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連日の猛暑が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
熱中症による救急搬送も連日報道されています。
熱中症をふせぐための鍵の一つは、適切な水分補給です。
こまめな水分補給をお願いします。

頓服薬(とんぷくやく)とは?
頓服薬(とんぷくやく)とは、 決まった時間ではなく、症状がある時に使う薬のことです。
「熱が高い時」「痛みがある時」「眠れない時」など、 必要なタイミングで使用します。
まず大切なポイント
✅ 「症状がある時」に使う薬です
✅ 使うタイミングを確認しておきましょう
✅ 効かないからといって、続けて飲まない
✅ 薬ごとに使用間隔が決まっています
頓服薬は「どんな時に使うか」が大切です
頓服薬は、「いつ飲むか」がとても重要な薬です。
薬によって、
- 熱が高い時
- 痛みが強い時
- 眠れない時
- 発作が起きた時
など、使用するタイミングが異なります。
注意
⚠ 効かないからといって、すぐ追加で飲まない
⚠ 指示された回数・間隔を守る
⚠ 「どんな時に使う薬か」を確認しておく
主な頓服薬の例
🌡 解熱剤(熱さまし)
通常、熱が高く、つらい時に使用します。
一般的には、38.5℃以上で体がきつい場合などに使われます。
続けて使用する場合は、通常3〜4時間以上間隔をあけます。
💥 鎮痛剤(痛み止め)
頭痛・腹痛・歯痛など、痛みがある時に使用します。
こちらも、続けて使う場合は間隔を守ることが大切です。
薬によって使用間隔は異なりますので、説明を確認してください。
🚻 下剤
便秘の時に使用します。
寝る前に飲むことで、翌朝の排便を期待して使用されることがあります。
ただし、薬によって効き始める時間は異なります。
🌙 睡眠剤
眠れない時に使用します。
自己判断で量を増やさず、指示された量を守りましょう。
服用後は、車の運転などに注意が必要な場合があります。
❤️ 狭心症発作止め(舌下錠)
狭心症の発作時に使用する薬です。
舌の下や、歯ぐきと頬の間に入れて使います。
口の粘膜から直接吸収されるため、比較的速く効果が現れます。
かみ砕いたり、飲み込んだりしないように注意してください。
「頓服」の意味、誤解していませんか?
「頓服」は、
“症状がある時に使う”
という意味です。
「毎食後に飲む薬」とは違います。
正しく理解して、安全に使用しましょう。
今日のポイント
✅ 頓服薬は「症状がある時」に使う薬
✅ 薬ごとに使用タイミングが違う
✅ 使用間隔を守る
わからないことがあれば、薬剤師へご相談ください。
参考資料
国立国語研究所「病院の言葉」委員会: 「病院の言葉」をわかりやすくする提案(平成21年3月)
チーム医療とは?
「チーム医療」という言葉を、どこかで聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
これからの医療において、とても大切な考え方です。
チーム医療とは、病院や地域で、多くの医療職が協力しながら患者さんを支える医療のことです。
チーム医療とは、
複数の医療スタッフが連携して、
患者さんの治療やケアにあたることです。
病院には、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・リハビリスタッフなど、 さまざまな専門職が働いています。
それぞれが専門性を活かしながら、 患者さんを中心に情報を共有し、 協力し合うことで、より良い医療につながります。
患者さんやご家族も「チームの一員」
現在では、 患者さんやご家族も、 医療チームの大切な一員と考えられています。
医療スタッフだけで治療を決めるのではなく、 患者さん自身の希望や生活も大切にしながら、 一緒に治療やケアを考えていきます。
患者さんやご家族も、チーム医療の一員です。
地域で支える「チーム医療」
最近では、「病院の中だけ」で完結するのではなく、 地域全体で患者さんを支える考え方が広がっています。
入院前後の医療機関との連携、 在宅医療、 介護・福祉との協力など、 地域全体で支えることが重要です。
医療と介護・福祉の連携 も大切なテーマとなっています。
まちの薬局も、 地域におけるチーム医療の一員として、 患者さんの生活を支えることを目指しています。
薬剤師に期待される役割
厚生労働省では、 チーム医療の中で、 薬剤師が担う役割についても示しています。
- 薬の種類や使い方について提案する
- 副作用や効果を確認する
- 服薬指導を行う
- 在宅医療で薬を支える
- 抗がん剤などの安全な調製を行う
- 医療スタッフからの薬の相談に対応する
薬剤師も、 医師や看護師など多くの職種と協力しながら、 患者さんの安心・安全な治療を支えています。
参考資料
[1] 厚生労働省医政局長通知: 「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」 医政発0430第1号、平成22年4月30日
[2] 厚生労働省: 「安心と希望の医療確保ビジョン」 平成20年6月
電子お薬手帳の基本的な機能については、こちらのページでお伝えしました。
トップページ >薬局・薬剤師とは? >処方せん調剤 >お薬手帳 >電子お薬手帳
ここでは、実際に使うときの使い方をご説明します。いろんな使い方があるので、ご自身の使いやすい方法、薬局などの対応状況によって、適切な方法を選んでいただくことができます。
また、電子お薬手帳アプリには、複数の種類がありますので、詳細は異なる場合があります。ここでは、基本的な仕組みをご説明します。

