)治療経過の記録
○治療薬の記録
・・・病院・診療所、歯科診療所、薬局に行くときには、毎回、お薬手帳をお持ちください。
これまでの治療の経過を参考にして、治療薬を決定するために使われたり、薬の飲み合わせや重複も確認することができます。
そのほかにも、、、
1. 相談事項
・・・患者さんご自身やご家族が相談したいことを記入してください。
2. 服薬状況
・・・薬の服薬や使用にあたり、お困りごとがありましたら、記入してください。
(例)錠剤が大きくて飲めない。貼り薬がすぐ剥がれて困る。塗り薬がベタベタして困る 等
3. 残薬の状況
・・・飲み忘れなどがありましたら記入してください。残薬に応じた調節だけでなく、薬剤師としては、飲み忘れがなくなるための工夫も提案したいと考えています。
4. 体調変化
・・・服薬中に気になった症状を書き留めておくと便利です。受診時に伝えたいことを前もって記入して整理しておくことも大変有用です。体温を記録することも良いです。
薬剤師としては、お悩みの症状が副作用によるものでないかも考慮しながら拝見します。
5. 併用薬
・・・現在かかっている病院のことや、使用中の市販薬・健康食品のことも1冊にまとめてください。他科受診の有無を確認し、併用薬などと相互作用や重複がないかを確認することができます。
ご不明な点は薬剤師がお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。
Q. 薬はいつ服用したら良いですか?
A. 内用薬(のみぐすり)の飲み方は、主に、食事の時間を目安にしています。
これは、一般的には、下記の通りです。
- 食前:胃の中に食べ物が入っていない時(食事の1時間前〜30分前)
- 食後:胃の中に食べ物が入っている時(食事の後30分以内)
- 食間:食事と食事の間(食事の2時間後が目安) ※食事中に服用することではありません※
- 就寝前:就寝30分位前 ※就寝直前の薬もある※
- 頓服:症状がある時
ただし、「食前」は飲み忘れる、とおっしゃる方も多いです。その場合、薬の特長に応じて服用タイミングを調節できる場合もありますので、ご自身の状況を伝えて、相談してください。
薬を飲むタイミングはいろいろあって、わかりづらい・・・とお思いではありませんか?
タイミングには、どのような意味があるのでしょうか。
まずはここだけ覚えてください
薬のタイミングには意味があります
自己判断で変えず、指示通りに飲むことが大切です
指示通りが難しい場合、どのようにしたら良いか、ご相談ください。
基本的な飲み方
- 食前:胃の中に食べ物が入っていない時(食事の1時間前〜30分前)
- 食後:胃の中に食べ物が入っている時(食事の後30分以内)
- 食間:食事と食事の間(食事の2時間後が目安) ※食事中に服用することではありません※
- 就寝前:就寝30分位前 ※就寝直前の薬もある※
- 頓服:症状がある時
💡 なぜタイミングが決まっているの?
理由は主に3つ👇
① 吸収をよくするため
👉 食事の影響を避ける/利用する
② 効果をタイミングに合わせるため
👉 例:糖尿病の薬 → 食事による血糖上昇を抑える
③ 胃への負担を減らすため
👉 食後に飲むことで胃を守る
服薬タイミング別のポイント
🍽 食前(30分〜1時間前)
✔ 吸収をよくする
✔ 食事に合わせて効かせる
👉 例
糖尿病の薬
胃の調子を整える薬
食直前に飲む糖尿病の薬は、服薬後に食事をしそびれると、低血糖になる可能性がある薬もあります。ご自身の生活状況に合わせた服薬の工夫を相談しましょう
「食前」と「食直前」の違い
・食前・・30分〜1時間前
・食直前・・食事の直前(いただきます、のすぐ前)
「食直前」の方が、厳密な時間指定があり、特に糖尿病の薬はタイミングが大切
🍽 食後(30分以内)
✔ 胃を守る
✔ 吸収を良くする
👉 多くの薬がこれ
⏳ 食間(食後2時間)
✔ 空腹時に効かせたい
食間とは、食事中ではありません!
