最近更新した投稿

2018-05-24 13:00:00

頓服薬(とんぷくやく)とは?

頓服薬(とんぷくやく)とは、 決まった時間ではなく、症状がある時に使う薬のことです。

「熱が高い時」「痛みがある時」「眠れない時」など、 必要なタイミングで使用します。

まず大切なポイント

✅ 「症状がある時」に使う薬です

✅ 使うタイミングを確認しておきましょう

✅ 効かないからといって、続けて飲まない

✅ 薬ごとに使用間隔が決まっています

頓服薬は「どんな時に使うか」が大切です

💊

頓服薬は、「いつ飲むか」がとても重要な薬です。

薬によって、

  • 熱が高い時
  • 痛みが強い時
  • 眠れない時
  • 発作が起きた時

など、使用するタイミングが異なります。

注意

⚠ 効かないからといって、すぐ追加で飲まない

⚠ 指示された回数・間隔を守る

⚠ 「どんな時に使う薬か」を確認しておく

主な頓服薬の例

🌡 解熱剤(熱さまし)

通常、熱が高く、つらい時に使用します。

一般的には、38.5℃以上で体がきつい場合などに使われます。

続けて使用する場合は、通常3〜4時間以上間隔をあけます。

💥 鎮痛剤(痛み止め)

頭痛・腹痛・歯痛など、痛みがある時に使用します。

こちらも、続けて使う場合は間隔を守ることが大切です。

薬によって使用間隔は異なりますので、説明を確認してください。

🚻 下剤

便秘の時に使用します。

寝る前に飲むことで、翌朝の排便を期待して使用されることがあります。

ただし、薬によって効き始める時間は異なります。

🌙 睡眠剤

眠れない時に使用します。

自己判断で量を増やさず、指示された量を守りましょう。

服用後は、車の運転などに注意が必要な場合があります。

❤️ 狭心症発作止め(舌下錠)

狭心症の発作時に使用する薬です。

舌の下や、歯ぐきと頬の間に入れて使います。

口の粘膜から直接吸収されるため、比較的速く効果が現れます。

かみ砕いたり、飲み込んだりしないように注意してください。

「頓服」の意味、誤解していませんか?

「頓服」は、

“症状がある時に使う”

という意味です。

「毎食後に飲む薬」とは違います。

正しく理解して、安全に使用しましょう。

今日のポイント

✅ 頓服薬は「症状がある時」に使う薬

✅ 薬ごとに使用タイミングが違う

✅ 使用間隔を守る

わからないことがあれば、薬剤師へご相談ください。

参考資料

国立国語研究所「病院の言葉」委員会: 「病院の言葉」をわかりやすくする提案(平成21年3月)


2018-05-24 12:00:00

トップページ >薬局・薬剤師とは? >チーム医療 

 

「チーム医療」という言葉をどこかでお聞きになられた方もいらっしゃると思います。これからの医療において、大切な考え方ですので、ここでご説明します。

 

チーム医療とは?

 

チーム医療とは、はじめは、病院における医療の姿から提唱されたものですので、まず、病院を思い浮かべていただけるとわかりやすいかもしれません。

病院には、非常にさまざまな職種のメディカルスタッフ(医療専門職)が働いています。

 

チーム医療とは、一人の患者さんに対して、

複数のメディカルスタッフが連携して、

治療やケアに当たることです

 

共に働く様々なメディカルスタッフが、患者さんを医療の中心において、

目的と情報を共有し、多種多様なメディカルスタッフが、

それぞれの専門性を活かして、業務を分担し、

お互いに連携・補完しあうことで、

患者さんの状況に応じた質の高い医療を提供することを目的とするものです。

現在では、多くの病院で、感染対策や緩和ケア、栄養など、専門的なチームを組んで、質の高い医療の提供に向けた取り組みが行われています。

 

現在では、患者さんやご家族を医療の中心に置くという考えかたから一歩進んで、患者さんやご家族も、メディカルスタッフの支援のもと、意思決定を行うなど、

患者さんやご家族もチームの一員であり、共に治療やケアに取り組むと考えられています。

 

さらに、「病院完結型」ではなく、地域でのチーム医療として、患者さんの治療やケアを支えるという考え方が広がっています。

患者さんの生活を考える場合、入院中を考えるだけでは不十分です。入院前後の地域の医療機関と病院との連携をはじめ、慢性疾患をはじめとする地域の診療所・歯科診療所・薬局での医療や在宅医療、慢性療養を支える施設など、医療と介護・福祉の連携が重要です。

 

 doctors_people.png

 

まちの薬局も、地域におけるチーム医療の一員として、医療に貢献することを目指しています。

 

line_enogu2_orange.png

  

 

 チーム医療の具体例として、厚生労働省では以下のような事項を挙げています。薬局薬剤師として、これからもチーム医療に少しでも貢献できるように努めます。

 

チーム医療の中で、薬剤師が貢献すべき業務の具体例 [1]

 

1)薬剤師を積極的に活用することが可能な業務

 以下に掲げる業務については、現行制度の下において薬剤師が実施することができることから、薬剤師を積極的に活用することが望まれる。

 

① 薬剤の種類、投与量、投与方法、投与期間等の変更や検査のオーダについて、医師・薬剤師等により事前に作成・合意されたプロトコールに基づき、専門的知見の活用を通じて、医師等と協働して実施すること。

② 薬剤選択、投与量、投与方法、投与期間等について、医師に対し、積極的に処方を提案すること。

③ 薬物療法を受けている患者(在宅の患者を含む。)に対し、薬学的管理(患者の副作用の状況の把握、服薬指導等)を行うこと。

④ 薬物の血中濃度や副作用のモニタリング等に基づき、副作用の発現状況や有効性の確認を行うとともに、医師に対し、必要に応じて薬剤の変更等を提案すること。

⑤ 薬物療法の経過等を確認した上で、医師に対し、前回の処方内容と同一の内容の処方を提案すること。

⑥ 外来化学療法を受けている患者に対し、医師等と協働してインフォームドコンセントを実施するとともに、薬学的管理を行うこと。

⑦ 入院患者の持参薬の内容を確認した上で、医師に対し、服薬計画を提案するなど、当該患者に対する薬学的管理を行うこと。

⑧ 定期的に患者の副作用の発現状況の確認等を行うため、処方内容を分割して調剤すること。

⑨ 抗がん剤等の適切な無菌調製を行うこと。

 

2)薬剤に関する相談体制の整備

 薬剤師以外の医療スタッフが、それぞれの専門性を活かして薬剤に関する業務を行う場合においても、医療安全の確保に万全を期す観点から、薬剤師の助言を必要とする場面が想定されることから、薬剤の専門家として各医療スタッフからの相談に応じることができる体制を整えることが望まれる。

 

line_enogu2_orange.png

 

参考資料)

[1] 厚生労働省医政局長通知:「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」、医政発0430第1号、平成22年4月30日.

[2] 厚生労働省:「安心と希望の医療確保ビジョン」、平成20年6月.


1