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0〜1歳の薬の飲ませ方
0〜1歳の薬の飲ませ方
赤ちゃんに薬を飲ませるときは、少量ずつ、むせないように、ゆっくり進めることが大切です。
0〜1歳のお子さんに薬を飲ませるときのポイント
赤ちゃんは、大人のように「薬だから飲もう」と理解することができません。 そのため、無理に飲ませようとせず、お子さんの様子を見ながら少しずつ飲ませましょう。
- 少量ずつ飲ませる
- 頬の内側からゆっくり入れる
- むせないようにする
- 保護者の方も焦らず、落ち着いて行う
「正しく飲ませなきゃ」と思うほど、保護者の方も緊張してしまいます。 まずは、ふっと息を吐いて、気持ちを楽にしてから始めてみましょう。
服薬しやすい姿勢
赤ちゃんは顔を動かしたり、薬を嫌がったりすることがあります。 横抱きにして、頬の内側へ少量ずつ飲ませると、むせにくく飲ませやすくなります。
スポイトなどを使う時は、赤ちゃんが顔を動かした時は、パッとすぐに口から離すようにしましょう。
0〜1歳のお子さんに薬を飲ませるときのポイント
赤ちゃんは、大人のように「薬だから飲もう」と理解することができません。 そのため、無理に飲ませようとせず、お子さんの様子を見ながら少しずつ飲ませましょう。
服薬用シリンジやスポイトを使う場合も、 一度に流し込まず、少量ずつゆっくり飲ませましょう。
粉薬の飲ませ方
おすすめの方法
- 粉薬を少量の水で練る
- ペースト状にする
- 上あごや頬の内側につける
- その後にミルクや水を飲ませる
少量の水で練ってペースト状にすると、口の中に入れやすくなります。 舌の上にのせると嫌がることがあるため、上あごや頬の内側につけるのがコツです。
哺乳瓶1本分のミルクに薬を混ぜる方法はおすすめできません。 飲み残すと薬の量が不足することがあります。 また、ミルクそのものを嫌いになる原因になることもあります。

シロップの飲ませ方
シロップは、スポイト・経口用シリンジ・スプーンなどを使うと飲ませやすくなります。
- 頬の内側へ少しずつ入れる
- 一気に入れない
- むせないように様子を見ながら飲ませる
口の奥に一気に入れると、むせたり吐いてしまったりすることがあります。 少量ずつ、ゆっくり飲ませましょう。
薬を吐いてしまったら?
薬を飲ませた直後に吐いた場合と、しばらく時間がたってから吐いた場合では、対応が異なります。
自己判断で追加して飲ませる前に、薬局や医療機関へご相談ください。 薬の種類や吐いたタイミングによって対応が変わります。
こんなときは薬剤師へ相談
- 薬を飲んでくれない
- 毎回吐いてしまう
- ミルクや離乳食に混ぜてよいかわからない
- シロップを嫌がる
- 飲ませる量やタイミングが不安
お子さんによって飲みやすい方法は異なります。 困ったときは、お気軽に薬剤師へご相談ください。
まとめ
0〜1歳の赤ちゃんに薬を飲ませるときは、少量ずつ、むせないように進めることが大切です。 粉薬やシロップの飲ませ方で迷うとき、吐いてしまったときは、自己判断せず薬剤師へご相談ください。
気管支喘息|セルフケア
喘息のセルフケア
気管支喘息は、薬による治療とあわせて、日常生活の中で発作のきっかけを減らすことが大切です。
セルフケアは、喘息を「自分だけで治す」ためのものではありません。 治療を続けながら、症状が出にくい状態を保つための工夫です。
喘息のセルフケアで大切なのは、発作のきっかけを知り、できる範囲で避けることです。
発作のきっかけを知りましょう
喘息の症状は、さまざまな刺激をきっかけに悪化することがあります。 どのきっかけで症状が出やすいかは、人によって異なります。
- ダニ・ハウスダスト
- 花粉
- 風邪などの感染症
- タバコの煙
- 寒暖差・冷たい空気
- 気圧や天気の変化
- 運動
- ストレスや疲労
- ペットの毛やフケ
症状が出た時の状況を記録しておくと、自分の発作のきっかけに気づきやすくなります。
ダニ・ハウスダスト対策
ダニやハウスダストは、喘息症状を悪化させる原因になることがあります。 特に寝具やカーペット、ぬいぐるみなどは、ダニやほこりがたまりやすい場所です。
- 寝具をこまめに洗う
- 布団を干す、または布団乾燥機を使う
- 掃除機をゆっくりかける
- ほこりがたまりやすい物を減らす
- カーペットより、掃除しやすい床材を選ぶ
- ぬいぐるみは洗えるものを選ぶ
すべてを完璧に行う必要はありません。 まずは寝室や寝具など、長い時間過ごす場所から整えていきましょう。
タバコの煙を避けましょう
タバコの煙は、気道を刺激し、喘息を悪化させる大きな要因のひとつです。 本人が吸う場合だけでなく、周囲の人の煙を吸い込む受動喫煙にも注意が必要です。
- できるだけ禁煙を目指す
- 家の中や車の中では吸わない
- タバコの煙がある場所を避ける
