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Q. 錠剤が大きくて飲めません。噛んで(もしくは、割って)飲んでもいいですか?
噛んだり割ったりして良い錠剤と、できない錠剤があります。
飲めない場合は、異なる剤型(粉薬など)に変更できる場合がありますので、相談してください。
『薬を飲むのに、ガマンはしてほしくありません。どんな工夫ができるか、相談していただき、一緒に考えたいと思っています。』
薬の種類と「飲み方の大切なポイント」
薬にはいくつかの種類があり、
使い方や注意点もそれぞれ違います。
薬の種類(大きく3つ)
・内服薬:口から飲む薬
・外用薬:塗る・貼る薬
・注射薬:体内に直接入れる薬
👉 一番身近なのが「内服薬」です
内服薬のいろいろな形
内服薬には、目的に応じてさまざまな形があります。
- 錠剤
- カプセル
- 粉薬
- シロップ
👉 中でもよく使われるのが「錠剤」です
錠剤は2つのタイプで考えるとわかりやすい
錠剤はイメージとして👇
🟢 ラムネ型(シンプルな錠剤)
👉 中まで均一
- 素錠(裸錠)と呼ばれる
- どこを割っても同じ成分
✔ 割ったり砕いたりできることが多い
粉末を圧縮して成型した錠剤
🔵 マーブルチョコ型(工夫された錠剤)
👉 層構造になっている
- 苦味を抑えるコーティング
- 胃で溶ける層
- 腸で溶ける層
✔ 特別な目的で設計されている
層状にコーティングされた錠剤
なぜそんな工夫をしているの?
薬は「効き方」をコントロールするために設計されています。
例えば👇
✔ 腸溶錠
👉 胃では溶けず、腸で溶ける → 胃酸から薬を守る
✔ 徐放錠
👉 ゆっくり溶ける → 1日1回で長く効く
⚠ とても大事なポイント
👉 工夫された錠剤は、砕いてはいけません
理由👇
- 効果が弱くなる
- 効きすぎる
- 副作用が出やすくなる
👉 設計が壊れてしまうため
✔ 割ったり砕いていい薬は?
目安は👇
👉 割線(線)があるラムネ型の錠剤
- 半分に割る
- 粉砕する
が可能なことが多い
例外もあるので、個別確認!
❌ 自己判断でやってはいけないこと
- 勝手に砕く
- 勝手に割る
- カプセルを開ける
👉 必ず医師・薬剤師に相談
飲みにくいときの対処法
無理に砕く必要はありません
👉 別の形に変えられることがあります
- 粉薬
- シロップ
- 口の中で溶ける薬(OD錠)
💡 飲みやすくするコツ
① 先に水を一口 → 口の中を湿らせる
② 顔は前を向いたまま飲む → むせにくい姿勢
飲みにくさは伝えてOK
飲みにくさは我慢しなくて大丈夫です
👉 伝えるのが難しいときは PILL-5という評価シートもあります
PILL-5(https://www.nutri.co.jp/nutrition/pill-5/diagnose.html)
PILL-5とは?錠剤嚥下困難の評価シート
困難さを数値で表す
まとめ
💡 錠剤には「意味のある設計」がある
💡 砕くとその意味が壊れることがある
💡 飲みにくいときは相談が正解
👉 自己判断せず、医療者と一緒に調整することが大切です
1. 先に一口水を飲んで潤しておく
口の中を湿らせておくと、薬が口腔に付着しにくい
2. 頭は、前を向いたままで、ごっくん
前を向いた姿勢は、気道の入り口が閉じて、食道に入りやすい、ムセにくい姿勢
「錠剤を飲まなければ」というストレスが、少しでも解消できますように。
ふっと一息吐いてから、服用しましょう。