👉 例
漢方薬
胃粘膜保護薬
🌙 就寝前
✔ 睡眠や体のリズムに合わせるための服薬時間
👉 例
睡眠薬
便秘薬・・寝ている間に便が腸内で運ばれ、朝から排便されるように
飲んだ後に外出・運転しないように!(特に、睡眠薬)
💊 頓服
✔ 症状があるときだけ飲む
事前に、「どのようなタイミングで飲むか」をきちんと確認
⚠ 特に注意が必要な薬
🍚 糖尿病の薬
👉 食事とセット
❌ 食べないのに飲む → 低血糖
🌅 起床時の薬
👉 骨粗鬆症の薬など
✔ 朝起きてすぐ
✔ 空腹で水のみ
⏰ 時間指定の薬
👉 抗生剤など
✔ 一定の間隔で飲む
(例:6時間ごと)
常に薬が効くように、食事の時間にかかわらず一定の間隔での服用の説明がされることがあります
💬 よくあるお悩み
食前は忘れる
朝食を食べない
夜勤で不規則
👉 調整できることもあります
👉 必ず相談してください
📝 大切なポイント
✔ タイミングには理由がある
✔ 自己判断で変えない
✔ 続けやすい方法を相談
💬 最後に
薬は
👉 「ちょうどよく効くタイミング」で設計されています
無理せず続けることも大切です。
👉 あなたに合った飲み方を一緒に考えます
あなたの生活の仕方に合わせて、薬剤の特性が効果的に発揮されるように、どんな工夫ができるか一緒に考えます
Q. 薬の飲み忘れに気づいたときはどうしたら良いですか?
基本ルール(まずここだけ覚えてください)
👉 思い出したらすぐ飲む(時間があれば)
👉 次の時間が近ければ1回分とばす
👉 2回分をまとめて飲まない
目安(一般的なルール)
1日3回の薬
👉 次まで2時間以内
→ とばす
👉 それ以外
→ 気づいた時に飲む
1日2回の薬
👉 次まで6時間以上あくならOK
1日1回の薬
👉 その日のうちなら飲んでOK
👉 ただし 次の服用まで8時間以上あける
🌙 就寝前の薬(特に注意)
👉 睡眠薬 → 翌日気づいたらとばす
👉 その他 → 指示がある場合あり(要確認)
📅 週1回の薬
👉 気づいた時点で飲める場合あり
👉 ただし曜日ルールあり(製剤ごとに次の服薬までの時間が決まっている)
👉 必ず事前に確認
⚠ 例外があります(重要)
特に注意👇
🍚 糖尿病の薬
👉 食事とセットで作用
❌ 食べていないのに飲む
→低血糖の危険
👉 自己判断せず確認!
⚡ 正確な時間が重要な薬
不整脈の薬
てんかんの薬
👉 飲み忘れは影響が大きい
💡 飲み忘れを防ぐコツ
✔ 食事とセットにする・・配膳時に薬も準備
✔ 目につく場所に置く
✔ アラーム・アプリを使う
✔ 家族に声かけを頼む
🧩 わかりにくいときは
👉 工夫できます
- 一包化(まとめて包装)
- お薬カレンダー
- 服用回数の調整
👉 生活に合わせて調整できます
💬 よくあるお悩み
- 朝はバタバタして忘れる
- 学校・仕事で飲めない
- 夜勤で生活が不規則
👉 すべて相談OKです
📝 大切なポイント
✔ 自己判断で2回分飲まない
✔ 薬ごとにルールが違う
✔ 不安なときは必ず相談
💬 最後に
薬は、
👉 正しく使ってこそ効果が出ます
飲み忘れも含めて、
あなたに合った使い方を一緒に考えます。
👉 お気軽にご相談ください
薬は指示通りに正しく使うことがとても大切です。
薬を受け取るときに、薬の使い方についても十分に説明をうけ、わからないことは尋ねましょう。
また、薬と一緒にお渡しする、下記のものにも使い方を記していますので、わからなくなった時には、見てご確認いただけます。
・薬袋(薬を入れている袋のことです。「やくたい」と読みます。)
・薬剤情報提供書
・お薬手帳
薬を受け取って、家に帰ったら、まず、薬の実物と説明書きの内容を照合して、正しいお薬・数量であることの確認をお願いします。
その他、幼稚園・保育園や学校では薬を飲めないから飲んでいなかった、朝はバタバタしているためどうしても飲み忘れるが夜なら忘れない、夜勤があり不規則な生活で服薬をどうしたら良いかわからない、など、いろんな事情があると思います。
正しく服用できるように、個々に合った、最小限の薬の種類・服用回数となるような工夫や、最適な服薬タイミングを工夫することができます。ご自身の状況を伝えて相談してください。
