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Q&A|入浴時に、湿布はどうする?
はじめに
この記事は、ロキソプロフェンテープやケトプロフェンテープなどの一般的な痛み止め(鎮痛消炎薬)の貼り薬について説明しています。
フェンタニル貼付剤など、全身に作用する貼付剤では対応が異なる場合があります。
ご自身のお薬について不明な点があれば、医師・薬剤師にご相談ください。
貼ったまま入浴してもいいですか?
多くの痛み止めの貼り薬は、貼ったまま入浴できます。
シャワーや入浴によって、すぐに効果がなくなるわけではありません。
ただし、長時間お湯に浸かったり、体を強くこすったりすると、剥がれやすくなることがあります。
ほとんどの痛み止めの湿布薬は、貼ったまま入浴すると、悪い影響がある、わけではありません。(例外もあります。絶対に、貼ったまま入浴してはいけない貼付薬があります!!)
ですが、濡れると、剥がれやすくなるため、入浴時には剥ぐことをお勧めします。浴室で剥ぐと、剥ぎやすいと思います。
入浴施設では、剥がすよう案内されることがあります
温泉や公衆浴場、デイサービス・デイケアなどでは、
「湿布やテープは剥がしてから入浴してください」
という案内が掲示されていることがあります。
これは、剥がれた貼り薬がお湯に入ることを防ぐためや、衛生面、他の利用者への配慮によるものです。
貼り薬そのものが入浴で危険になるためではありません。
多くの人が使う入浴施設では、必ず剥ぐようにしましょう。
デイサービスやデイケアで入浴する日は?
毎朝貼り替えている方から、
「朝貼ってから入浴すると剥がれそう」
「入浴のたびに貼り替えた方がいいですか?」
という相談を受けることがあります。
なぜ入浴後に貼っても大丈夫なの?
一般的な痛み止めの貼り薬では、薬の成分が皮膚から少しずつ吸収されます。
また、前日に吸収された薬の成分が体内に残っているため、朝貼らなかったからといって、すぐに効果がなくなるわけではありません。
そのため、デイサービスやデイケアで入浴する日は、朝は貼らずに、入浴後に新しい貼り薬を貼る方法が選択肢のひとつになります。
デイケア利用日の例
デイサービス・デイケアで入浴する日
① 朝は貼り替えずに出かける
↓
② 施設で入浴する
↓
③ 入浴後に新しい貼り薬を貼る
もちろん、痛みの程度や使用している貼り薬によって適切な方法は異なります。
ご自身に合った方法については、医師・薬剤師へご相談ください。
注意が必要な貼り薬
貼り薬には、湿布や痛み止めのテープ剤だけでなく、全身に作用する貼付剤もあります。
例えば、
・フェンタニル貼付剤
・認知症治療薬の貼付剤
・狭心症治療薬の貼付剤
・パーキンソン病治療薬の貼付剤
などでは、貼付時間や貼り替え方法が重要になる場合があります。
厳密な管理が必要な薬もあります。
自己判断で貼り方を変更せず、医師・薬剤師の指示に従ってください。
こんな時はご相談ください
・痛みが強く、貼り替え時間がずれるとつらい場合
・医師から特別な指示を受けている場合
・全身に作用する貼り薬を使用している場合
・貼り替え方法に不安がある場合
このような場合は、自己判断で変更せず、医師・薬剤師にご相談ください。
まとめ
✓ 多くの痛み止めの貼り薬は、貼ったまま入浴できます。
✓ 温泉やデイサービスなどでは、施設のルールで剥がすよう案内されることがあります。
✓ 一般的な鎮痛消炎貼付剤では、入浴前に剥がす、またはその日は朝貼らずに入浴後に貼る方法がよく行われています。
✓ 数時間貼るタイミングがずれても、すぐに効果がなくなるわけではありません。
✓ 貼り薬の種類によって対応が異なるため、不安な場合は医師・薬剤師へご相談ください。
Q&A|貼付剤は切っていいの?
