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2026-05-28 16:30:00

副鼻腔炎の薬物治療


 

副鼻腔炎の治療について

副鼻腔炎(ふくびくうえん)は、 鼻の周囲にある「副鼻腔」に炎症が起こる病気です。

風邪の後に起こる急性副鼻腔炎、 長期間続く慢性副鼻腔炎、 そして特殊なタイプである好酸球性副鼻腔炎などがあります。

ここでは、 慢性副鼻腔炎を中心に、 代表的な治療法とセルフケアについてまとめます。

 

急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の違い

急性副鼻腔炎 慢性副鼻腔炎
風邪の後などに起こる 炎症が長期間続く
数日〜数週間 3か月以上続く
強い鼻水・発熱・顔の痛み 鼻づまり・後鼻漏・におい低下

「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれることもありますが、 現在は「慢性副鼻腔炎」という呼び方がよく使われています。

 

慢性副鼻腔炎の治療

慢性副鼻腔炎では、 炎症を抑え、 鼻や副鼻腔の流れを改善することが治療の中心になります。

ガイドラインでは、 マクロライド療法(14員環マクロライド系抗菌薬の少量長期投与)と、 カルボシステインの内服投与が中心とされています。

主な薬物療法

  • マクロライド療法(少量の抗菌薬を長期間使用)
  • カルボシステインなどの去痰薬
  • 必要に応じた鼻炎・アレルギー治療

マクロライド療法は、 「強く細菌を攻撃する」というより、 炎症を落ち着かせる目的で行われることがあります。

カルボシステインは、 鼻水を出しやすくし、 副鼻腔の流れを改善する目的で使われます。

慢性副鼻腔炎の治療.png

 

病院で行われる治療

鼻洗浄

鼻の中を洗い流し、 鼻水や炎症物質を取り除きます。


ネブライザー療法

薬を霧状にして、 鼻の奥へ届ける治療です。

耳鼻咽喉科で行われることがあります。

 

手術が検討されることもあります

鼻茸(はなたけ・ポリープ)がある場合や、 薬で十分な改善が得られない場合には、 手術が検討されることがあります。

手術を行う場合でも、現在では、 内視鏡を用いた手術が行われることが多くなっています。

 

 


 

 

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Q&A|抗生物質を長期間飲んでも大丈夫?

 


Q&A|抗生物質を長期間飲んでも大丈夫?

副鼻腔炎の治療では、 抗生物質(抗菌薬)を使うことがあります。

「長く飲んで大丈夫?」 「体に悪くない?」 と不安になる方もいるかもしれません。

 

なぜ長期間使うことがあるの?

副鼻腔炎には、 短期間で改善するものもあれば、 症状が長引く「慢性副鼻腔炎」もあります。

慢性副鼻腔炎では、 炎症を抑える目的で、 少量の抗生物質を比較的長期間使用することがあります。

特に、 マクロライド系という種類の抗生物質が使われることがあります。

 

「強い菌を倒すため」ではないこともあります

慢性副鼻腔炎で行われる長期治療では、 「細菌を完全にやっつける」というより、 鼻や副鼻腔の炎症を落ち着かせる目的で使われる場合があります。

そのため、 通常の感染症治療より少ない量で使うことがあります。

 

副作用に注意は必要です

長期間使用する場合は、 副作用や飲み合わせに注意が必要です。

  • 下痢や腹痛
  • 発疹
  • 肝機能への影響
  • 不整脈のリスク
  • 他の薬との相互作用

症状がある時は、 自己判断で続けたり中止したりせず、 医師・薬剤師へ相談しましょう。

 

自己判断で余った抗生物質を使わない

以前処方された抗生物質を、 自己判断で飲み始めるのはおすすめできません。

副鼻腔炎にもさまざまな原因があり、 抗生物質が必要でない場合もあります。

 

まとめ

  • 慢性副鼻腔炎では、抗生物質を長期間使うことがあります
  • 炎症を抑える目的で少量使用される場合があります
  • 副作用や飲み合わせには注意が必要です
  • 自己判断で中止・再開せず、医師・薬剤師へ相談しましょう