薬剤師として、おひとりおひとりに合った薬物治療ができるようにお手伝いできればと願っています。
Q. 錠剤が大きくて飲めません。噛んで(もしくは、割って)飲んでもいいですか?
噛んだり割ったりして良い錠剤と、できない錠剤があります。
飲めない場合は、異なる剤型(粉薬など)に変更できる場合がありますので、相談してください。
『薬を飲むのに、ガマンはしてほしくありません。どんな工夫ができるか、相談していただき、一緒に考えたいと思っています。』
薬の種類と「飲み方の大切なポイント」
薬にはいくつかの種類があり、
使い方や注意点もそれぞれ違います。
薬の種類(大きく3つ)
・内服薬:口から飲む薬
・外用薬:塗る・貼る薬
・注射薬:体内に直接入れる薬
👉 一番身近なのが「内服薬」です
内服薬のいろいろな形
内服薬には、目的に応じてさまざまな形があります。
- 錠剤
- カプセル
- 粉薬
- シロップ
👉 中でもよく使われるのが「錠剤」です
錠剤は2つのタイプで考えるとわかりやすい
錠剤はイメージとして👇
🟢 ラムネ型(シンプルな錠剤)
👉 中まで均一
- 素錠(裸錠)と呼ばれる
- どこを割っても同じ成分
✔ 割ったり砕いたりできることが多い
粉末を圧縮して成型した錠剤
🔵 マーブルチョコ型(工夫された錠剤)
👉 層構造になっている
- 苦味を抑えるコーティング
- 胃で溶ける層
- 腸で溶ける層
✔ 特別な目的で設計されている
層状にコーティングされた錠剤
なぜそんな工夫をしているの?
薬は「効き方」をコントロールするために設計されています。
例えば👇
✔ 腸溶錠
👉 胃では溶けず、腸で溶ける → 胃酸から薬を守る
✔ 徐放錠
👉 ゆっくり溶ける → 1日1回で長く効く
⚠ とても大事なポイント
👉 工夫された錠剤は、砕いてはいけません
理由👇
- 効果が弱くなる
- 効きすぎる
- 副作用が出やすくなる
👉 設計が壊れてしまうため
✔ 割ったり砕いていい薬は?
目安は👇
👉 割線(線)があるラムネ型の錠剤
- 半分に割る
- 粉砕する
が可能なことが多い
例外もあるので、個別確認!
❌ 自己判断でやってはいけないこと
- 勝手に砕く
- 勝手に割る
- カプセルを開ける
👉 必ず医師・薬剤師に相談
飲みにくいときの対処法
無理に砕く必要はありません
👉 別の形に変えられることがあります
- 粉薬
- シロップ
- 口の中で溶ける薬(OD錠)
💡 飲みやすくするコツ
① 先に水を一口 → 口の中を湿らせる
② 顔は前を向いたまま飲む → むせにくい姿勢
飲みにくさは伝えてOK
飲みにくさは我慢しなくて大丈夫です
👉 伝えるのが難しいときは PILL-5という評価シートもあります
PILL-5(https://www.nutri.co.jp/nutrition/pill-5/diagnose.html)
PILL-5とは?錠剤嚥下困難の評価シート
困難さを数値で表す
まとめ
💡 錠剤には「意味のある設計」がある
💡 砕くとその意味が壊れることがある
💡 飲みにくいときは相談が正解
👉 自己判断せず、医療者と一緒に調整することが大切です
1. 先に一口水を飲んで潤しておく
口の中を湿らせておくと、薬が口腔に付着しにくい
2. 頭は、前を向いたままで、ごっくん
前を向いた姿勢は、気道の入り口が閉じて、食道に入りやすい、ムセにくい姿勢
「錠剤を飲まなければ」というストレスが、少しでも解消できますように。
ふっと一息吐いてから、服用しましょう。