まずは、電子お薬手帳アプリに、処方薬などの情報を入力する方法です。
その1:データ入力
① 薬局で発行された QR コードを読み込む
スマートフォンのカメラを使い、QR コードを読み込んでいただくことで、薬の名前や注意事項を簡単に入力することが可能です。複数の ID を作っている方は、読み込みの時に、該当する人を選択してください。
・どこの薬局でも QR コードに対応しているのか?
パソコンで入力された領収書を発行している薬局であれば、ほぼ対応可能です(である、はず)。QR コードの印刷場所は、領収書の下部や、薬剤情報提供書の下部、独立した紙など、さまざまですので、それぞれの薬局で発行してもらうときに、ご確認ください。
② 手入力
①や③ができない場合(対応していない薬局や、病院・診療所内で調剤を受ける場合。入院中の薬の記録など)、手入力をお願いします。文章で薬の名前を入力してください。アプリによって、写真を記録できる場合もあります。
③ 薬局からデータ送信
薬局から、調剤した医薬品の情報を、お使いの方の端末に送信するため、自動的に入力可能となり、入力の手間が楽です。
ただし、これを行うには、いくつかの条件があります。
(1) アプリ使用者(患者さん側)が、クラウドにデータを保管することに同意すること(アプリの設定やインストール時の同意事項)
(2) 薬局が、データ送信可能な電子お薬手帳のシステムに加盟していること
(3) アプリ使用者が、薬局が患者さんのデータにアクセスする許可を与えること(永続的な許可と一時的な許可の二種類があります)
・使用者と薬局が使用する電子お薬手帳アプリが違うとできないのか?
「e薬Link」に加盟している電子お薬手帳アプリであれば、相互に参照することが可能です。


携帯していただいた情報、安心・安全の医療をうけるために、医療機関で見せてください。
その2:医療機関で見せる
① アプリの画面を見せる
画面に薬の内容がわかる画面を表示させた状態で、提示してください。医療機関側では、患者さんの許可なく、携帯の操作をすることはありません。
入院された時など、内容を確認するために、時間を要することも考えられます。その場合、長時間携帯をお預かりすることは、不都合がある場合もあります。その対策として、入院前に、紙媒体で服用薬一覧がわかるものを用意しておくことをおすすめします。具体的には、保管しておいた薬剤情報提供書や明細書を見せる、もしくは、薬局に伝えて、紙に印刷してもらう、などの方法があります。
② データを見せる
その1の③と同様に、データ利用を許可いただいていて、薬局が電子お薬手帳のシステムに加入している場合、薬局が情報保管場所に保存された患者さんの薬の情報を参照することが可能です。この場合、スマホ端末を、医療機関に渡す必要がありません。



電子お薬手帳の課題
電子お薬手帳は、主に、処方せんを受け付けて医薬品を調剤している保険薬局が、すすめている仕組みです。ただし、お薬手帳の情報が必要なのは、病院・診療所、歯科診療所、訪問看護ステーション、介護施設など、多岐にわたります。このような薬局以外の施設では、十分に周知されていない点もあるかもしれません(そのあたり、活用をお手伝いするのは、薬剤師としての、今後の課題のひとつです)。患者さんご自身はもちろん、どの職種の方にも、適切に情報を活用していただきたいと思っています。
また、救急時に、スマホ端末にパスワードロックがかかっていると、せっかくの必要な情報がわからない、という問題もあります。
その解決策のために、当薬局では、紙のお薬手帳と電子お薬手帳を併用することをおすすめしています。
病院・診療所、歯科診療所、訪問看護ステーション、介護施設など、どの施設でも、ご自身の情報を提示してください。適切な医療・介護うけるために、必要なことです。ご面倒ですが、ご理解とご協力の程、お願いいたします。
薬局・薬剤師とは? >医薬品の提供
医薬品は、医師による診断に基づき処方される「医療用医薬品」と、薬局・薬店・ドラッグストアなどで(助言を受けて)自分で選んで買うことができる「一般用医薬品(OTC)」と「要指導医薬品」に分類されます。
一般用医薬品は、さらに、安全性などの観点から第一類から第三類に分類され、販売方法が異なります。


セルフメディケーション
セルフメディケーション(Self-medication)とは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な体の不調は自分で手当てすること」(世界保健機構(WHO))と定義されており、つまり、健康に関心を持ち正しい知識の元、普段から健康習慣に気をつけ、市販薬(OTC薬、要指示医薬品)を上手に使うことを指します。もちろん、必要に応じて医療機関にかかることが重要ですが、上手にセルフメディケーションをすることで、医療費の低減が期待できます。
大切なことは、病院にかかるべきところを正しく見極めることです(病院にかかるべきタイミングを逃さない)。つまり、病院に行く時間がないときなどは、セルフメディケーションは便利ですが、診察を受ける必要があるときには、市販薬を使うのではなく、病院・診療所を受診するということです。薬局としては、この見極めもお手伝いしたいと考えています。
薬剤師による「〇日服用して症状が変わらなければ、必ず病院を受診してください」「薬をお売りすることはできません」の言葉の裏には、正しく医療機関を受診していただきたいという願いがあることを、ご理解ください。
【追記】平成29年1月1日以降、一部の一般用医薬品について、医療費控除が認められるようになりました。ぜひ、ご確認ください。
※セルフメディケーション税制による医療費控除は、現行の医療費控除とは重複できませんので、ご注意ください。
参照)「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について」(LINK) (厚生労働省 HP より)




