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これまでに、飲み薬の正しい飲み方をお伝えしました。
これからは、なぜ、飲み合わせが悪いのかをお伝えしたいと思います。
◯グレープフルーツジュース
グレープフルーツジュースは、図にあげているだけでなく、いろんな種類の薬に影響する可能性がありますので、薬を飲んでいる間は注意が必要です。
なぜ?
薬の作用が強くでて、よくない作用が起こる可能性があるからです。
口から飲んだ薬は、大半が小腸から吸収され全身を巡って、薬としての効果を発揮します。
その過程で、体にとっては薬は異物ですので、体から外に出そうとする働きが作用します。これが、いわゆる解毒反応である「代謝」と、体外に出す働きである「排泄」の過程です。
グレープフルーツに含まれる成分は、この「代謝」の働きを邪魔します。
そのため、薬が長く体内に残るため、薬の効き目が強く出過ぎてしまいます。
さらに注意すべき点としては、この「邪魔」する働きは、長く続くという点です。邪魔する成分は、しっかりと付着してしまうので、邪魔も長く続いてしまいます。
・ジュースでなけれは、果肉を食べるのは良い?
果肉も×です。
当初は、果皮の部分にその成分があるのでは?と思われていたこともあったのですが、果肉に含まれる成分が原因だということがわかってきました。
ジュースを飲むのも、果肉を食べるのも、×です。
・他の柑橘類は?
グレープフルーツと近いものに、ザボン(ぶんたん)があります。これも×です。
原因となる成分が含まれていることがわかっています。
グレープフルーツで影響を受ける薬は、非常にたくさんあります。
中には、薬の量が少し変わると影響が大きい薬も中にはあります(免疫抑制剤の一つ)。
もちろん、薬の中には、グレープフルーツを食べていても影響は全くない薬もあります。
ただし、影響を受ける薬の種類は多いため、
基本的には、薬を飲んでいるときは、グレープフルーツ(及び、ざぼん類)は、食べないように!
お願いします。
ここでお話ししていることは、あくまでも薬を使っている期間のお話しです。
グレープフルーツはとても美味しいです。
私も大好きです。
薬を飲んでいない時は、ぜひ、食べてください!
これまでの記事も、参考になさってください。
2021.12.07 【薬の使い方】薬の正しい飲み方と、そのわけ
2021.12.08 【薬の使い方】飲み合わせが悪い薬がある飲料は?
2021.12.09 【薬と飲み物の相互作用】グレープフルーツ
2021.12.13 【薬と飲み物の相互作用】ミネラルウォーターで飲んではダメな薬?【特別編】
こんにちは。こはく堂薬局です。
12月6日に投稿した記事「【薬の使い方】その薬、どう飲みますか?」の回答から。
アルコール飲料
グレープフルーツジュース
炭酸飲料
青汁
この飲み物のうち、飲み合わせが悪い薬があるのは、どれでしょうか?という質問
実は、
「全部」何かしらかの、飲み合わせが悪い薬があります。
極端な作問で申し訳ありません。
薬にもいろんな種類の薬があります。薬が体内に入ってから、外に出ていくまで、どこかの過程で影響を与える可能性があります。
与える影響の強さも様々です。影響がないものから、少しだけ影響がある場合、大きく影響する場合、
または、薬そのものが、厳密に調節をしないといけない薬の場合は、少しの影響でも見逃せません。
なので、基本的には、「水か白湯」で飲んでください、と説明するわけです。
これまでの記事も、参考になさってください。
2021.12.07 【薬の使い方】薬の正しい飲み方と、そのわけ
2021.12.08 【薬の使い方】飲み合わせが悪い薬がある飲料は?
【薬の使い方】薬の正しい飲み方と、そのわけ
「薬は水で飲みましょう」と言われたことがある方は多いと思います。
でも、なぜ水で飲む必要があるのでしょうか?