気になる症状や不安がある場合は、 お気軽に薬剤師へご相談ください。


 

 

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2026-05-28 15:00:00

Q&A|耳の病気からのめまい セルフケアのポイント

めまい予防のためのセルフケア

めまいは、睡眠不足や疲労、ストレス、生活習慣の乱れなどで起こりやすくなることがあります。

毎日の生活を整えることが、めまい予防につながることもあります。

 

① 睡眠と休養を十分にとる

睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが乱れ、めまいが起こりやすくなることがあります。

無理を続けず、しっかり休養をとることも大切です。

 

② ストレスとうまく付き合う

ストレスや緊張が続くと、体調に影響することがあります。

軽い運動や趣味、リラックスできる時間を作り、気分転換を心がけましょう。

 

③ タバコは本数を減らすか禁煙を

喫煙は、脳や内耳の血流に影響し、めまいを起こしやすくすることがあります。

すぐに禁煙が難しい場合も、まずは本数を減らすことから始めてみましょう。

 

④ 規則正しい食事をする

食事を抜いたり、水分不足になると、ふらつきや立ちくらみにつながることがあります。

規則正しい食事と、適度な水分補給を心がけましょう。

なお、水分や塩分の制限を指示されている方は、主治医の指示を優先してください。

 

⑤ 飲酒は控えめに

過度の飲酒は、睡眠の質や生活リズムを乱し、めまいにつながることがあります。

飲み過ぎには注意し、体調が悪い時は無理をしないようにしましょう。

 

⑥ 旅行前は無理をしない

長時間の移動や、ハードな旅行スケジュールで、めまいが悪化することがあります。

めまいを繰り返している方は、旅行前に主治医へ相談しておくと安心です。

めまいセルフケア.png

 

⑦ 落ち着いてきたら少しずつ体を動かす

強いめまいがある時は無理をせず休むことが大切ですが、 症状が落ち着いてきたら、少しずつ普段の生活に戻していくことも大切です。

長期間じっとしていることで、 かえってめまい感が続きやすくなる場合もあります。

ただし、転倒しそうな強いふらつきがある場合は無理をせず、 医師の指示に従いましょう。

セルフケアを続けても症状が改善しない場合や、日常生活に支障がある場合は、医療機関へ相談しましょう。

 


 

メニエール病で有酸素運動を勧められた方

メニエール病はストレス対策有酸素運動が有効だと言われています。
その効果を調べた論文では、心拍数100〜120の少し息が上がる運動を、1時間程度行っています。
と聞くと、大変そうに思えるかもしれませんが、できるところから、取り入れてみられてはいかがでしょうか?

2026-05-28 13:30:00

Q&A|鼻血が出た時はどうしたらいい?


Q&A|鼻血が出た時はどうしたらいい?

