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副鼻腔炎の薬物治療
副鼻腔炎の治療について
副鼻腔炎(ふくびくうえん)は、 鼻の周囲にある「副鼻腔」に炎症が起こる病気です。
風邪の後に起こる急性副鼻腔炎、 長期間続く慢性副鼻腔炎、 そして特殊なタイプである好酸球性副鼻腔炎などがあります。
ここでは、 慢性副鼻腔炎を中心に、 代表的な治療法とセルフケアについてまとめます。
急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の違い
| 急性副鼻腔炎 | 慢性副鼻腔炎 |
|---|---|
| 風邪の後などに起こる | 炎症が長期間続く |
| 数日〜数週間 | 3か月以上続く |
| 強い鼻水・発熱・顔の痛み | 鼻づまり・後鼻漏・におい低下 |
「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれることもありますが、 現在は「慢性副鼻腔炎」という呼び方がよく使われています。
慢性副鼻腔炎の治療
慢性副鼻腔炎では、 炎症を抑え、 鼻や副鼻腔の流れを改善することが治療の中心になります。
ガイドラインでは、 マクロライド療法(14員環マクロライド系抗菌薬の少量長期投与)と、 カルボシステインの内服投与が中心とされています。
主な薬物療法
- マクロライド療法(少量の抗菌薬を長期間使用)
- カルボシステインなどの去痰薬
- 必要に応じた鼻炎・アレルギー治療
マクロライド療法は、 「強く細菌を攻撃する」というより、 炎症を落ち着かせる目的で行われることがあります。
カルボシステインは、 鼻水を出しやすくし、 副鼻腔の流れを改善する目的で使われます。
病院で行われる治療
鼻洗浄
鼻の中を洗い流し、 鼻水や炎症物質を取り除きます。
ネブライザー療法
薬を霧状にして、 鼻の奥へ届ける治療です。
耳鼻咽喉科で行われることがあります。
手術が検討されることもあります
鼻茸(はなたけ・ポリープ)がある場合や、 薬で十分な改善が得られない場合には、 手術が検討されることがあります。
手術を行う場合でも、現在では、 内視鏡を用いた手術が行われることが多くなっています。
関連ページ
慢性副鼻腔炎の病気と薬についてまとめています
Q&A|抗生物質を長期間飲んでも大丈夫?
Q&A|抗生物質を長期間飲んでも大丈夫?
副鼻腔炎の治療では、 抗生物質(抗菌薬)を使うことがあります。
「長く飲んで大丈夫?」 「体に悪くない?」 と不安になる方もいるかもしれません。
なぜ長期間使うことがあるの?
副鼻腔炎には、 短期間で改善するものもあれば、 症状が長引く「慢性副鼻腔炎」もあります。
慢性副鼻腔炎では、 炎症を抑える目的で、 少量の抗生物質を比較的長期間使用することがあります。
特に、 マクロライド系という種類の抗生物質が使われることがあります。
「強い菌を倒すため」ではないこともあります
慢性副鼻腔炎で行われる長期治療では、 「細菌を完全にやっつける」というより、 鼻や副鼻腔の炎症を落ち着かせる目的で使われる場合があります。
そのため、 通常の感染症治療より少ない量で使うことがあります。
副作用に注意は必要です
長期間使用する場合は、 副作用や飲み合わせに注意が必要です。
- 下痢や腹痛
- 発疹
- 肝機能への影響
- 不整脈のリスク
- 他の薬との相互作用
症状がある時は、 自己判断で続けたり中止したりせず、 医師・薬剤師へ相談しましょう。
自己判断で余った抗生物質を使わない
以前処方された抗生物質を、 自己判断で飲み始めるのはおすすめできません。
副鼻腔炎にもさまざまな原因があり、 抗生物質が必要でない場合もあります。
まとめ
- 慢性副鼻腔炎では、抗生物質を長期間使うことがあります
- 炎症を抑える目的で少量使用される場合があります
- 副作用や飲み合わせには注意が必要です
- 自己判断で中止・再開せず、医師・薬剤師へ相談しましょう
気になる症状や不安がある場合は、 お気軽に薬剤師へご相談ください。
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Q&A|耳の病気からのめまい セルフケアのポイント
めまい予防のためのセルフケア
めまいは、睡眠不足や疲労、ストレス、生活習慣の乱れなどで起こりやすくなることがあります。
毎日の生活を整えることが、めまい予防につながることもあります。
① 睡眠と休養を十分にとる
睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが乱れ、めまいが起こりやすくなることがあります。
無理を続けず、しっかり休養をとることも大切です。
② ストレスとうまく付き合う
ストレスや緊張が続くと、体調に影響することがあります。
軽い運動や趣味、リラックスできる時間を作り、気分転換を心がけましょう。
③ タバコは本数を減らすか禁煙を
喫煙は、脳や内耳の血流に影響し、めまいを起こしやすくすることがあります。
すぐに禁煙が難しい場合も、まずは本数を減らすことから始めてみましょう。
④ 規則正しい食事をする
食事を抜いたり、水分不足になると、ふらつきや立ちくらみにつながることがあります。
規則正しい食事と、適度な水分補給を心がけましょう。
なお、水分や塩分の制限を指示されている方は、主治医の指示を優先してください。
⑤ 飲酒は控えめに
過度の飲酒は、睡眠の質や生活リズムを乱し、めまいにつながることがあります。
飲み過ぎには注意し、体調が悪い時は無理をしないようにしましょう。
⑥ 旅行前は無理をしない
長時間の移動や、ハードな旅行スケジュールで、めまいが悪化することがあります。
めまいを繰り返している方は、旅行前に主治医へ相談しておくと安心です。
⑦ 落ち着いてきたら少しずつ体を動かす
強いめまいがある時は無理をせず休むことが大切ですが、 症状が落ち着いてきたら、少しずつ普段の生活に戻していくことも大切です。
長期間じっとしていることで、 かえってめまい感が続きやすくなる場合もあります。
ただし、転倒しそうな強いふらつきがある場合は無理をせず、 医師の指示に従いましょう。
セルフケアを続けても症状が改善しない場合や、日常生活に支障がある場合は、医療機関へ相談しましょう。
メニエール病で有酸素運動を勧められた方
メニエール病はストレス対策と有酸素運動が有効だと言われています。
その効果を調べた論文では、心拍数100〜120の少し息が上がる運動を、1時間程度行っています。
と聞くと、大変そうに思えるかもしれませんが、できるところから、取り入れてみられてはいかがでしょうか?