今回は、薬の基本的な飲み方と、その理由について、わかりやすくご紹介します。
飲み薬の基本
飲み薬は、基本的に
コップ1杯程度の水、または白湯で飲む
ことをすすめています。
「そんなの当たり前では?」と思うかもしれません。
中には、
- 水なしでも飲める
- 少しだけ水を飲めば大丈夫
という方もいらっしゃるでしょう。
ですが、実は「しっかり水で飲むこと」には、大切な意味があります。
なぜ「コップ1杯」なの?
薬は、口から飲んだあと、
食道 → 胃 → 小腸
へと運ばれていきます。
多くの薬は、小腸で吸収され、血液にのって全身へ運ばれます。
水には、大きく2つの役割があります
① 薬をしっかり運ぶ
十分な水で飲むことで、
- 口の中
- のど
- 食道
などに薬がくっつきにくくなります。
特にカプセル剤は、水が少ないと貼りつきやすいことがあります。
カプセルを少し濡れた指で触ると、くっついた経験はありませんか?
薬も同じように、唾液や水分が少ないと粘膜に付着しやすくなります。
特に高齢者では、
- 唾液が少ない
- 飲み込む力が弱くなる
こともあり、薬が食道に残りやすくなる場合があります。
② 薬を溶かして、吸収しやすくする
薬は体の中で、
- 崩れる
- 溶ける
- 吸収される
という過程を経て、効果を発揮します。
水が少ないと、薬が十分に溶けず、
- 効果が弱くなる
- 効き始めが遅くなる
ことがあります。
水が少ないと、どうなるの?
薬が口や食道に残ると、
- 食道の炎症
- 胸の痛み
- つかえ感
などの原因になることがあります。
また、薬が正しく吸収されず、期待した効果が得られないこともあります。
なぜ「水か白湯」なの?
飲み物によっては、薬と相性が悪いものがあります。
組み合わせによっては、
- 薬の効き目が弱くなる
- 効きすぎる
- 副作用が出やすくなる
ことがあります。
そのため、基本的には
「水」または「白湯」
で飲むことがすすめられています。
例外もあります
「必ずコップ1杯の水で飲まなければいけない」というわけではありません。
例えば、
- 心不全
- 腎臓病
などで、水分制限がある方もいらっしゃいます。
そのような場合には、
- 少ない水でも飲みやすい薬
- 飲み込みやすく工夫された剤形
などが使われることがあります。
また、飲みやすさを考えて、あえて水以外で飲むことをすすめられるケースもあります。
飲みにくさは、遠慮なく相談を
薬について、
- 飲み込みにくい
- のどにつかえる
- 粉薬が苦手
- 水がたくさん飲めない
など、困っていることがあれば、ぜひご相談ください。
薬には、
- 小さい錠剤
- ゼリータイプ
- 粉薬
- 液剤
など、さまざまな工夫があります。
「ちゃんと飲めること」も、治療ではとても大切です。
まとめ
飲み薬を水で飲むのは、
- 薬を安全に届けるため
- 正しく吸収させるため
という大切な意味があります。
基本は、
✅ コップ1杯程度の水か白湯
✅ 水なしで飲まない
✅ 気になることは相談する
薬について困ったことがあれば、お気軽に薬剤師へご相談ください。
こんにちは。こはく堂薬局です。
病気の治療のためや、症状を和らげるため、大切な薬ですが、
その期待する効果を得るために、正しく使うことも、非常に大切です。
ここでは、薬の正しい使い方と、その「なぜ」について、
できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
そこで、さっそく、クイズです。
画像に、いくつかの飲料をお示ししました。
この中には、飲料と飲み合わせが悪い薬があるものがあります。
どれだと思いますか?
