2023/05/15 12:00
新型コロナウイルス感染症の対策/5類移行後の変更点
新型コロナウイルス感染症は感染症法の指定が5類に変更になりましたので、法律に基づく取り扱いには、いくつかの変更点があります。
ただし、ウイルスの感染力や病原性が変わったわけではありませんので、引き続き、ご注意ください。
◯医療機関の受診
自分で検査キットを使って検査し、陽性の反応が出た場合
・症状が比較的軽く、常備薬等で対応できる場合
→ご自宅で療養してください(医療機関の受診が必要かは、ご自身の症状などを見てご判断ください)
※検査キットの選び方・・・「対外診断用医薬品」または「第一類医薬品」とかいてある製品を選びましょう。
ただし、
・重症化リスクの高い方(高齢者、基礎疾患がある方、妊婦の方など)
・症状が重いなど、
受診を希望する方は、早めに医療機関に相談しましょう。
医療機関に相談するには?
かかりつけ医がいる方は、まずはかかりつけ医に相談してください
かかりつけ医がいない方は、お近くの医療機関に相談してください
5月8日以降は、これまでコロナ診療を行なってきた「検査・診療医療機関」だけでなく、幅広い医療機関で受診できるようになりました。
診療が可能な医療機関は、「外来対応医療機関リスト」として、まとめられています。
(お近くの医療機関で、外来対応医療機関に該当するところを調べたい方は、どうぞ、お声かけください。お調べします。)
受診する前に、必ず、電話をかけて相談してください。
お近くの医療機関を探している方は、「ながさき医療機関情報システム」から検索することができます。
◯療養中の過ごし方
症状をみながら、ご自宅で療養されてください。
法律に基づく、外出の自粛は求められませんが、次の内容を、ご参照ください。
1)外出を控えることが推奨される期間
特に発症後、5日間は、他人に感染させるリスクが高いことから、注意が必要です。
・発症日を、0日として、5日間
(*)発症日とは、症状が出た日。無症状で検査をした場合、検体採取日が0日です。
・5日目も、症状が続いていた場合:
熱が下がり、喉の痛みなどの症状がなくなってから、
24時間程度が経過するまでは、外出を控え、様子を見ること
以上が、推奨されています。
2)周りの方への配慮
10日間が経過するまでは、体からウイルスを放出している可能性があることから、周りのひとにうつさないようにする配慮が望ましいです。
・不織布マスクを着用する
・高齢者など、ハイリスク者との接触を控える 等
どうしたら良いか、迷う方は、お気軽にご相談ください。
わかる範囲で回答しますし、わからない点は、専門家に相談して回答いたします。
こはく堂薬局
(参考)
感染対策の基本的な考え方は、こちらの記事をご参照ください
「感染対策は、状況に応じて、適切な対策を判断しましょう」(2023年5月10日)