Q&A 貼付剤は切って使っても良いの?
「湿布が大きいので半分に切りたい」
「貼る場所が小さいので一部だけ使いたい」
このような相談を受けることがあります。
しかし、貼付剤は種類によって構造が異なり、切って使えるものと切ってはいけないものがあります。
ここでは、貼付剤の仕組みや注意点についてわかりやすく説明します。
① 貼付剤とは?
貼付剤とは、皮膚に貼って薬を体に届ける薬のことです。
代表的なものとして、
・肩や腰などの痛みに使う湿布薬
・気管支を広げる薬
・認知症の薬
・狭心症の薬
・禁煙補助薬
・ホルモン剤
などがあります。
貼付剤は飲み薬と違い、皮膚から少しずつ薬を吸収させることが特徴です。
② 貼付剤には2つのタイプがあります
いわゆる湿布薬(痛み止め)
肩こりや腰痛、関節痛などに使用される貼付剤です。
貼った場所を中心に薬が作用します。
ロキソプロフェンやジクロフェナクなどの痛み止めが代表的です。
全身に作用する貼付剤
皮膚から吸収された薬が血液を通じて全身へ運ばれます。
喘息やCOPDの薬、認知症の薬、狭心症の薬などが代表的です。
見た目は湿布と似ていますが、薬の働き方は大きく異なります。
③ 貼付剤の仕組み
貼付剤は、布のような支持体に薬剤を含む層を重ねて作られています。
構造によって大きく2つのタイプがあります。
マトリックス型
薬が粘着層全体に均一に分散しているタイプです。
理論上は切っても薬の濃さは大きく変わりません。
しかし、
・粘着力が低下する
・品質が保証されない
・添付文書で推奨されていない
などの理由から、自己判断で切ることはおすすめできません。
リザーバー型
薬をためておく層(リザーバー)と、薬の放出を調節する膜を組み合わせた構造です。
薬が一定の速度で放出されるよう設計されています。
切ることで薬の放出量が変化する可能性があるため、切って使用してはいけません。
見た目だけではマトリックス型かリザーバー型か判断できないことがあります。
切ってよいか迷った場合は、必ず薬剤師に確認してください。
切断の可否は、製剤の種類に応じて判断しています。
④ 切ってはいけない薬の場合
では、切ってはいけない製剤の場合は、どのように調節するのでしょうか。
薬によっては、粘着面の一部をテープなどで覆い、薬が皮膚に触れる面積を調整して使用する場合があります。
ただし、この方法はすべての貼付剤で行えるわけではありません。
医師や薬剤師から説明を受けた場合のみ行いましょう。
個別に図のような対処が説明される場合があります。あなたの状況(気になる症状や貼りづらさなど)を伝えて、どうしたら良いか、相談しましょう。
⑤ 貼付剤が大きいと感じる場合
同じ薬でも大きさの異なる規格が用意されている場合があります。
例えば、
・小さいサイズ
・中くらいのサイズ
・大きいサイズ
から選べることがあります。
「貼りにくい」
「はがれやすい」
「大きすぎる」
と感じる場合は、医師や薬剤師へ相談してください。
まとめ
・貼付剤には痛み止めの湿布薬と全身に作用する薬があります
・貼付剤にはマトリックス型とリザーバー型があります
・リザーバー型は切って使用してはいけません
・マトリックス型でも自己判断で切ることはおすすめできません
・サイズが合わない場合は別の規格を選べることがあります
・困ったときは薬剤師へ相談してください
内服薬|飲み方|「食間」とは?
食間とは?
食間とは、 食事と食事の間 に薬を飲むことをいいます。
「食事中に飲む」という意味ではありません。 ここは間違いやすいポイントです。
食間:食後およそ2時間
または、次の食事の約2時間前
なぜ食間に飲むの?