- 家族にも協力してもらう
禁煙は簡単ではありません。必要に応じて、禁煙外来や薬局で相談することもできます。
風邪・感染症を予防しましょう
風邪やインフルエンザなどの感染症は、喘息発作のきっかけになることがあります。 普段から感染症を予防することも、喘息管理の一部です。
- 手洗いをこまめに行う
- 人混みではマスクを活用する
- 十分な睡眠をとる
- 体調が悪い時は無理をしない
- 必要な予防接種について医師に相談する
「風邪をひくと毎回咳が長引く」「風邪のあとに息苦しくなる」という方は、診察時に医師へ伝えておきましょう。
寒暖差・気圧変化への備え
冷たい空気や急な寒暖差、天気や気圧の変化で症状が出やすくなる方もいます。 季節の変わり目や台風、寒い朝などは注意が必要です。
- 寒い日はマスクやマフラーで口元を温める
- 急に冷たい空気を吸い込まないようにする
- 季節の変わり目は体調の変化に注意する
- 天気や気圧の変化と症状の関係を記録する
- 症状が出やすい時期は薬の使い方を確認しておく
症状が出やすい季節や天候がわかっている場合は、早めに医師や薬剤師に相談しておくと安心です。
睡眠・疲労・ストレスを整える
睡眠不足や疲労、ストレスは、喘息症状を悪化させることがあります。 毎日の生活リズムを整えることも、セルフケアの大切なポイントです。
- できるだけ同じ時間に寝起きする
- 疲れをためこまない
- 無理な予定を詰め込みすぎない
- リラックスできる時間をつくる
- 夜間の咳で眠れない時は早めに相談する
夜に咳で目が覚める、眠れない日が続く場合は、喘息のコントロールが十分でない可能性があります。 我慢せず、医療機関へ相談しましょう。
運動との付き合い方
運動で咳や息苦しさが出る方もいますが、喘息があるからといって、すべての運動を避ける必要はありません。
喘息が適切にコントロールされていれば、無理のない範囲で運動を続けることは大切です。 ただし、運動中や運動後に症状が出やすい方は、医師に相談しましょう。
- 準備運動をしっかり行う
- 冷たい空気の中で急に運動しない
- 体調が悪い日は無理をしない
- 症状が出た時の対応を確認しておく
- 発作治療薬の使い方を医師に確認しておく

喘息日記をつけてみましょう
喘息日記は、自分の症状や薬の使用状況を記録するためのものです。 診察時に医師へ伝えやすくなり、治療の調整にも役立ちます。
- 咳や息苦しさが出た時間
- 夜眠れたかどうか
- 発作治療薬を使った回数
- 症状が出た時のきっかけ
- 天気や気温の変化
- 吸入薬を忘れず使えたか
毎日すべてを詳しく書く必要はありません。 まずは「症状が出た日だけメモする」ことから始めても大丈夫です。
ピークフローやACTの活用
喘息は、自覚症状だけでは状態がわかりにくいことがあります。 そのため、ピークフローやACTを使って、状態を客観的に確認する方法があります。
ピークフロー
ピークフローは、息を吐き出す力を測る方法です。 数値の変化を見ることで、気道の状態の変化に気づきやすくなります。
ACT(喘息コントロールテスト)
ACTは、いくつかの質問に答えることで、喘息のコントロール状態を確認するチェック方法です。 診察時や薬局での相談にも役立ちます。
ピークフローやACTは、医師の指示や説明を受けながら活用しましょう。 数値や点数だけで自己判断せず、気になる変化は相談してください。
薬を続けることもセルフケアです
喘息のセルフケアというと、掃除や生活習慣を思い浮かべるかもしれません。 しかし、処方された薬を正しく続けることも、とても大切なセルフケアです。
症状がない時でも、気道の炎症が続いていることがあります。 自己判断で薬を中止すると、発作が起こりやすくなることがあります。
「調子がよいから薬を減らしたい」「吸入を忘れやすい」などのお悩みがある場合は、自己判断で中止せず、医師や薬剤師へ相談しましょう。
薬剤師より
喘息のセルフケアは、毎日の小さな工夫の積み重ねです。 すべてを完璧にしようとすると負担になることもあります。
まずは、発作が出やすいきっかけを知ること、吸入薬を正しく続けることから始めましょう。
吸入薬の使い方、薬の続け方、副作用への不安などがある場合は、薬剤師へお気軽にご相談ください。
まとめ
- 喘息のセルフケアでは、発作のきっかけを知ることが大切です。
- ダニ・ハウスダスト、タバコ、風邪、寒暖差などに注意しましょう。
- 睡眠不足や疲労、ストレスも症状悪化のきっかけになることがあります。
- 喘息日記やACTを活用すると、自分の状態を把握しやすくなります。
- 症状がない時も、薬を正しく続けることが大切です。
喘息は、治療とセルフケアを続けることで、症状をコントロールしやすくなります。
気になる症状やお薬の不安がある場合は、どうぞお気軽に薬剤師へご相談ください。
気管支喘息とは?