突然鼻血が出ると、びっくりしてしまいますよね。

まずは慌てず、少し前かがみになって、小鼻を押さえましょう。

結論:
鼻血が出た時は、上を向かずに、鼻のやわらかい部分を5〜10分ほど押さえ続けます。


鼻血が出た時の止め方

① 少し前かがみになります

上を向かず、少し前かがみになります。 血がのどへ流れ込むのを防ぐためです。


② 小鼻を押さえます

鼻のやわらかい部分、小鼻を親指と人差し指でしっかり押さえます。


③ 5〜10分ほど押さえ続けます

途中で何度も確認せず、そのまま押さえ続けましょう。


やってしまいがちなNG行動

  • 上を向く
  • すぐに鼻を離して確認する
  • 強く鼻をかむ
  • 鼻にティッシュを奥まで詰め込む

特に「上を向く」はよく知られていますが、血がのどへ流れてしまうことがあります。

また、強く鼻をかむと、再び出血しやすくなることがあります。

鼻血のよくある原因

  • 鼻を触る・ほじる
  • 強く鼻をかむ
  • 鼻炎や花粉症
  • 空気の乾燥
  • 風邪

鼻の入り口近くの血管は浅い場所にあり、刺激で出血しやすいことがあります。


子どもの鼻血で大切なこと

子どもは、鼻を触るクセや、鼻炎・乾燥などで鼻血が出やすいことがあります。

叱るよりも、 「鼻はやさしく触ろうね」 「強くかまないようにしようね」 と声をかけてあげましょう。


こんな時は受診を

  • 20分以上止まらない
  • 何度も鼻血をくり返す
  • 大量に出血している
  • 顔をぶつけた後に鼻血が出た
  • ふらつきや息苦しさがある
  • 血液をサラサラにする薬を飲んでいる

特に、何度も繰り返す場合や止まりにくい場合は、耳鼻科などへ相談しましょう。


まとめ

  • 鼻血が出た時は、少し前かがみになります
  • 小鼻を5〜10分押さえ続けましょう
  • 上を向いたり、強く鼻をかんだりしないようにしましょう
  • 繰り返す鼻血や止まりにくい鼻血は受診しましょう

気になる症状や、お薬との関係が心配な場合は、医師・薬剤師へご相談ください。

 

鼻血の対処法.png

2026-05-28 12:00:00

鼻をかむ時のポイント


鼻は強くかんだ方がいいですか?

鼻水が多い時は、つい強く鼻をかみたくなることがあります。

しかし、強く何度も鼻をかむと、鼻や耳に負担がかかることがあります。

結論:
鼻は、強く一気にかむよりも、片方ずつやさしくかむのがおすすめです。

 

強くかみすぎるとどうなる?

鼻を強くかみすぎると、鼻の中の粘膜に負担がかかります。

また、鼻と耳は奥でつながっているため、強い圧が耳に伝わることがあります。

  • 耳がつまった感じがする
  • 耳が痛くなる
  • 鼻血が出やすくなる
  • 子どもでは中耳炎につながることがある

鼻をかむときのポイント②.png

 

鼻をかむ時のポイント

  • 片方の鼻を押さえて、片方ずつかむ
  • 一気に強くかまず、やさしくかむ
  • 出にくい時は、何回かに分ける
  • 鼻をかんだ後は、鼻まわりをやさしく拭く

鼻水を無理に出し切ろうとせず、鼻や耳に負担をかけないことが大切です。

鼻をかむときのポイント①.png

 

鼻まわりのケアも大切です

鼻を何度もかむと、鼻の下が赤くなったり、ヒリヒリしたりすることがあります。

  • やわらかいティッシュを使う
  • こすらず、押さえるように拭く
  • 乾燥が気になる時は、保湿をする

 

 

子どもでは特に注意しましょう

子どもは鼻と耳の距離が近く、鼻を強くかむことで耳に負担がかかりやすいことがあります。

「強くかんで」と声をかけるよりも、 「片方ずつ、やさしくフーッと出そうね」 と伝えるとよいでしょう。

「鼻すすり」もしないように、教えてあげましょう。

 鼻をかむときのポイント④小児.png

 

こんな時は相談を

  • 耳が痛い
  • 耳がつまった感じが続く
  • 鼻血をくり返す
  • 黄色や緑色の鼻水が続く
  • 発熱や強い頭痛がある

このような場合は、耳鼻科など医療機関へ相談しましょう。

 

まとめ

  • 鼻は強く一気にかまず、片方ずつやさしくかみましょう
  • 強くかみすぎると、鼻や耳に負担がかかることがあります
  • 子どもでは中耳炎にも注意が必要です
  • 耳の痛みや鼻血が続く場合は、医療機関へ相談しましょう

 

 

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薬剤師のおもい

私自身、小さい時に中耳炎を繰り返していました。あのときに、鼻すすりと鼻のかみ方を知っていれば、という思いでお伝えします。

鼻水を噛んではいけない場合: 鼻血の治療後や、鼻の中をレーザーで焼く処置を受けた際、1週間程度、鼻水をかまないように説明されます。