でも、実は、例示した飲料だけではないんです。。。。
アスリートの皆さんの日頃の成果を発揮される姿には、心から尊敬と感動を覚えます。
そんなスポーツのフェアプレーの精神を尊重し、自分の身体を守るため、
気をつけないといけないことのひとつに、“アンチ・ドーピング”があります。
中でも、“うっかりドーピング”には注意が必要です。
病気の治療のために使用した医薬品が、実はドーピングで禁止されていた!という事例のことです。
病気の治療目的で使用したとしても、
競技能力に影響を与える可能性がある薬や方法は、
世界アンチ・ドーピング規程で、禁止物質・禁止方法として規制されています。
目的が治療目的かどうかは関係ありません。
スポーツをする皆様には、アンチ・ドーピングの観点から、禁止物質・禁止方法を使わない治療をしなければなりません。
その世界アンチ・ドーピング規定は毎年1月1日に改訂されます。
2022年1月1日からの改訂内容のうち、注意すべき点の一つを今回ご案内します。
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「S9. 糖質コルチコイド」の規則が厳格化されます
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「糖質コルチコイド」とは、いわゆる副腎皮質ステロイド薬と言われ、
過剰な免疫反応や炎症反応を鎮めるために、いろんな疾患の治療で使われています。
今までは、「全身に作用を及ぼすような投与経路」が「競技会検査」で禁止されていました。
(2021年12月まで)経口、経直腸、静脈注射、筋肉注射
(2022年1月から)
・全ての注射経路が禁止になりました(局所注射も禁止経路に加えられました)
・ウォッシュアウト期間が定められました
「ウォッシュアウト期間」とは、体内に入った物質が、尿や便中など、体外に出てしまうまでに要する期間のことです。
つまり、競技会の時に禁止物質が体内に残っていない状態を保つため、大会が近くなったら注意が必要です。
詳しい内容は、2022年の世界アンチ・ドーピング規程の日本ご飯が正式に公開されてからお伝えしたいのですが、一つだけ。
薬局薬剤師が声を大にしてお伝えしたいのが、「トリアムシノロン アセトニド」という物質です。
なぜ、これをあげるかと言うと、市販されていることがあるからです。
もちろん、この薬には治療には良い薬です。
市販薬として使われる場合、口内炎の治療薬として、塗り薬や口内に貼る薬として、市販されている薬に、「トリアムシノロン アセトニド」を含むものがあります。
しかし、これは
大会前の30日以内には、使ってはいけません!
口内に使うための、塗り薬・貼り薬であってもです。
軟膏などは、使った後も家に置いておいて、調子が悪くなると自己判断で使う・・・
という使い方をされることがあります。
そのような使い方をしてはいけません!
ただし、治療目的で使用するため、禁止物質を使わないと治療できない!という場合には、申請をして認められたら、使用できる場合があります。治療を受けているところで、しっかりと相談されてください。
スポーツマンの方は、市販薬を購入するときにも、必ずお薬手帳を持参されてください。
そして、お薬手帳には、「ドーピング禁止物質でないか確認してください」とあらかじめ書いておくと安心です。
心配なことは、ご相談ください。
注釈)
*1 世界アンチ・ドーピング規程・・・世界ドーピング防止機構(WADA)が定めたルール。毎年1月1日に改訂される。日本ドーピング防止機構(JADA)が日本語版を作成している。
*2 競技会検査・・・禁止物質・禁止方法は、“常に禁止されるのか”、“競技会検査で禁止”されるのか、二つに分類されています。世界レベルで活躍しているトップアスリートは、競技会外検査の対象であるため、常にアンチ・ドーピングの注意が必要です。
*3 治療目的での使用・・・治療のために必要な場合、全てを禁止するものではあります。その場合、TUE(治療使用特例)申請を行い、認められると使用できる場合があります。
これまでに書いた記事も、よろしければ、ご参照ください。
こはく堂薬局のホームページ >薬局・薬剤師とは >スポーツファーマシスト
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Special thanks
◯イラスト:イラスト AC https://www.ac-illust.com(阿部モノさん、miyukiiiさんのイラストをお借りしました)














