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2021-12-23 17:00:00

薬の使い方/点眼薬の正しい使い方

点眼薬の「基本的な」正しい使い方

 

点眼薬の基本的な特徴と原則については、以前にお伝えしたのですが、文章が長くて、わかりづらかったと思いますので、もう一度ご説明させてください。

 

<使う前に>

①手を洗いましょう

 

目を細菌や異物から守るため、点眼薬は非常に清潔に管理されて製造されています。清潔な手で扱いましょう。

 

②点眼する前に確認しましょう

 

・それは本当に目薬ですか?

まさかと思うかもしれませんが、飲み薬や水虫の薬など、外観が目薬によく似ているため、間違って使われたこともあります。今一度、確かめましょう。

 

・ご自身の目薬ですか?

 

・品名は間違っていませんか?

 

・使用期限は過ぎていませんか?

 

・点眼薬の容器の中に、浮遊物や濁り、変色はありませんか?

点眼薬を使うときに、容器の先が目・まぶた・まつ毛などに触れると、眼脂(めやに)を容器の中に吸い込んだり、細菌汚染の原因になり、異物混入に繋がります。使用前によく確認しましょう。

 

・容器の先やキャップに、粉のようなものはついていませんか?

薬液が乾燥して粉のようなものがついていることがあります。ティッシュや清潔なガーゼで拭き取ってから使用しましょう。

 

 

<点眼方法>

①下まぶたを指で下に引き、上を向くように頭を傾けましょう。点眼薬を持った手をかざし、点眼しましょう。

 

ワンポイントアドバイス!:このとき、点眼瓶を持った手が宙にあると不安定です。まぶたを押さえている方の手に、ぴったりとくっつけると、安定するので、さしやすいと思います。

 

【要注意ポイント】このとき、点眼薬の容器の先は、まぶたやまつ毛などに触れないように気をつけましょう。

眼脂(めやに)を容器の中に吸い込んでしまったり、細菌汚染の原因になってしまいます。

 

②点眼後は、しばらく目を閉じるか、目頭(鼻に近い方)を軽く押さえましょう

 

【要注意ポイント】目薬をさした後に、行き渡らせようとして、パチパチと瞬きをする人は、多くいらっしゃいます。でも、それ、逆効果なんです!!

 

なぜなら、溢れた涙は、目頭の近くから鼻の中に抜ける管を通って、鼻に抜けています、目薬をさした後に、「苦い味がする」と感じたことはありませんか?溢れた薬液が鼻〜口へと流れている証拠です。パチパチ瞬きをすると、ますます、鼻〜口の方に流れてしまいます。せっかくさした目薬が、洗い流されてしまってもったいないです。

もったいないだけでなく、それが、全身の副作用の原因になることがあります。緑内障という病気の治療薬の中の一つでは、気管支喘息の発作を引き起こす可能性があるため、気管支喘息がある方には、使ってはいけません。

 

③目からあふれた点眼薬は、ティッシュや清潔なガーゼで拭き取りましょう

 

なぜなら、点眼薬の中には、あふれた薬液をそのままにしていると、目の周りが黒くなるなど、副作用の原因になることがあります。そのため、点眼薬をさした後、タテにひと拭き、ヨコにひと拭きしましょう。

 

<使用後>

・使用した後の点眼薬は、キャップをしっかりと締めましょう。

点眼薬に添付しているビニール袋に入れて保管してください、と説明される薬があります。それは、太陽の光に含まれる紫外線の影響で薬の成分が変質する薬だからです。その袋は、光の影響を防ぐための遮光性能がある袋です。そのような説明のある薬では、ごめんどうですが、袋に入れて、保管してください。

 

 

 

参考)薬の適性使用協議会:「目薬の使い方 (社団法人日本眼科医会監修)」、平成23年9月.

点眼方法のイラストは、「イラスト AC」から、 CandyBowl さんのイラストを使わせていただきました。

薬の使い方/点眼薬の正しい使い方