2021/01/02 12:00
マスクについて、考えてみましょう①
◯ 知っておいてほしいこと
- 2歳以上の方は公的な場所に出かける時、同居者以外の人が周囲にいるときには、マスクをつけましょう
- マスクを着用することは、あなた自身を守るだけではなく、周囲の人を守ることにつながります。みなさんでマスクを着用することが最善の効果をもたらします。
- マスクとソーシャルディスタンスの確保は、どちらかだけ、ではなく、両方とも行いましょう。他者との距離を保てば、ソーシャルディスタンスを取らなくても良い、というものではありません。特に、室内で、周囲に同居者以外の人がいるときは、気をつけましょう。
- マスクに触ったり、マスクを外したりしたあとは、石鹸と流水で20秒以上の手洗い、または、手指消毒薬(最低でも70%アルコール)で消毒しましょう。
- 屋外で周囲に人がいない時や、同居者と一緒にいる時には、マスクを着用しなくても良い場合があります。ただし、地域によっては、公的な場所に外出するときに、マスク着用を義務付けている地域もありますので、地域の規則を確認してください。
- CDC は、これからも多種のマスクの効果を研究し、新しい科学的知見に基づいて推奨をアップデートしていきます。
情報元)"Considerations for Wearing Masks", 2020年12月18日公開.
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/prevent-getting-sick/cloth-face-cover-guidance.html
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関連記事一覧)
(1) マスクについて考えてみましょう①(記事へのリンク)、令和3年1月2日.
(2) マスクについて考えてみましょう② 〜マスクのエビデンス〜(記事へのリンク)、令和3年1月3日.
(3) マスクについて考えてみましょう③ 〜マスクつける?つけない?〜(記事へのリンク)、令和3年1月4日.
(4) マスクについて考えてみましょう④ 〜マスクの種類(総説)〜(記事へのリンク)、令和3年1月5日.
(5) マスクについて考えてみましょう⑤ 〜マスクの種類(各論①)〜(記事へのリンク)、令和3年1月6日.
(6) マスクについて考えてみましょう⑥ 〜マスクの種類(各論②)〜(記事へのリンク)、令和3年1月7日.
(7) マスクについて考えてみましょう⑦ 〜マスクの適応策・代替策〜(記事へのリンク)、令和3年1月8日.
(8) マスクについて考えてみましょう⑧ 〜二酸化炭素と寒気〜(記事へのリンク)、令和3年1月9日.
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訳者のひとこと)
現在では、もはや当たり前になっているマスク。
当たり前とはいえ、それなりに「我慢」して、着用していただいているものですので、
理屈を納得した上で着用できると良いなと思い、この記事を紹介します。
このように CDC の指針では、同居者とそれ以外を分けて記載されています。同居者はある程度の接触が普段からあるため、「家庭内に持ち込ませない」ということを念頭にした指針だと思います。もちろん、日本では、家庭内感染を防ぐために、家庭内でも(ハイリスクの方がいる場合には特に)、感染拡大防止策をとることの重要性が言われています。
大切なことは、原則を理解した上で、リスクに応じて、各自が納得して対策することだと思っています。
指針に、マスクを外せる状況も記載されているように、ON/OFF の切り替えが必要です。
次回は、マスク着用のエビデンスを紹介します。
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2021/01/01 12:00
新年あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。
みなさまの願いがかなう一年になることを、心よりお祈りします。
感染症終焉の願いを込めて、CDC の情報を訳し(日本の状況に合う様に若干編集したうえで)、お届けしようと思います。
2020/12/21 09:00
【コロナ禍でも上手に受診するために】予定の立て方
コロナ禍の中、リスクを避け、ご自身の健康づくりを助けるために、いくつかポイントがあります。
ここでは、事前に予定をたてるときの工夫をお知らせします。
ここでいう「予定」とは、健康診断などのことです。
(もちろん、具合が悪くなるのは突然です。具合が悪いときの受診や定期的な受診のことは、ここでは触れませんのでご理解ください。)
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〇実施機関の工夫
実施機関では、十分な感染対策をとったうえで、健診・検診を実施しています。