薬によって、食間に飲む理由は異なります。
主な理由として、
・食事の影響を受けにくくするため
・胃の中に食べ物が少ない時に飲むため
・薬の吸収や働きを安定させるため
などがあります。
食間に飲む主な薬
食間に服用する薬には、次のようなものがあります。
漢方薬
葛根湯、補中益気湯、六君子湯、大建中湯 など
漢方薬は、食前または食間で指示されることが多い薬です。
胃の粘膜を守る薬
一部の胃薬では、食間に服用することがあります。
胃の中に食べ物が少ないタイミングで飲むことで、 薬の働きを期待する場合があります。
食間の薬を飲み忘れたら?
飲み忘れた場合の対応は、薬によって異なります。
自己判断で2回分をまとめて飲まないようにしましょう。
気づいた時点で服用してよい場合もありますが、 次の服用時間が近い場合は飲まないこともあります。
飲み忘れた時の対応は、 事前に医師・薬剤師へ確認しておくと安心です。
食事中に飲むという意味ではありません
「食間」と聞くと、 食事をしている途中に飲むと思われることがあります。
しかし、食間は 食事と食事の間 という意味です。
食間薬は、食事中ではなく、 食後しばらく時間をあけて服用しましょう。
よくある質問
Q. 食間とは食事中のことですか?
いいえ。食間は食事中という意味ではありません。 食事と食事の間に飲むという意味です。
Q. 食後何時間くらいに飲めばいいですか?
一般的には食後およそ2時間が目安です。 薬によって異なることがあるため、薬袋や説明書を確認しましょう。
Q. 食間の薬を食後に飲んでもいいですか?
薬によって対応が異なります。 食事の影響を受ける薬もあるため、自己判断せず薬剤師へ相談してください。
Q. 食間の薬を飲み忘れたらどうしたらいいですか?
薬によって対応が異なります。 気づいた時点で服用する場合もありますが、 次の服用時間が近い場合は飲まないこともあります。 2回分をまとめて飲まないようにしましょう。
まとめ
食間とは、食事中ではなく、 食事と食事の間に薬を飲むことです。
一般的には、食後およそ2時間が目安です。
食間に服用する理由は、 食事の影響を受けにくくしたり、 薬の働きを安定させたりするためです。
飲み忘れた場合の対応は薬によって異なります。 不安なことがあれば、お気軽に薬剤師へご相談ください。
内服薬|飲み方|「食後」とは?
食後とは?
食後とは、一般的に 食事が終わってから30分以内 に薬を飲むことをいいます。
食事が終わったら、できるだけ早めに服用しましょう。
食後:食事が終わってから30分以内
「食後」と書かれている薬は多くありますが、 理由は薬によって異なります。
なぜ食後に飲むの?
薬によって、食後に飲む理由は異なります。
主な理由として、
・胃への負担を減らすため
・薬の吸収を安定させるため
・食事とセットにして飲み忘れを防ぐため
などがあります。
食後に飲む主な薬
食後に飲む薬には、次のようなものがあります。
血圧の薬
アムロジピン、テルミサルタン、オルメサルタン など
脂質異常症の薬
ロスバスタチン、アトルバスタチン など
糖尿病の薬
メトホルミン、DPP-4阻害薬 など
痛み止め
ロキソニン、セレコックス など
抗生物質
アモキシシリン、セフカペン など
同じ種類の薬でも、飲み方が異なる場合があります。 必ず薬袋や説明書を確認しましょう。
食後の薬を飲み忘れたら?
飲み忘れた場合の対応は、薬によって異なります。
自己判断で2回分をまとめて飲まないようにしましょう。
気づいた時点で服用する場合もあれば、 次の服用時間が近い場合は飲まないこともあります。
飲み忘れた場合の対応は、 事前に医師・薬剤師へ確認しておくと安心です。
食事を抜いた時は?