Q&A|鼻血が出た時はどうしたらいい?
Q&A|鼻血が出た時はどうしたらいい?
突然鼻血が出ると、びっくりしてしまいますよね。
まずは慌てず、少し前かがみになって、小鼻を押さえましょう。
結論:
鼻血が出た時は、上を向かずに、鼻のやわらかい部分を5〜10分ほど押さえ続けます。
鼻血が出た時の止め方
① 少し前かがみになります
上を向かず、少し前かがみになります。 血がのどへ流れ込むのを防ぐためです。
② 小鼻を押さえます
鼻のやわらかい部分、小鼻を親指と人差し指でしっかり押さえます。
③ 5〜10分ほど押さえ続けます
途中で何度も確認せず、そのまま押さえ続けましょう。
やってしまいがちなNG行動
- 上を向く
- すぐに鼻を離して確認する
- 強く鼻をかむ
- 鼻にティッシュを奥まで詰め込む
特に「上を向く」はよく知られていますが、血がのどへ流れてしまうことがあります。
また、強く鼻をかむと、再び出血しやすくなることがあります。
鼻血のよくある原因
- 鼻を触る・ほじる
- 強く鼻をかむ
- 鼻炎や花粉症
- 空気の乾燥
- 風邪
鼻の入り口近くの血管は浅い場所にあり、刺激で出血しやすいことがあります。
子どもの鼻血で大切なこと
子どもは、鼻を触るクセや、鼻炎・乾燥などで鼻血が出やすいことがあります。
叱るよりも、 「鼻はやさしく触ろうね」 「強くかまないようにしようね」 と声をかけてあげましょう。
こんな時は受診を
- 20分以上止まらない
- 何度も鼻血をくり返す
- 大量に出血している
- 顔をぶつけた後に鼻血が出た
- ふらつきや息苦しさがある
- 血液をサラサラにする薬を飲んでいる
特に、何度も繰り返す場合や止まりにくい場合は、耳鼻科などへ相談しましょう。
まとめ
- 鼻血が出た時は、少し前かがみになります
- 小鼻を5〜10分押さえ続けましょう
- 上を向いたり、強く鼻をかんだりしないようにしましょう
- 繰り返す鼻血や止まりにくい鼻血は受診しましょう
気になる症状や、お薬との関係が心配な場合は、医師・薬剤師へご相談ください。
鼻をかむ時のポイント
鼻は強くかんだ方がいいですか?
鼻水が多い時は、つい強く鼻をかみたくなることがあります。
しかし、強く何度も鼻をかむと、鼻や耳に負担がかかることがあります。
結論:
鼻は、強く一気にかむよりも、片方ずつやさしくかむのがおすすめです。
強くかみすぎるとどうなる?
鼻を強くかみすぎると、鼻の中の粘膜に負担がかかります。
また、鼻と耳は奥でつながっているため、強い圧が耳に伝わることがあります。
- 耳がつまった感じがする
- 耳が痛くなる
- 鼻血が出やすくなる
- 子どもでは中耳炎につながることがある
鼻をかむ時のポイント
- 片方の鼻を押さえて、片方ずつかむ
- 一気に強くかまず、やさしくかむ
- 出にくい時は、何回かに分ける
- 鼻をかんだ後は、鼻まわりをやさしく拭く
鼻水を無理に出し切ろうとせず、鼻や耳に負担をかけないことが大切です。
鼻まわりのケアも大切です
鼻を何度もかむと、鼻の下が赤くなったり、ヒリヒリしたりすることがあります。
- やわらかいティッシュを使う
- こすらず、押さえるように拭く
- 乾燥が気になる時は、保湿をする
子どもでは特に注意しましょう
子どもは鼻と耳の距離が近く、鼻を強くかむことで耳に負担がかかりやすいことがあります。
「強くかんで」と声をかけるよりも、 「片方ずつ、やさしくフーッと出そうね」 と伝えるとよいでしょう。
「鼻すすり」もしないように、教えてあげましょう。
こんな時は相談を
- 耳が痛い
- 耳がつまった感じが続く
- 鼻血をくり返す
- 黄色や緑色の鼻水が続く
- 発熱や強い頭痛がある
このような場合は、耳鼻科など医療機関へ相談しましょう。
まとめ
- 鼻は強く一気にかまず、片方ずつやさしくかみましょう
- 強くかみすぎると、鼻や耳に負担がかかることがあります
- 子どもでは中耳炎にも注意が必要です
- 耳の痛みや鼻血が続く場合は、医療機関へ相談しましょう
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私自身、小さい時に中耳炎を繰り返していました。あのときに、鼻すすりと鼻のかみ方を知っていれば、という思いでお伝えします。