気管支喘息(ぜんそく)とは?
気管支喘息は、空気の通り道である「気道」に慢性的な炎症が起こり、気道が敏感になる病気です。
敏感になった気道が、ほこり・風邪・寒暖差などの刺激を受けると、気道が狭くなり、咳や息苦しさが出やすくなります。
喘息は、症状がある時だけの病気ではありません。
症状が落ち着いている時も、気道の炎症が続いていることがあります。
主な症状
喘息の症状は、時間帯や季節、体調によって変わりやすいことが特徴です。
- ゼーゼー、ヒューヒューする呼吸音
- 息苦しさ
- 咳が続く
- 痰がからむ
- 胸が締めつけられる感じ
- 夜間や早朝に咳で目が覚める
特に、夜から明け方に症状が出やすい方もいます。 「風邪は治ったのに咳だけが長引く」という場合も、喘息が関係していることがあります。
なぜ症状が起こるの?
喘息の気道は、炎症によって敏感な状態になっています。 この状態を「気道過敏性」といいます。
健康な人では問題にならないような少しの刺激でも、喘息のある方では気道が反応し、気道の筋肉が縮んだり、痰が増えたりします。 その結果、空気の通り道が狭くなり、息苦しさや咳が起こります。
喘息発作のきっかけ
喘息の症状は、さまざまなきっかけで悪化することがあります。
- ダニ・ハウスダスト
- 花粉
- 風邪などの感染症
- タバコの煙
- 寒暖差・冷たい空気
- 気圧や天気の変化
- 運動
- ストレスや疲労
- ペットの毛やフケ
どの刺激で症状が出やすいかは、人によって異なります。 自分の悪化しやすいタイミングを知ることも、喘息管理の大切な一歩です。
放置するとどうなる?
喘息は、症状がある時だけ薬を使えばよい病気ではありません。 自覚症状がない時でも、気道の炎症が続いていることがあります。
炎症を放置して発作を繰り返すと、気道の壁が厚く硬くなり、元に戻りにくくなることがあります。 これを「リモデリング」といいます。
喘息で大切なのは、発作が起きてから対処することだけではなく、
発作を起こしにくい状態を保つことです。
受診の目安
次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
- 咳が長く続く
- 夜間や早朝に咳で目が覚める
- ゼーゼー、ヒューヒューする
- 息苦しさを感じる
- 運動すると咳や息苦しさが出る
- 風邪の後に咳だけが残る
- 以前より発作が増えている
強い息苦しさ、会話がつらい、横になれない、唇が紫色になる、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、緊急性があります。すぐに医療機関へ連絡してください。
薬剤師より
「風邪が治ったのに咳だけが続く」 「夜や朝方に咳で目が覚める」 「息苦しさを感じることがある」
このような症状は、喘息のサインかもしれません。 気になる症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
お薬に関する不安や、吸入薬の使い方については、薬剤師へお気軽にご相談ください。
まとめ
- 気管支喘息は、気道の慢性的な炎症による病気です。
- 気道が敏感になり、少しの刺激で咳や息苦しさが起こります。
- 夜間や早朝に症状が出やすいことがあります。
- 発作を繰り返すと、気道が元に戻りにくくなることがあります。
- 気になる症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
喘息は、適切な治療と管理によって、日常生活を安心して送ることを目指せる病気です。
気になる症状やお薬の不安がある場合は、どうぞお気軽に薬剤師へご相談ください。
気管支喘息の薬物治療
喘息治療で大切なのは、発作が起きてから対処することだけではなく、
発作を起こしにくい状態を保つことです。
喘息治療の目標
喘息は、適切に治療を続けることで、症状をコントロールしながら生活できる病気です。
治療の目標は、「健康な人と変わらない日常生活を送ること」です。 仕事、学校、運動、睡眠など、普段の生活を安心して続けられる状態を目指します。
喘息治療薬の2つの役割
喘息の薬は、大きく分けて2つの役割があります。
毎日使う薬