・感染防御:会場の換気。職員のマスク着用や手指消毒。職員の健康管理。
<そこで、どのようなことに注意したらよいでしょうか>
人数が制限されているため、予約がとりにくいことも予想されます。日程には余裕をもって、予約をとりましょう。
また、換気のため、会場の室温が低い可能性もあります。温度調整できるように、羽織れる上着を準備しましょう。
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〇受診者への協力願い
健診を受ける方の協力も欠かせません。検査を受けるときには、いくつかの注意点があります。
健診・検診に係わる8学会が合同で定めたマニュアルを見ると以下のように書かれていますので見てみましょう。
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下記の事項にあてはまる方は、当日、受診できない可能性があります。
▢ いわゆる風邪症状が持続している方
▢ 発熱(平熱より高い体温、あるいは体温が 37.5℃以上を目安とする。)、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁、鼻閉(鼻づまり)、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気、嘔吐、味覚障害、嗅覚障害などの症状のある方
▢ 過去 2 週間以内に発熱(平熱より高い体温、あるいは体温が 37.5℃以上を目安とする。)のあった方
▢ 2 週間以内に、法務省・厚生労働省が定める諸外国への渡航歴がある方(およびそれらの方と家庭や職場内等で接触歴がある方)
▢ 2 週間以内に、新型コロナウイルスの患者やその疑いがある患者(同居者・職場内での発熱含む)との接触歴がある方
▢ 新型コロナウイルスの患者に濃厚接触の可能性があり、待機期間内(自主待機も含む)の方
・上記症状が続く場合、あるいは基礎疾患(持病)の症状に変化がある方は医療機関にご相談ください。
・新型コロナウイルスに感染すると悪化しやすい高齢者、糖尿病・心不全・呼吸器疾患の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方には、受診延期も考慮する場合があります。
当日は、健診会場でのマスク着用、アルコールなどによる手指消毒、検温への協力依頼を受ける可能性があります。
また、帰宅時には、必ず、うがい・手洗いをしましょう!
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<そこで、どのようなことに注意したらよいでしょうか>
・普段からの体調管理に注意しましょう。毎朝の体温測定は、客観的に自分の事を知る助けになります。
・日常生活を超えて人と接触する予定がある場合、予定後2週間をさけて健診の予約をとりましょう。
その際、移動時には感染防御に注意を払っていただくとともに、念のため、ご自身の体調変化にも気を配りましょう。
※「日常生活を超えて」とは、遠隔地(感染流行地域に注意しましょう)に行くことや帰省した人との接触などをさします。
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遠出する予定がある方には、感染対策をとったうえで計画をたてましょう。
長崎県のホームページ内の、 「感染者が拡大している地域について」には、外出するときの注意点もまとめられていますので、ご確認ください。
やむを得ない外出のおともには、COCOA を活用しましょう。
参考資料)
[1] (一社)日本総合健診医学会、(公社)日本人間ドック学会、(公財)結核予防会、(公社)全国労働衛生団体連合会、(公財)日本対がん協会、(公社)全日本病院協会、(一社)日本病院会、(公財)予防医学事業中央会「健康診断実施時における新型コロナウイルス感染症対策について」、令和2年5月4日改正.
2020/11/20 08:10
【コロナ禍でも上手に受診するために】発熱などの症状のある方へ
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行が懸念される中、
医療機関の受診もどうしたら良いか迷っていらっしゃる方も多いと思います。
長崎県から、発熱などの症状があるときの対応がしめされました。
以前の方針から(https://kohakudo589.com/info/3487560)から、変更されました。
○ かかりつけ医や相談できる医療機関がある場合
→かかりつけ医や相談できる医療機関へ、事前に電話してから受診(指示にしたがってください)
○相談先がない場合
→長崎受診・相談センターへ電話相談しましょう。個別に話を伺ったうえで、対応を指示していただけます。
0120-409-745
相談するときには、熱の状況(いつから、何度のねつがあるか)、感染症流行地域への滞在歴などを伝えられるようにしてから、電話をかけると安心です。
2020/09/05 12:00