2022/11/02 12:00

いざという時に備えて備蓄を

冬を前にして、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が懸念されています。

感染が爆発すると、医療機関がパンクしてしまい、相談するのも困難になる可能性があります。

いざというときに備えて、もしかかったらどうしたら良い想定をしておき、必要なものを備蓄しておくことが、推奨されています。

薬局としても、皆様の相談先など、お力になりたいので、ご相談ください。

 

参考)厚生労働省のパンフレット

・一般の方向け:pdf 001006399.pdf (0.45MB)

・子供さん、妊婦の方向け:pdf 001006400.pdf (0.52MB)

 

参考)東京都のリーフレット pdf 20221027btk_vaccine_leaflet2.pdf (0.79MB)

 

 

抗原定性検査キット

 

(1)抗原定性検査キットを購入する

 

☆製品を選ぶポイントは、「医療用検査薬」「一般用検査薬」です。

「医療用検査薬」「一般用検査薬」として認可されている製品は、検査キットとしての性能が確認されており、信頼性のある製品です。

製品に、「体外診断用医薬品」「第1類医薬品」と記載されていることが目印です。

使用期限や保管方法も、あらかじめご確認ください。

 

※「研究用」の検査薬は、厚生労働省から承認されていないため、検査結果の信頼性が担保されていませんので、絶対に使用しないでください。

 

 

参考)

◯「医療用検査薬」として認可された製品を調べるには?

→厚生労働省 >新型コロナウイルス感染症の体外診断用医薬品(検査キット)承認情報https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11331.html

 

◯「一般用検査薬」として認可された製品を調べるには?

→厚生労働省 >新型コロナウイルス感染症の一般用抗原検査キット(OTC)の承認情報(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27779.html

 

 

(2)具合が悪いので、抗原定性検査キットを取り寄せる

 

長崎県では、症状がある方を対象に、抗原検査キットを配布しています。

発熱・咳などの症状がある方で、条件に該当される方は、無料で配布を受けることができますので、必要な方はご利用ください。

 

参考)長崎県 >抗原検査キットの配布について

https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/kansensho/corona_zigyousha_05-kansensho/kensakittohaisou/ 

 

 

 

市販の解熱鎮痛薬など薬を常備しておく 

 

◯解熱鎮痛薬

ご自宅で静養される場合に備えて、市販の解熱鎮痛薬を用意しておくことが推奨されています。

 

(1)解熱鎮痛薬の選び方

 

・今までに使ったことがある成分のものを選びましょう

解熱鎮痛薬としてよく使われるアセトアミノフェンという成分でも、人によっては、飲んだために蕁麻疹が出る方もいらっしゃいます。アレルギー反応を防ぐには、今までに飲んだことがある成分を選ぶのをお勧めします。

選ぶ際には、ぜひ、薬剤師にご相談ください。そのときは、お薬手帳をお見せください。過去の情報をもとにして、あなたのために情報提供をすることができます。

ただし、具合が悪い時など、体調の影響も受けるので、今までに飲んだことがある成分だったら、絶対に大丈夫というわけではありません。服用後、何か変わった症状を感じたら、必ず、ご相談ください。

 

・服用中の薬との相互作用を確認しましょう

現在、治療中で薬を飲んでいる方や、サプリメントなどを使用している方は、一緒に飲んでも良いか、必ず薬剤師に確認をしてください。

 

参考)

厚生労働省 >市販の解熱鎮痛薬の選び方

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00404.html

 

 

(2)家での保管方法

直射日光が当たらないように、高温・高湿を避けて、お子さんの手の届かないところに、保管しておきましょう。

 

 

◯治療中の薬

普段から治療のために飲んだり、使ったりしている薬がある方は、薬がなくなってから受診するのではなく、余裕を持って受診しておくことをお勧めします。1週間くらいは余裕を持っておくと安心です。

受診した時に、「余裕を持って受診したい」ことをお伝えになられると良いでしょう。

 

もしも、なくなりそうな時は、かかりつけの医療機関に電話をしてご相談ください。

薬局では、療養中のところにお届けします。

 

他にも、体温計なども、予備の電池も含めて、準備しておくと良いでしょう。

 

 

当薬局でも、

・どんな薬を選んだら良いか

・手持ちの薬が使用可能か

・前に頓服として出してもらっていた薬が残っていたときに、使用期限を調べて、使えるか確認したり

など、お手伝いいたします。

また、療養先への薬の配送にも対応いたしますので、ご心配なことがありましたら、ご遠慮なく、ご相談ください。