「朝食を食べなかった」 「体調が悪くて食事がとれなかった」 ということもあります。
この場合、薬を飲むかどうかは薬によって異なります。
血圧の薬などは服用することが多い一方で、 糖尿病の薬では注意が必要な場合があります。
食事を抜いた時の対応は薬によって異なります。
自己判断せず、医師・薬剤師の指示を確認しましょう。
よくある質問
Q. 食後30分を過ぎたら飲んではいけませんか?
多少過ぎても問題ないことが多いですが、薬によって対応は異なります。 医師・薬剤師から説明された方法に従いましょう。
Q. 朝食を食べなかった時はどうしたらいいですか?
薬によって対応が異なります。 特に糖尿病の薬では注意が必要な場合があります。 自己判断せず、事前に確認しておきましょう。
Q. 食後の薬を寝る前に飲んでもいいですか?
薬によって異なります。 飲み忘れた場合でも、自己判断で服用時間を変更しないようにしましょう。
Q. 食後の薬は食事の途中で飲んでもいいですか?
大きな問題にならないこともありますが、 一般的には食事が終わってから服用します。 詳しくは医師・薬剤師の指示に従ってください。
まとめ
食後とは、一般的に食事が終わってから30分以内を指します。
食後に飲む理由は、 胃への負担を減らしたり、 薬の吸収を安定させたりするためです。
飲み忘れた場合や食事を抜いた場合の対応は、 薬によって異なります。
不安なことがあれば、お気軽に薬剤師へご相談ください。
内服薬|飲み方|「食前」とは?
食前とは?
食前とは、一般的に 食事の約30分前 に薬を飲むことをいいます。
薬によっては多少前後しても問題ない場合がありますが、 医師や薬剤師の指示に従いましょう。
また、よく似た飲み方として 「食直前」 があります。
食前:食事の約30分前
食直前:食事を始める直前(5〜10分前程度)
食直前の薬は、 食事の直前に飲むことが大切です。 特に糖尿病のお薬で多くみられます。
食卓の準備を整えてから
なぜ食前・食直前に飲むの?
薬によって、食前や食直前に飲む理由は異なります。
主な理由として、
・食事の前に効果を発揮させるため
・胃の働きを整えるため
・食欲に関係する働きを期待するため
・食後の血糖上昇を抑えるため
・食事の影響を受けにくくするため
などがあります。
食前に飲む主な薬
食前や食直前に飲む薬には、次のようなものがあります。
漢方薬
葛根湯、六君子湯、補中益気湯、大建中湯 など
胃の働きを助ける薬
ガスモチン(モサプリド)
アコファイド(アコチアミド)
糖尿病の薬(食直前)
ベイスン(ボグリボース)
グルコバイ(アカルボース)
セイブル(ミグリトール)
グルファスト(ミチグリニド)
スターシス・ファスティック(ナテグリニド)
シュアポスト(レパグリニド)
薬によって飲むタイミングが異なるため、 説明書や薬剤師の説明を確認しましょう。
食前の薬を飲み忘れたら?
飲み忘れた場合の対応は、 薬によって異なります。
自己判断でまとめて飲んだり、 追加で飲んだりしないようにしましょう。
特に糖尿病の薬では、 食事をしないのに服用すると低血糖を起こすことがあります。
飲み忘れた場合は、 事前に医師・薬剤師から説明された方法に従いましょう。
よくある質問
Q. 食前と食直前は違いますか?
はい。
食前は一般的に食事の約30分前、食直前は食事を始める直前を指します。
Q. 食前の薬を食後に飲んでもいいですか?
薬によって対応が異なります。自己判断せず、医師・薬剤師へ相談してください。
Q. 食事を抜く時は薬も飲まなくていいですか?
薬によって異なります。特に糖尿病の薬では注意が必要です。
Q. 食事の何分前に飲めばいいですか?
一般的には30分前ですが、薬によって異なることがあります。
まとめ
食前とは一般的に食事の約30分前、
食直前とは食事を始める直前を指します。
漢方薬や胃の薬は食前、 一部の糖尿病の薬は食直前に服用することが多くあります。
飲み忘れた場合の対応は薬によって異なるため、 不安な場合は薬剤師へご相談ください。