症状がない時も使い、気道の炎症を抑えて発作を予防する薬です。 長期管理薬またはコントローラーと呼ばれます。
苦しい時に使う薬
発作が起きた時に、狭くなった気道を広げて症状をやわらげる薬です。 発作治療薬またはリリーバーと呼ばれます。
主な喘息治療薬
吸入ステロイド薬(ICS)
喘息治療の基本となる薬です。 気道の炎症を抑え、発作を起こしにくくします。
吸入薬は気道に直接薬を届けるため、内服薬に比べて全身への影響が少ないことが特徴です。
長時間作用性β2刺激薬(LABA)
気管支を長時間広げ、呼吸を楽にする薬です。 多くの場合、吸入ステロイド薬と組み合わせた配合剤として使われます。
ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)
アレルギーに関わる反応を抑え、気道の炎症や収縮をやわらげる飲み薬です。 アレルギー性鼻炎を合併している方に使われることもあります。
長時間作用性抗コリン薬(LAMA)
気道が狭くなるのを抑える吸入薬です。 吸入ステロイド薬などで十分にコントロールできない場合に追加されることがあります。
生物学的製剤
重症喘息の方に使われる注射薬です。 喘息の炎症に関わる特定の物質をねらって働く薬で、医師が必要性を判断します。
吸入薬を正しく使うことが大切です
吸入薬は、薬を気道に届けることが大切です。 そのため、薬の種類だけでなく、吸入の方法がとても重要です。
- 吸う前に、無理のない範囲で息を吐く
- 薬に合わせた吸い方でしっかり吸い込む
- 吸入後は少し息を止める
- 吸入ステロイド薬の後は、うがいをする
- 自己判断で中止しない
吸入後のうがいは、口の中に残った薬を洗い流し、口内炎や声がれを防ぐために大切です。
うがいが難しい場合は、口をすすぐ、飲み物を飲むなどの方法を相談しましょう。
自己判断で薬をやめないでください
喘息の症状が落ち着くと、「もう治った」と感じることがあります。 しかし、気道の炎症が完全に落ち着いていない場合もあります。
自己判断で薬を中止すると、発作が再び起こりやすくなることがあります。 薬を減らしたい、やめたいと思った時は、必ず医師や薬剤師に相談してください。
お薬の使い方
Q&A|吸入後の「息止め」は必要ですか?
吸入後の「息止め」は必要?
吸入薬を使うときに、 「吸った後は息を止めてください」 と言われたことはありませんか?
吸入後の息止めには、薬を肺の中にとどめるための大切な意味があります。
なぜ息を止めるの?
吸入した薬は、気管支や肺の奥まで届いてはじめて効果を発揮します。
吸入直後にすぐ息を吐いてしまうと、一部の薬が外へ出てしまう可能性があります。
吸入後に少し息を止めることで、薬が肺の中にとどまりやすくなります。
どのくらい息を止めればいいの?
目安は、5〜10秒程度です。
(製剤ごとに書いている秒数は違います)
ただし、苦しい場合は無理をする必要はありません。 できる範囲で、数秒間息を止めるだけでも構いません。
吸入器の種類で違いはある?
吸入薬には、いくつかの種類があります。
- 粉を吸うタイプ(DPI:ドライパウダー吸入器)
- 霧状の薬を吸うタイプ(pMDI:エアゾール製剤)
- やわらかいミストを吸うタイプ(SMI)
吸い方には違いがありますが、いずれのタイプでも、吸入後に息を止めることがすすめられています。
息止めができなかったら失敗?
息止めが短かったからといって、薬がまったく効かなくなるわけではありません。
高齢の方や息苦しさがある方では、長く息を止めることが難しい場合もあります。
そのような場合は、
- できる範囲で息を止める
- 苦しければ無理をしない
- 吸入前にしっかり息を吐く
- 吸入器に合った吸い方をする
ことが大切です。
まとめ
- 吸入後の息止めは、薬を肺にとどめるために行います
- 目安は5〜10秒程度です
- 苦しい場合は無理をせず、できる範囲で行いましょう
- DPI・エアゾール製剤など、吸入器の種類にかかわらず息止めは大切です
- 息止めだけでなく、吸入器に合った吸い方も重要です
吸入後の息止めのポイント
目標は5〜10秒。
難しければ1〜2秒でも構いません。
まずは、吸った直後にすぐ吐かないことを意識しましょう。
















